日ごとに寒さが深まるこの時期。すこしでも気持ちよく冬の毎日を過ごしたい、という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、東洋医学の視点からもカラダに良いとされる「温活」に注目。
言葉自体は知っているけど詳しく知らない…まだ試したことがない…という人でも無理なく実践できる方法はないかと、味の素社の研究員で漢方専門家の菅野麗子さんのもとへ!
「温活で大事なのは、季節や自分の体質に合った方法を、生活の中に無理なく取り入れること」という菅野さんのアドバイスのもと、小さな工夫でできる温活アイディアをご紹介。何かひとつできそうなものを見つけて、今日から一緒に温活をはじめてみませんか?
インタビューした人
食品研究所 ウェルネスソリューション開発センター 情報開発グループ D2C事業部 開発マーケティンググループ 兼務(医学博士)
菅野麗子さん
大学では漢方医学、大学院ではリハビリテーション医学を研究。入社後は、高齢者の栄養や健康、味覚の受容やうま味について研究を重ねてきました。現在は「栄養で健康づくり」、「薬膳エッセンスを習慣的に取り入れる」をテーマに、質の高い製品をお届けすることに奮闘中です!
- 東洋医学の温活は「内側から温める」
- 温活はなぜ必要?3つの効果を知っておこう
- 菅野さんおすすめ、ゆるくはじめる温活リスト
- 明日のために、夜にできる温活リスト
- おすすめの商品を編集部がピックアップ!
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東洋医学の温活は「内側から温める」
長年にわたり東洋医学に携わる菅野さんは、「温活」をどのように見ているのでしょうか。
菅野さん「『温活』は、コロナ禍以降、健康・美容意識の高まりと共に一気に浸透しましたよね。東洋医学の世界でも同じように、カラダを温めることで『邪気・寒気からカラダを守る』という考え方があり、実際に体温が1度下がると代謝量は12%低下、免疫力も30%下がるというエビデンスも発表されています」

カラダの不調を引き起こす“病因”を分析して、その病因を取り除くことを目的に全身を総合的に治していくのが、東洋医学の考え方。その上で、日常的にカラダを温める「温活」は、“内側から働きかける”のが基本なのだとか。
菅野さん「衣類の工夫ですばやく寒さを解消する方法もありますが、東洋医学では“内側から温める”ことに重点を置いています。例えば、食べるものを工夫したり、カラダの熱をつくる筋肉量を増やすのもいいでしょう。腹式呼吸でお腹まわりの筋肉を動かすことで、カラダの内側に働きかけることができます」
筋肉量や呼吸法と聞いて、「それも温活なの?!」と驚かれた方もいるかもしれません。もう少し、東洋医学の視点から「温活」を深掘りしていきましょう!
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温活はなぜ必要?3つの効果を知っておこう

菅野さん「東洋医学では、陰と陽のバランスや『気・血・津液(しんえき、=水分)』の巡りがとても重要。その上で『温活』は、以下3つの効果につながります。
- 陽気(カラダの中から温める力)を補う
- 気血の巡りを良くする
- 胃腸を守る
体温が低いと気血の巡りが阻害され、栄養素や酸素が必要な部分にうまく届けられなくなります。胃腸も同様に、冷えると消化機能が低下し、カラダの中で一番重要な栄養物質を摂取・吸収する部分なのに、そこが正常に働かなくなってしまいます。
カラダを温めることによって上記3つのすこやかな状態を保ち、代謝量や免疫力を高めることにつなげられます。
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菅野さんおすすめ、ゆるくはじめる温活リスト
東洋医学の観点からも「温活」の効果がわかったところで、具体的なアイデアを教えてもらいました。朝取り入れることで、気持ちよい一日のはじまりを迎えましょう。忙しい朝でも、短い時間で簡単に取り入れやすいものをご紹介します。

