【特別コラボ】オタフクソース“お好み焼士マイスター”直伝!「豆腐のお好み焼き」を作ってみた

FOOD
2026.10.08
【特別コラボ】オタフクソース
“お好み焼士マイスター”直伝!
「豆腐のお好み焼き」を作ってみた

広島県に本社を置き、「お好みソース」で知られるオタフクソース株式会社。ソースだけでなく、お好み焼き専用の粉や天かす、青のりなども販売しており、社内には「お好み焼課」という部署もあるそうです。

そんなオタフクソース社のコミュニティ「オタフクラブ」と味の素パークがコラボし、お好み焼き料理教室を開催! オタフクソース社の “お好み焼士マイスター”春名陽介さんに、「ほんだし®」を使った「だし香る豆腐のお好み焼き」の作り方を教わりました。

役割:教えてくれた人 所属:オタフクソース株式会社 共創本部 お好み焼館 お好み焼課 課長 名前:お好み焼士マイスター・春名陽介さんさん

教えてくれた人

オタフクソース株式会社 共創本部 お好み焼館 お好み焼課 課長

お好み焼士マイスター・春名陽介さん

1999年オタフクソース入社。以降、「お好み焼課」ひとすじ。お好み焼き店の開業を支援する研修や指導、お好み焼き教室、レシピ開発、食材研究、日々お好み焼きを世界に広めるべく研鑽を重ねながら普及活動に努める。ほぼ毎日お好み焼きを食べ続ける「お好み焼き中心の日々」を送り、プライベートでは、お好み焼きに関わるとついつい仕事モードになり家族に注意をされる。子どもの頃の夢は、お好み焼き店の店主。

社内に3人しかいない“お好み焼士マイスター”

「子どもの頃からお好み焼きが大好きで、今もほぼ毎日お好み焼きを食べる」という春名さん。“お好み焼士”とは、「お好み焼きの知識や技術を習得している」と認定されたオタフクソース社の社内資格で、「マイスター」の称号を持つ人は社内でも3名だけなのだそうです。

春名さんの顔写真

春名さん「平日は、お好み焼き、焼きそば、たこ焼きなどの作り方をレクチャーしたり、レシピ開発メニューを試食したり、ほぼ毎日“粉もの”を食べています。仕事終わりに地元のお好み焼店に顔を出すこともありますし、土日は自宅のホットプレートで家族にお好み焼を作ってふるまうので、平均して週5~6日は食べていますね。先日は兵庫と大阪に旅行し、焼きそば、たこ焼き、お好み焼き各種を食べ歩きました。振り返ると全部、写真が茶色かったです」

そんなお好み焼き愛あふれる春名さんが、今回特別に開発したのが「だし香る豆腐のお好み焼き」です。

春名さんの顔写真

春名さん「お好み焼き専用の粉がないときも、家にある食材で簡単に作れるようにしました。絹ごし豆腐を使うため、ふわっとやわらかい食感です。最初は『本当に生地になるの?』と思うのですが、だんだんまとまってくるので安心してください。お子さまからご年配の方まで食べやすいお好み焼きだと思います」

解説付き!「だし香る豆腐のお好み焼き」の作り方

ここからは、春名さんの解説を交えながら、実際に「だし香る豆腐のお好み焼き」を作っていきます!

お好み焼きの材料の写真

材料(2枚分)

絹豆腐150g
小麦粉50g
「ほんだし®」8g(小さじ山盛り2杯)
豚バラ肉60g
キャベツ300g
卵2個
青ねぎ10g
「オタフクいか天入り天かす天華」20g
「オタフクお好みソース」100g
「オタフク青のり」、「ピュアセレクト®マヨネーズ」適量(好みで)

■生地を作る:豆腐ベースの生地に「ほんだし®」でうま味をプラス

手順1:ボウルに「ほんだし®」、水気をきった絹豆腐、小麦粉を入れ、スプーンで30回程度混ぜて生地を作る。

  • ボウルに材料が入ったところ

  • 生地を混ぜたところ

春名さんの顔写真

春名さん「まず、豆腐の水分が小麦粉全体にいきわたるようにスプーンで混ぜていきます。10回までに小麦粉を豆腐全体にまぶし、20回までに豆腐をくずしながら出てきた水分を全体的に混ぜ合わせ、30回までには粉っぽさがなくなりなめらかな生地となります」

――お好み焼きといえば、いわゆる「粉もん」の代表ですが、このお好み焼きでは小麦粉の量がとても少なくてびっくりしました! 生地に「ほんだし®」を加えるのはどんな意図があるんですか?

春名さんの顔写真

春名さん「このお好み焼きの生地は豆腐がベースです。だから小麦粉の量は2枚分で50gだけ。豆腐の水分を生かすので、水も加えません。『ほんだし®』を加えるのは、小麦粉や豆腐特有の香りをやわらげるためです。かつお由来のうま味とコク、そして塩味が入ることで、生地に複雑な味わいが生まれ、味がよくまとまります。顆粒なので、溶けやすく、生地になじみやすいのもメリットですね」

■具を切る:キャベツは細く短い「3mm×2cm」がポイント

手順2:キャベツは3mm幅の千切りにしてから2cm長さに切る。青ねぎは小口切りにする。

キャベツを切ったところ

――キャベツを3mm×2cmのサイズに切るのがポイントということですが、このサイズにはどんな理由があるのですか?

