おいしいものを食べるのはすごく幸せなことなのに、その支度となると話は別。献立にはじまり、食材の準備、調理から後片付けまで、「今夜は何を作ろうか…」と考えるだけで疲れてしまうことも。
楽しいはずの食事が、悩みの種になってしまうのは、ちょっともったいない気がしますよね。でも実際のところ、みなさんどうやって日々の営みをこなしているのでしょうか?
そこで、「AJINOMOTO PARK」編集部が自ら、社員の食卓をのぞき見。食べることが大好きな味の素社員の食生活や、ご飯に関する工夫などをシリーズで取り上げます。
これまで、たくさんの味の素社員のご飯ルールをお届けしてきましたが、今回からは国内を飛び出して海外編がスタート! インドネシア味の素社で「Masako®」のブランド担当を務める前田さんのご飯ルールをお届けします♪
インタビューした人
インドネシア味の素社 調味料事業部
前田 直宏さん
インドネシアの風味調味料「Masako®」ブランド担当。新製品開発からCM制作、SNSやサイトの管理をしています。「Masako®」を使うことで、お客様が簡単においしい料理を食べられるよう奮闘中!
- 市場の屋台、ときどき納豆〜バラエティに富む一日の食生活
- ケチャップかと思ったらサンバル?驚き連続のインドネシアごはん
- 辛さの中に見つけた癒し「Sop Buntut」と、「Masako®」の卵焼き&Soto Ayam
- 現地野菜×日本風カレーで元気をチャージ
01市場の屋台、ときどき納豆〜バラエティに富む一日の食生活
インドネシア味の素社の始業時間は午前7時。前田さんが自宅を出発するのは午前6時前です。そのため、朝食はサラダとご飯と納豆で簡単に済ませることが多いそう。サラダは近所のサラダショップで調達し、納豆やご飯は現地の日本食スーパーで購入します。
昼食は、内勤時は社員食堂でランチを楽しみ、外回りの際は、インドネシア人スタッフと共に市場でバリエーション豊かな現地料理に挑戦!インドネシアの方は、料理を手で食べるのがスタンダードだそうです。
夕食は、会社の近くのレストランで食べることが多いのだとか。
インドネシアはイスラム教徒(ムスリム)の方が多いので、基本的にはレストランでアルコールや豚肉を使った料理は出ません。どうしても日本食やお酒が飲みたいときは、会社の先輩たちと日本食レストランに駆け込むことも。
02ケチャップかと思ったらサンバル?驚き連続のインドネシアごはん
インドネシアといえば、多彩なスパイスを使った辛い料理が魅力。レストランのお料理も、インドネシア人スタッフが差し入れてくれるお菓子もスパイシーが基本。辛い料理が得意ではない前田さんは、常にマイボトルにお水を入れて、持ち歩いているそうです。
そんな前田さんが、インドネシアで特に気を付けているのが「サンバルのトラップ」!サンバルとは、一見すると赤いケチャップのように見える激辛調味料のこと。ポテトやチキンナゲットに添えられていると、ケチャップと間違えて食べてしまうこともあるそう。そのたびに、前田さんは辛さに悶絶してしまうのだとか。インドネシアの料理には、いたるところでサンバルが添えられるため、外食時は気が抜けません(笑)。
また、インドネシアの「ゴレン食文化」も前田さんには新鮮でした。インドネシアでは、たっぷりと油が使用された料理が多く、「揚げる」を意味する「ゴレン」が多くの料理の名前につくほど。中でも、バナナを揚げた「ピサンゴレン」には驚いたそうです。
さらに前田さんが目を見張ったのは、インドネシアの方々がお米が大好きなこと。現地のお米好きぶりは、ファーストフードのハンバーガーセットに、お米のご飯がそえられていることからもうかがえます!
インドネシアは郷土料理が無数にあり、行く先々で異なる食文化に出会えます。日本とは大きく異なる食文化を持つインドネシアで、前田さんが目を白黒させながらもバリエーション豊かなお料理を楽しんでいる様子が目に浮かびますね。
03辛さの中に見つけた癒し「Sop Buntut」と、「Masako®」の卵焼き&Soto Ayam
辛いものが苦手なことで、食事ではちょっぴり苦労しているという前田さん。インドネシアで見つけた、ほっと心温まる癒やしメニューが「Sop Buntut(ソプ ブントゥット)」です。
Sop Buntutとは、インドネシアで広く愛される牛テールスープのこと。その優しい味ゆえ、疲れたときはSop Buntutのためにレストランに飛び込むのだそう。
前田さんのもうひとつの癒やしは、自身が担当するインドネシアの風味調味料「Masako®」で作った卵焼きと、Soto Ayam(ソト アヤム)と言われる鶏だしをベースとしたスープ。
「Masako®」を使えば、インドネシアの家庭料理を簡単に再現することができます。辛い料理が多い中で、Sop Buntutと「Masako®」の卵焼き、Soto Ayamは、前田さんの胃袋をしっかりとキャッチしたようです♪
04現地野菜×日本風カレーで元気をチャージ
前田さんの元気の源は、週末に作りだめする日本風カレー。現地で野菜を調達して、具だくさんの野菜たっぷりカレーを作るのだそう。
インドネシア赴任当初は、炊飯に苦労したと前田さんは語ります。現地の炊飯器では、どんなに工夫しても日本のように均一のふっくらご飯は炊けなかったというのです。悩んでいた前田さんを救ったのは、同じアパートに住んでいた先輩社員。先輩が帰任となったタイミングで引き継いだ日本製炊飯器で、ほかほかご飯を炊けるようになったとのこと。
今では日本で食べるようなふっくらご飯と現地野菜のたっぷりカレーで元気をチャージしています。
辛いお料理に悶絶する一方で、癒やしのSop Buntutを食べに行ったり、「Masako®」の卵焼きやSoto Ayamなどのインドネシア料理を自宅でも作っている前田さん。日本とは異なる食文化でも、バリエーション豊かなごはんを楽しんでいる姿が印象的でした。
今後も海外編のご飯ルールをお楽しみに♪アンケートでは、みなさんが読んでみたい国のご飯ルールも募集しています!