・起き上がる前に寝たまま小さくストレッチ
「寒くて起きるのが辛い!という方はまずはこれ。寝ている状態でまず手をこすり合わせて手先を温めるなど、布団の中でカラダを部分的に動かしたりさすったりして、外気の寒さに慣れる準備運動をしてみましょう。その後、起き上がったら肩や首を回すストレッチを。関節まわりの血流を良くすると、カラダ全体が温まります」
・白湯に「しょうが」をプラス
「温活のために朝、白湯を飲んでいる方もいるかもしれませんね。朝の白湯は寝ている間に乾いた胃腸を潤して温めるためにおすすめの習慣です。50度くらいの白湯を飲むとよいでしょう。さらに、しょうがを入れると温活効果がアップしますよ」
・天気の良い朝は、日光浴で背中を温める
「背中の真ん中あたりには五臓六腑のツボといわれる膀胱経絡があり、東洋医学的にはこの部分を温めることで、カラダの巡りを良くすると考えられています。手でさすったりするほか、太陽光を浴びることでも温まります。外に出なくても、窓越しに背中を向けて日光浴をするだけでOKですよ」
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明日のために、夜にできる温活リスト
朝はどうしても余裕がない…という方に。明日の朝にそなえて、夜に取り入れられる温活のアイデアを教えてもらいました。
・夜は湯船でマッサージ、寝具でしっかり防寒
「お風呂は湯船につかるのがおすすめ。入浴中にふくらはぎや足裏をマッサージすると、気血の巡りが良くなり、1日の疲労やむくみが取れます。また、寝るときは肩・手先・足先が冷えないように寝具や衣類の工夫でしっかり防寒対策を」
・前日の晩ご飯に「陽」の食材を
「東洋医学では、食材ごとにカラダを温めたり冷やしたりする働きがあるという『五性(ごせい)』という考え方があります。カラダを温めるには『熱』『温』の食材を積極的に取り入れるのがおすすめ。特に晩ご飯に食べると、翌朝の効果が得られやすいと思います。ラム肉やニラ、ネギ、ニンニクなどをお鍋料理に取り入れるのはどうでしょうか」

食材についてさらに詳しく知りたい方は、菅野さんが詳しく解説している記事がありますのであわせてご覧ください。
・就寝前に飲むならしょうが入りホットミルク
菅野さん「もしも寝る前に小腹が空いたり何か飲みたくなったら、しょうが入りのホットミルクがおすすめ。しょうがはもちろん、牛乳のたんぱく質もカラダを温めるのに効果的です。しょうがはスライスしたものをストックしておくもよし、市販のチューブ状のものや粉末を使うのも手軽でいいですね」
菅野さん「温活は1、2日ですぐに効果が出るわけではないので、生活の中で習慣化して続けることが大事。日頃から自分のカラダの声に耳を傾けて、取り入れてみて効果があったもの・違ったものを都度レビューしながら、体質に合った無理なく続けられそうなものを見つけてみてください」
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おすすめの商品を編集部がピックアップ!
取材を終えて、おすすめの商品を編集部がピックアップ!菅野さんからの推薦ポイントとあわせて、取り入れやすいアイテムを見つけてみてくださいね。

朝食は和食派という人におすすめの一品。いつものみそ汁を置き換えるだけで、1食でたんぱく質20gを摂れる、暖かく甘くないみそ汁味のプロテインです。
菅野さん推薦コメント:
「運動による健康的なカラダづくりのためにも、朝食でしっかりとたんぱく質を補給することが大切です」
■「ブレンディ®」 スティック タニタカフェ™監修 ホッとよりそうカフェオレ カフェインレス25本

目覚めの1杯はコーヒーからという人には、カフェインレスで高たんぱく質のカフェオレを。カラダを冷やす心配がなく、忙しい朝にもピッタリ。
菅野さん推薦コメント:
「たんぱく質に加え、鉄分・ビタミンDも摂れていいですね」

濃厚な味わいのカップスーププレミアム。オニオンスープの他にもクラムチャウダーや海老のビスクの3種のスープから選べる楽しさも。
菅野さん推薦コメント:
「温かいスープはカラダを温めるため、おすすめですよ」
