忘年会や新年会、友人との会食など、人と集まる機会には、「手土産選び」に悩む人も少なくないのではないでしょうか?今回はおいしいものへの飽くなき探究心を持つ味の素社社員が、プライベートの手土産にどんなものを選んでいるのかを聞きました! 手土産上手と評判の3名が、それぞれに大切にしている想いを聞くと、共通点が見つかりました。
インタビューした人
広域営業部 量販店グループ
櫻井優介さん
現在は食品部門の営業として量販店本部を担当。入社以来、東北、九州、北海道などさまざまな地域への転勤を経験し、各地でおいしいものと出合う。自称“プレゼントアドバイザー兼手土産コーディネーター”で、自他共に認める贈りものハカセ。
インタビューした人
バイオ&ファインケミカル統括部
神尾さん
アミノ酸に関する普及啓発活動を通して、一人でも多くの方の調子の底上げを目指している。一球入魂ならぬ“一食入魂”の気持ちを常に持ち、おいしいものに目がない。手土産はシーンに合わせて甘いものからおつまみ系、調味料、プチギフトまで守備範囲が広い。
インタビューした人
コミュニケーションデザイン部
木本さん
「AJINOMOTO PARK」の企画運営に長く携わり、お客様に喜んでいただける体験は何かを日々探し中。二人の出産を経て仕事と子育てに邁進する現在は、体調管理をベースに、今を最大限楽しむことを目標にしている。
- 手土産にさりげなくエピソードを添えて会話のタネに
- ホームパーティは手間や負担をかけない心遣いを
- 心地よく楽しんでもらうためのお守りを
01
手土産にさりげなくエピソードを添えて会話のタネに
一人目は、味の素社内で「贈りもの上手」と噂の櫻井さん。仕事でもプライベートでも、何気ない会話の中から相手の好みを覚えておくのが得意で、手土産を選ぶ時にはまずその記憶の引き出しを開け、贈る相手がどんなことで喜ぶかを考えることから始めるそう。

櫻井さん「相手のことを考えて選ぶのは大前提として、僕が手土産選びで特に大切にしているのは、『なるべく実店舗に足を運んで購入する』ということ。直接お店に足を運ぶと、お店の方と会話でき、商品のこだわりやストーリーを知ることができます。そこで得た小ネタを、相手にお渡しする時にさりげなく伝えると、それをきっかけに話が弾んで喜んでいただけるんです。それから、『自分が食べておいしいと思ったものを渡す』。やっぱり自分で食べて『おいしい!』と感じたものを、自信を持ってお渡ししたいので」
そんな櫻井さんが紹介してくれたのが、北海道で暮らす義理のお父さまとのエピソード。
櫻井さん「義父がかりんとう好きであることは、以前話した時に聞いていました。 ちょうど私は“東京三大◯◯”巡り(伝統ある江戸銘菓の探訪)にハマっていたこともあり、その一つに、“東京三大かりんとう”があることを思い出したんです。それで次の帰省時に“東京三大かりんとう”から手土産を選ぶことにしました。
そして先日、そのうちの一つ『かりんとう浅草小桜』さんのかりんとうを持っていったんです。子どもを上野の博物館に連れて行くのと併せてお店に行きまして、その日の下町散策の感想を伝えながら、義父と一緒においしくいただきました。義父には、これから『東京三大かりんとうを順番に試していきましょう!』とお話ししました」

櫻井さん「贈る相手のことを考えた分だけ、手土産を通して気持ちが伝わるもの。僕はその時間をいとわずに、自分自身も楽しみながら選びたいと思っています」
02
ホームパーティは手間や負担をかけない心遣いを
二人目は、気さくな人柄から社内外に顔が広く、ランチ会やホームパーティに誘われる機会が多い神尾さん。気の置けない仲間と集うシーンで神尾さんが持参する手土産は、「おいしくて、すぐに食卓に出せるもの」。

神尾さん「ホームパーティは、来客を迎え入れるホストがどうしても忙しく、キッチンに立ちっぱなしになってしまうこともありますよね。そんな時、できるだけ相手方の手を煩わせず、食卓に添えられるようなものがいいなと。そして、多くの場合、誰かしらが食後のデザート系は持ってきてくれるので、それとは被らないものを選ぶようにしています。
先日喜ばれたのは、『軽井沢いぶる』さんの燻製されたチーズやナッツですね。ナッツは出すだけですし、チーズもそのままでもいただけますが、フライパンなどでさっと焼いて、フランスパンなどと一緒に食べたり。みんな気に入ってくれました」

さらに、集まるメンバーが気ごころ知れた仲間の場合、「気になっていたけれどまだ試せていないもの」をあえて選ぶこともあるという神尾さん。普段はご自身で事前に味を確認し、絶対おいしい!と思えるものを持参するのだそうですが、仲の良いメンバーでは、“はじめての味”をみんなでシェアし感想を言い合いながら食べるのも楽しいのだとか。
神尾さん「ホームパーティでの手土産は、招いてくれたホストやそのご家族、一緒にお邪魔するメンバーも含めて、その場にいる誰もが楽しく、負担を感じず過ごせるようなものを選びたいと思っています。生ものばかりになったり、かさばるものが増えたりするとご迷惑になる可能性もあるので、私の場合は、事前に仲間内で内容や予算感を相談しておくことも多いですね」
03
心地よく楽しんでもらうためのお守りを
三人目は、仕事と子育てに忙しい二児の母、木本さん。出産前は仕事関係の食事会が多かったものの、ここ数年はもっぱら休日に子どもの友だち家族と、家や近場のお店で集まる食事会が増えたと言います。
そんな時、木本さんがよく持って行くのが「ノ・ミカタ®」サプリメント。スティック型の個包装1本に、しじみ160粒相当分のアミノ酸(アラニン)が入ったもので、食事会がはじまる前に友人たちに配るのだそう。

木本さん「もともと私は夜の会食があまり得意ではなくて、その場を楽しみ切れないことも多かったんです。そんな時、会社の先輩が食事会の前にこれを配ってくれて、以来、私のお守り的存在に。自分だけでなく一緒に食事を囲む仲間にも、心置きなくその場を楽しんでほしいという思いから、私も先輩のように「ノ・ミカタ®」を持参して配ったりするようになりました」

子育て中の家庭は特に、休日でも用事が盛りだくさんで忙しく動き回る人が多いのかもしれません。木本さんも、体調管理がベースにあって、その上で楽しめる集まりに参加しているのだとか。
「外食時に限らず友人宅での集まりでも、ドリンクやお菓子などのちょっとした手土産にプラスして、こういった大人に配って喜ばれるものを持参し、その場をみんなで楽しむことが心地よいですね。始まる時間も帰りも早いですし、おいしいものをみんなで食べて、おしゃべりして笑って、また明日の活力をもらって帰る。そんな時々の休日を楽しんでいます」

個性が光る三者三様の手土産ストーリー、全員に共通しているのは、贈る相手やシーンを思い描いた選び方。そして、自分も、相手も、その場にいる誰もが「楽しく、おいしい時間」を過ごすための気遣いにありました。皆さんの手土産選びの、少しでも参考になったら嬉しいです。