春名さんの顔写真

春名さん「細かいみじん切りだとお好み焼きの目が詰まり、焼いているときに蒸気が通りにくくなります。今回のように、細く短く切ることで、キャベツとキャベツの間に空間ができ、蒸気の抜け道ができてふっくら焼き上がるんです。だから、関西のお好み焼きの場合は、キャベツは細かすぎない方がいいですね。『千切りは?』というと、長すぎるキャベツが生地からはみ出て焦げてしまったり、丸く整えるのが難しくなります」

■混ぜる:生地に材料を加え、ボウルの底から混ぜる

手順3:生地にキャベツ、青ねぎ、天かす、卵を加えて混ぜ合わせる。

  • 具材が入ったところ

  • 混ぜたところ

――キャベツがたっぷりなので、これでまとまるの?と不安になりました。混ぜ方のコツはありますか?

春名さんの顔写真

春名さん「最初に混ぜた豆腐ベースの生地に比べてキャベツの量が多いので、不安になりますよね(笑)。でも、卵と天かすが加わるので大丈夫です! 天かすは水分を含むと生地になじんでいきます。キャベツ全体に生地が行き渡るよう、ボウルの底からしっかり混ぜるとまとまってきます」

■焼く:ふたをして「蒸し焼き」にする

手順4:フライパンを中火に熱し(ホットプレートの場合は200度)、1/2量(1枚分)スプーンで落とし入れ、厚さ2cmの円形にして3分焼く。

フライパンに生地を入れたところ

手順5:豚バラ肉(2~3枚)をのせてひっくり返し、ふたをして4分間蒸し焼きにする。

  • 豚肉をのせたところ

  • フライ返しで形をととのえるところ

  • フライパンにふたをしたところ

手順6:ふたを取り、再度ひっくり返して3分焼く。お好みソースを全体に塗り、好みでマヨネーズ、青のりをかける。フライパンの場合は、もう1枚も同様に焼く。

生地を返したところ

――とてもやわらかくて、ひっくり返すときはドキドキしましたが、お好み焼きをフライパンの縁に寄せながら、フライ返しでふわっと持ち上げてふわっと受け止めて、ひっくり返すことができました! でも、少し端がくずれてしまいました…。

春名さんの顔写真

春名さん「まずは中火で下面をよく焼き固めてから、ひっくり返すのが基本です。くずれてしまったとしても、フライ返しでやさしく寄せてくっつければ大丈夫です!その後、蒸し焼きをする間に、またくっつきますから。ただ、くっつけようとして上からフライ返しで強く押さえると、生地がギュッと詰まってしまうので、けっして押さえず、横から寄せるように丸く整えてください。

 ふっくら仕上げるためのポイントは、ふたをして蒸し焼きにすることです。ふたをすることで蒸気が外に逃げず、四方八方から熱を通して生地の中心温度を上げ、しっかり蒸らしながら焼き上げることができます。フライパンを使う場合も、ホットプレート使う場合も、ぜひ、ふたを用意してくださいね」

お好み焼きは、会話が生まれる“コミュニケーションフード”

お好み焼きの完成写真

――食べてみると、とてもふんわり!軽やかな食べ心地で驚きました。豆腐特有のクセもなく、だしの風味、キャベツの甘味とうま味が引き立っていて本当においしい!キャベツを細く短く切る理由がよくわかりました。お好みソースは1枚あたり50g、大さじ3弱たっぷりかけましたが、ちょうどよかったです。

春名さんの顔写真

春名さん「『オタフクお好みソース』は、野菜や果実の甘味とうま味に加え、さまざまな香辛料をバランスよく配合しています。特にデーツ由来のコク深い甘味が味わいに厚みを与え、お好み焼き全体にかけてもちょうどいいまろやかさになっているんです。70年以上前からお好み焼き店様とともに改良を重ねてきたプロの味だからこそ、お好み焼きにぴったり合う仕上がりです」

――最後に、“お好み焼士マイスター”としてお好み焼きを楽しむヒントを教えてください。

春名さんの顔写真

春名さん「お好み焼きはいろんな食材を組み合わせたり、作る工程も楽しめるごちそうです。お子さまと作るなら、年齢に合わせて『生地を混ぜる係』『ひっくり返す係』『ソースをかける係』などを決め、力を合わせて完成させていくのもおすすめです。大人がサポートしながら、すべての工程にチャレンジするのもいいですね。

混ぜて、焼いて、ひっくり返して、分け合って。失敗しても、笑って直しておいしく食べられる。お好み焼きは、会話が生まれる“コミュニケーションフード”だと思っています。マヨネーズや青のり、削り節などのトッピングも楽しみながら、いろんなお好み焼きを味わってみてください」

だし香る豆腐のお好み焼き

材料&調理手順

材料(2枚分)

絹豆腐150g
小麦粉50g
「ほんだし®」8g(小さじ山盛り2杯)
豚バラ肉60g
キャベツ300g
卵2個
青ねぎ10g
「オタフクいか天入り天かす天華」20g
「オタフクお好みソース」100g
「オタフク青のり」、「ピュアセレクト®マヨネーズ」(好みで)各適量

つくり方

  1. 1

    ボウルに「ほんだし®」、水気をきった絹豆腐、小麦粉を入れ、スプーンで30回程度かき混ぜて生地を作る。

  2. 2

    キャベツは3mm幅の千切りにしてから2cm長さに切る。青ねぎは小口切りにする。

  3. 3

    (1)にキャベツ、青ねぎ、天かす、卵を入れて混ぜ合わせる。

  4. 4

    フライパンを中火に熱し(ホットプレートの場合は200度)、1/2量(1枚分)スプーンで落とし入れ、厚さ2cmの円形にして3分焼く。

  5. 5

    豚バラ肉(1/2量)をのせてひっくり返し、ふたをして4分間蒸し焼きにする。

  6. 6

    ふたを取り、再度ひっくり返して3分焼く。
器に盛り、お好みソースを全体に塗り、好みでマヨネーズ、青のりをかける。フライパンの場合は、もう1枚も同様に焼く。

  • 執筆・料理制作・撮影/
    藤岡操