アミノ酸のはたらきや特長

必須アミノ酸9種を含む主なアミノ酸12種について、各々のはたらきや特長をご紹介します。

ロイシン

ロイシン

必須アミノ酸、BCAAのひとつ。主に筋肉で代謝され、運動時のエネルギー源として利用されます。筋肉のタンパク質合成を促進したり、タンパク質の分解を抑制することが知られています。

このアミノ酸の効果
筋量増加・筋肉疲労回復・持久力強化
このアミノ酸が多く含まれる食材
牛肉・豚肉などの肉類、さんま・マグロなどの魚類、牛乳・チーズなどの乳製品、大豆など

バリン

バリン

必須アミノ酸、BCAAのひとつ。主に筋肉で代謝され、運動時のエネルギー源として利用されます。

このアミノ酸の効果
筋量増加・筋肉疲労回復・持久力強化
このアミノ酸が多く含まれる食材
牛肉・豚肉などの肉類、さんま・マグロなどの魚類、牛乳・チーズなどの乳製品、大豆など

イソロイシン

イソロイシン

必須アミノ酸、BCAAのひとつ。主に筋肉で代謝され、運動時のエネルギー源として利用されます。組織への糖の取り込みに作用し、血糖値の調節に働くことが知られています。

このアミノ酸の効果
筋量増加・筋肉疲労回復・持久力強化
このアミノ酸が多く含まれる食材
牛肉・豚肉などの肉類、さんま・マグロなどの魚類、牛乳・チーズなどの乳製品、大豆など

リジン

リジン

代表的な必須アミノ酸。パン食(小麦)で不足しがちなアミノ酸です。不足すると、成長障害や重篤な場合には生命に影響を与えることなどもあります。

このアミノ酸の効果
成長促進
このアミノ酸が多く含まれる食材
大豆、牛乳・チーズなどの乳製品、牛肉・豚肉などの肉類、魚類など

スレオニン

スレオニン

必須アミノ酸。酵素の活性部位などを形成するのに用いられます。成長と新陳代謝を促し、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎ脂肪肝を予防します。胃炎改善作用があり、食欲増強にも効果があります。

このアミノ酸の効果
新陳代謝促進・脂肪肝予防・食欲増進
このアミノ酸が多く含まれる食材
大豆、牛乳・チーズなどの乳製品、牛肉・豚肉などの肉類、さんま・マグロなどの魚類など

メチオニン

メチオニン

必須アミノ酸。アルコールからの肝機能保護、パーキンソン病の改善などの作用があるとされています。

このアミノ酸の効果
抗酸化
このアミノ酸が多く含まれる食材
牛肉・豚肉などの肉類、魚介類、卵、チーズなどの乳製品

ヒスチジン

ヒスチジン

必須アミノ酸。体内では成長に関わるほか、神経機能の補助、慢性関節炎の症状緩和、記憶力の向上、抗酸化作用、肥満予防などの作用があるとされています。

このアミノ酸の効果
成長促進、抗酸化
このアミノ酸が多く含まれる食材
かつお、まぐろ、かじき、かつお節

フェニルアラニン

フェニルアラニン

必須アミノ酸。肝臓でチロシンに変換され、ノルアドレナリンやドーパミンなどの興奮性の神経伝達物質をつくり出します。

このアミノ酸の効果
記憶・血圧上昇
このアミノ酸が多く含まれる食材
牛肉・豚肉などの肉類、魚介類、卵、チーズなどの乳製品

トリプトファン

トリプトファン

必須アミノ酸。脳内物質であるセロトニンの原料になる成分です。

このアミノ酸の効果
睡眠・精神安定
このアミノ酸が多く含まれる食材
大豆など

グルタミン酸

グルタミン酸

速効性のあるエネルギー源として利用されやすいアミノ酸のひとつです。 また昆布やトマトに豊富に含まれるうま味の成分でもあり、古くから日本食の出汁の成分として利用されてきました。様々な天然の食品に含まれています。

このアミノ酸の効果
エネルギー補給
このアミノ酸が多く含まれる食材
昆布、トマト、小麦

シスチン

シスチン

免疫機能の活性化、血管の若さを維持して動脈硬化予防などに働くグルタチオンを構成するアミノ酸です。シスチンの摂取でグルタチオン量は上昇し免疫力を活性化します。グルタミン酸誘導体であるテアニンと一緒に摂取すると、さらに免疫力が向上します。

このアミノ酸の効果
免疫力向上・動脈硬化予防
このアミノ酸が多く含まれる食材
シスチン:鶏肉などの肉類、エビや鮭などの魚介類など テアニン:茶葉など

アルギニン

アルギニン

血管を広げて血液を通りやすくするために、重要な役割を果たします(血管を広げるために必要な一酸化窒素はアルギニンから作られます)。からだの余分なアンモニアを除去するのに有効なアミノ酸です。免疫機能を高めることが報告されています。

このアミノ酸の効果
免疫力増強・疲労回復
このアミノ酸が多く含まれる食材
ごま、にんにく、大豆、枝豆など