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おいしさの相性を科学する【レモンサワー編】

おいしさの相性を科学する【レモンサワー編】

2020/07/23

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ご存知でしたか?味の素社が「おいしさ」の研究に本気で取り組んでいることを…。このコーナーでは、そんな研究の一端を体験していただこうと、お酒とおつまみの相性ぴったりの組合せを全5回シリーズでご紹介します。

食品研究所上席研究員として、「おいしさ」の相性も科学的に研究されている川﨑さん全面協力!人気のお酒にぴったりマッチするおつまみを取り上げ、おいしい理由やフードペアリングのアイデアについてわかりやすく解説します。

初回で取り上げるお酒は、蒸し暑い季節にごくごく飲みたい「レモンサワー」。話題の「レサワ」で、家飲み時間をアップデートしたいと思っている方必見です!

  1. 【香り×酸味×炭酸】でこってり料理がよりいっそうおいしく!
  2. レモンサワーにはこれ!家飲みを格上げするおいしいおつまみ3品

インタビューした人

味の素株式会社 食品研究所 上席研究員

川﨑 寛也さん

大学院博士課程修了後、2004年味の素株式会社に入社。プロの調理技術について作る側と味わう側の両面から研究。博士(農学)。NPO法人日本料理アカデミー理事。

01
【香り×酸味×炭酸】でこってり料理がよりいっそうおいしく!

レモンサワーの特徴は、レモンの清々しい香りと酸味、それに炭酸の爽快感。川﨑さんによると、組み合わせるおつまみによって、以下のような効果が期待できるのだそう。

油ものやニオイの気になる料理がさっぱり楽しめる!
炭酸は口に残った油を洗い流してくれる(WASH)ので、唐揚げやアヒージョなど油を使った料理と相性抜群なのだとか。さらにレモンの香りがにんにくや魚介類のニオイを抑えて、料理全体をまろやかにしてくれる効果も!

乙類焼酎とにんにく料理の新体験
レモンサワーはさらりとした飲み口の甲類焼酎で作るのが一般的ですが、最近では乙類焼酎を使用したクラフト系のレモンサワーも増えているのだそう。乙類焼酎は、芋や麦など原料の残り香が残るのが特徴。たとえば、にんにく料理に乙類焼酎を使ったレモンサワーを合わせれば、口のなかでそれぞれの香りが混ざり合って、まったく新しい香りの体験(NEW)ができるかも!

生姜料理との意外な共通点が織りなす相乗効果
生姜に含まれる「シトラール」と呼ばれる香気成分は、レモンにも含まれています。そのため、生姜料理とレモンサワーは似たもの同士。お酒と料理のほどよい調和が実現します(SHARE)。

参考:柴田書店「月刊専門料理 2016年2月号」

02
レモンサワーにはこれ!家飲みを格上げするおいしいおつまみ3品

心地よい炭酸の刺激と口いっぱいに広がるレモンの酸味と香り…。それだけでも十分おいしいレモンサワーですが、相性のよいおつまみと合わせるとさらにワンランク上の楽しみ方が可能に。川﨑さんのヒントをもとに、家飲みレモンサワーを“極める”ためのおつまみを、3つ厳選してご紹介します。


暑くてジメジメした季節には、爽快なレモンサワーがお似合い!ぜひ、「おいしさ」の相性の科学を家飲みに取り入れて、「おいしさ」のかけ算を実感してみてください。お酒とおつまみの相性を知ることで、食事の楽しみ方の幅がきっと大きく広がるはずです。

次回は、みんなが大好きな定番中の定番、「ビール」を取り上げます。2回目にして早くも真打の登場!?晩酌の楽しみ方がちょっとマンネリ気味という方は、こちらも要チェックです!

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