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おだいどころ虎の巻#1 マキさん流シンプル調理の勘どころ

おだいどころ虎の巻#1マキさん流シンプル調理の勘どころ

2020/07/15

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食べるって楽しい!おいしく食べて、健康に過ごせたら幸せ♪「AJINOMOTO PARK」では、そんな気持ちに寄り添いたいという思いから、食に関するお役立ち情報や気づきを求め、さまざまな料理家さんとともに活動しています。

忙しい毎日、お料理はできれば効率的に、無駄なくこなしたいもの。「おだいどころ虎の巻」では、いつもキッチンに立つみなさんのそんな切実な思いにこたえるとっておきのアイデアを、その道のプロや賢者に伺います。

最初にご登場いただくのは、シンプルライフ研究家のマキさん。広告代理店で働きながら、ふたりの女の子を育てるワーママでもあるマキさんに、シンプル調理のコツを聞きました。

インタビューした人

シンプルライフ研究家

マキさん

7歳と12歳の女の子とご主人の4人暮らし。不要なものは持たず、ムダな家事はしない、シンプルな暮らしを綴ったブログ「エコナセイカツ」が話題に。『しない料理』(扶桑社)など、著書の累計発行部数は23万部。

https://www.econaseikatsu.com/

  1. 調理もツールもシンプルに。自分が「譲れるところ」を見極める
  2. 編集部でもやってみた!

01
調理もツールもシンプルに。自分が「譲れるところ」を見極める

マキさんが家事の効率化をはじめたきっかけは、ふたりめのお子さんを出産して、手が足りなくなったこと。

「仕事と子育ては手を抜けないから、見直すべきは家事だと思ったんです。とにかく効率化するために、モノを減らすことから始めました」

たとえば、菜箸やお玉が2種類あると、それだけで「どっちを使おう?」と悩む時間が生まれます。

「だから、キッチンツールは少数精鋭。ホームベーカリーやミキサーも手放して、手のかかるお料理は外食やテイクアウトで楽しむことにしました。私はそれほどお料理が好きじゃないので、このルールでまったく問題ありません(笑)」

自分にとってこだわりがない家事は、どんどん手放す。その潔さが、効率的な調理やキッチンを支えているようです。

虎の巻 其ノ一 シンプル調理で、味つけはセルフサービス

「お料理は、凝った味をつけようとするから大変なんです!」と、マキさん。

「食材をゆでたり炒めたりするだけなら、レシピも見なくて済むし、あっという間。平日は、フライパンひとつでできるお料理しかつくりません。味つけも、だししょうゆやポン酢をかけるくらいです」

時短におすすめの食材はオクラ、ブロッコリー、さやえんどう、トマト、ほうれん草、小松菜など。

「食事のときはタッパーのまま出せばOK。家族がセルフで調味料をつけながら食べています」

シンプル調理のコツは、“ほんの少し”いい食材を買うこと。

「いいものは、簡単な調理でじゅうぶんおいしいんです。たとえば、いい卵ならゆで卵や目玉焼きがすごくおいしくて…。だったら巻く手間を省いちゃえ!と、だし巻き卵は作らなくなりました(笑)」

虎の巻 其ノ二 調理はまとめて効率化する

シンプル化するだけでなく、調理そのものをなるべくまとめて済ませるのがマキさん流。

「野菜をゆでるときは、アクの少ないものから順番に。いちいちお湯を変えないので、15分もあれば3日分の下準備が完了します。あまったものは、おみそ汁に入れて無駄なく食べきれるのもいいですね」

野菜をまとめ買いし、一気にゆでることで下ごしらえの効率がさらにアップ。マキさんは食材宅配サービスを利用し、5日分をまとめて購入するという徹底ぶりです。

「つい新しい食材を買い足してしまい、古いものを腐らせてしまうことがないのもポイント」とマキさん。

虎の巻 其ノ三 「朝ごはんセット」「冷凍の軽食」を常備

マキさん家の朝食は、炭水化物にたんぱく質、野菜などをバランスよくまとめたワンプレートが基本。

「朝から面倒な調理をしたくないから、定番セットを冷蔵庫にストックしてあるんです。タッパーからおかずを盛りつけて、パンを焼いたらできあがり。迷う時間もなくなるし、簡単だから家族が自分で用意することもできますしね」

小学生の子どもたちは、塾に行く前に軽食が欠かせません。

「なにかと忙しい夕方は、さらに時短!信頼できる冷凍食品を活用しちゃいます」とマキさん。

02
編集部でもやってみた!

朝ごはんというと、日によってちゃんと料理できるときもあれば、そうでないときも…。そんななか、マキさん流シンプル調理との出会いは目からウロコ。

定番セットで朝のキッチン作業をシンプル化するべく、編集部の我が家でも、「常備菜+切るだけ・焼くだけ」のワンプレート朝ごはんをさっそく実践してみました。ある日の朝食では、「クノール® カップスープ」冷たい牛乳でつくる 栗かぼちゃのポタージュを添えて。

材料は前日から準備できるので、忙しい朝に「今日はなに作ろう」「どんな卵料理にしよう」と考える時間からも解放され、時短効果を実感!はじめから“しない”と決めておくことで、“できなかった感”をあまり感じることはありませんでした。

夏はスイカやとうもろこし、トマトを。涼しくなったころに、おいもやきのこが登場…。「シンプル調理を心がけることで、旬の食材のよさが際立ちますし、食を通じて季節の移り変わりを感じることも多い」と話すマキさん。

楽ちん&時短が叶うだけでなく、シンプルだからこそ豊かなお料理のコツ、ぜひご家庭でも取り入れてみてください。

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