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おだいどころ虎の巻#4本間朝子さんが教える時短の極意

おだいどころ虎の巻#4本間朝子さんが教える時短の極意

2020/11/19

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食べるって楽しい!おいしく食べて、健康に過ごせたら幸せ♪「AJINOMOTO PARK」では、そんな気持ちに寄り添いたいという思いから、食に関するお役立ち情報や気づきを求め、さまざまな方々とともに活動しています。

忙しい毎日、お料理はできれば効率的に、無駄なくこなしたいもの。「おだいどころ虎の巻」では、いつもキッチンに立つみなさんのそんな切実な思いにこたえるとっておきのアイデアを、その道のプロや賢者に伺います。

今回ご登場いただくのは、テレビなどのメディアで引っ張りだこの知的家事プロデューサー・本間朝子さんです。無駄な時間と労力を省く「知的家事」を提唱する本間さんに、家事上手になるためのコツを教えてもらいました。

インタビューした人

知的家事プロデューサー

本間 朝子さん

“フードプランニング会社などを経て独立。仕事と家事の両立に悩んだ経験から、家事の効率化メソッド「知的家事」を考案。テレビなどメディアに出演するほか、オンラインコミュニティ「家事トモ☆サロン」を運営し、多くの主婦のお悩み解決に役立っている。『ゼロ家事』(大和書房)など著書多数。
オフィシャルサイト

  1. 家事の「仕組み化」は、家事を「がんばらない」ためのアイデア
  2. 「作業はできるだけシンプルに、動線を短く」が時短のコツ
  3. 編集部でもやってみた!

01
家事の「仕組み化」は、家事を「がんばらない」ためのアイデア

かつてはフルタイムで働きながら、すべての家事をこなそうと奮闘していた本間さん。ところが、仕事と家事を両立させることができずに落ち込む日々が続いていたのだとか。

「仕事をしながら家事をこなすのが本当につらくて…。どうすれば家事を減らせるかを考えながらいろんなことを試していました」

そんなとき、たまたま手にしたのが、工場の仕組みを解説したビジネス書。手が届く範囲に道具を配置したり、作業のための動線を短くしたりと、工場の仕組み化のアイデアを家事に取り入れたことで、キッチン仕事がスムーズにこなせるようになったといいます。

家事をできるだけしないで済む方法だけでなく、家事を楽しむ方法もずっと考え続けていたという本間さん。実は最近、その答えが見つかったのだそうです。

「コロナ禍以降、オンラインコミュニティを始めたんです。これが部活みたいに楽しくて、参加者同士で料理のレシピや片付けのコツなど、家事にまつわる情報をシェアしたり、実際に試し合ったりしているんですよ」

「家事をきちんとやっていても気づかれないことさえありますが、オンラインコミュニティでは褒めてもらえるんです。新しい知識も増えていくので、わたし自身はじめて家事を楽しめています」

02
「作業はできるだけシンプルに、動線を短く」が時短のコツ

そんな本間さんが実践している知的家事メソッドのなかから、キッチン仕事の無駄を減らす「仕組み化」の方法と、おすすめの時短メニューをご紹介します。

虎の巻 其ノ一 よく使う調味料は直感的に手をのばせる位置に

よく使うものを手近に置いておくのが、「仕組み化」の基本です。たとえば、塩や砂糖、「ほんだし®」など顆粒状の調味料は、コンロそばの引き出しが定位置。引き出しにぴったりサイズの容器に移し替え、並べる順序も固定しておけば、慌ただしく料理しているときでも、直感的に手をのばすことができるというわけなんです。

また、調味料の容器のなかには専用の計量スプーンを常備。いちいち探す手間が省けて、必要な量をサッと取り出せます。使いおわったらそのまま容器に戻すだけでOKなので、洗いものも出ません。

「ほんだし®」をみそ汁に使うときのように、目安となる使用量が決まっている場合は、容器に目分量をメモ。ちょっとした手間でも、一つひとつ丁寧になくしていくのが本間さんのスタイルです。

虎の巻 其ノ二 「Iライン収納」で調理時間を短縮

作業の動線を短くすることも、家事を「仕組み化」するコツのひとつ。たとえば、炊飯器からご飯をよそうとき、炊飯器の「Iライン(縦線)」上にご飯茶碗やしゃもじを収納することで、食器の取り出しから盛り付けまで、少ない動作で一連の作業を完了することが可能に!

なるほど、これなら家族と家事をシェアするときにも便利そうですね。

虎の巻 其ノ三 下ごしらえの時間は1分!「あと一品」にぴったりの時短メニュー

時短メニューの考案にも積極的な本間さん。なかでも今回は、主宰するオンラインコミュニティの参加者の方に教わって以来、いつも活用しているというおすすめのアイデアをふたつご紹介いただきました!

・玉ねぎスライスのフレンチドレッシングあえ
玉ねぎを薄くスライスし、市販のフレンチドレッシングであえて保存容器に入れるだけ。ポテトサラダに加えたり、メイン料理の付け合わせにしたりと、冷蔵庫にストックしておくとなにかと重宝する一品です。

・豚肉の塩麹漬け
続いては、「豚肉の塩麹漬け」。下ごしらえは、朝出かける前に、容器に入れた豚肉を塩麹に浸けてラップするだけ。外出中にお肉がやわらかくなり味も浸透するので、帰宅したら取り出して焼くだけで主菜が完成します。

03
編集部でもやってみた!

編集部でも、「玉ねぎスライスのフレンチドレッシングあえ」をさっそく試してみました。

切ってあえるだけなのでとっても簡単。スライスとはいえない厚さになってしまいましたが(笑)、10分ほど置くとしんなりして特有の辛みも抜け、これは食べやすい!

スーパーで買ってきたささみカツに添えると、簡単なことなのに気分がちょっとアガる!忙しい日に野菜を気軽に摂れるのもいいと思いました。

「知的家事」と聞いて、ちょっと難しそうな印象をもっていましたが、教えていただいたアイデアはどれも手軽なものばかり♪おかげで、だいどころに立つときの気持ちが少しが楽になった気がします。ぜひみなさんも取り入れてみてください!

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