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あこがれキッチン#7うださんのていねいな古民家暮らし

2021/09/16

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どなたかのおうちを訪問してキッチンを覗かせてもらったとき、「こんなキッチンだったらお料理が楽しくできそうなのに…!」と思ったことはありませんか?

このコーナーでは、そんな素敵なキッチンにお邪魔し、日々のごはん作りを楽しく快適にするためのヒントをご紹介します。

7回目にご紹介するのは、木工作家・うだまさしさんのキッチンです。埼玉県の秩父に移住し、古民家で生活されているうださんのご自宅にお邪魔しました。

インタビューした人

木工作家

卯田 真志(うだまさし)さん

1983年秋田県生まれ、千葉育ち。大道具制作会社、家具工房で勤務したのち、2011年秋より「monom」として活動をスタート。展示会やクラフトフェアを中心にカトラリーや器などの木工作品を制作している。

  1. 古民家に暮らす木工作家・うださん
  2. つるす・はめる・隠す。工夫満載のキッチン
  3. 素材感のあるものを生活に取り入れて

01
古民家に暮らす木工作家・うださん

うださんは木工作家。木を削り、素材を活かした器やフォーク・スプーン、カッティングボードなど身の回りの品を制作しています。

「最初に就職した大道具製作会社で、せっかく作ったものが廃棄されることがあるのにつらさを感じて。あるとき友人にテーブルを作ってあげたらとても喜んでもらえたんです。これをきっかけに『人に長く使って大切にしてもらえるものを作ろう』と思いました」

ご縁があって秩父にある工房で制作をはじめたうださん。土地のよさに触れ、結婚を機に秩父に移住しようと、家を探しはじめます。

「古民家にいつか住んでみたいと思っていたとき、希望していたエリアで古民家の空きがちょうど出たんです。第一子の出産直前に引っ越して、子育てと平行しながら家の手直しを進めました」

今ではお子さまふたりと猫1匹の5人暮らしに。広い古民家でのびのびと生活しています。

02
つるす・はめる・隠す。工夫満載のキッチン

そんなうださんと奥さまが手作りしたキッチンは、床から一段下がった土間仕様。限られた空間を上手に使う工夫が満載です。

木の器が並んだ作り付けの棚も、もちろん手作り。戸棚の天板は特徴的な一枚板で、木の個性とぬくもりが感じられます。うださん作の木の器やカトラリーと共に寄り添うように置いてある陶器は、元陶芸家である奥さまの作品です。

「木のものが多いので、『つるす収納』を活用しています。つるすと空気に触れてよく乾くし、見栄えや使い勝手もいいのでおすすめです。

また、限られた空間を上手に使いたいので、ぴったりはまる収納を作るようにしています。このカウンターは金属加工の得意な友人に作ってもらったもの。ぴったりはまると気持ちがいいなって思います」

キッチンの印象はとにかく「ナチュラル」。電化製品などは、アンティークの戸棚や洗いざらしの布で隠す収納を。

それから、見てテンションの上がるものを置くのもポイント、と奥さま。キッチンを好きなもので満たして、心地よい空間でふたりで作業するひととき。たまらないですね。

寒くなると活躍するのが、コンロ横にある薪ストーブ。秩父の冬は寒いので、この薪ストーブが大活躍するんだそう。ストーブにくべるのは、制作物から出た木材の破片。捨てるはずの木くずを再利用できるのはエコですね。

03
素材感のあるものを生活に取り入れて

うださんの作品は、素材そのままなのにどこか特徴的。珍しい模様が描かれているものもあります。

「『うだが作ったんだ』とわかるような、パッと見て個性が溢れるようなものを生み出そうと意識しています。模様を描くときは、アフリカや北欧などのパターンをモチーフに、わたしなりに解釈したデザインを施しています。

またスプーンやフォークは少し首をかしげているような形。ある日、立てて置いてみたら『人みたいだね』といわれ、それ以降のカトラリーはだいたい立つようにしています。購入を検討される方に『この作品は立ちますか?』なんて聞かれることもありますよ(笑)」

そんなうださんが今夢中になっているのが、庭作り。古民家から作業場まで続く広い敷地には、ところ狭しと植物が植えられていました。手作りのウッドデッキでは、たまに家族で食事をとることもあるそう。

「庭の手入れをはじめてまだ2年。もう少しで形になると思います。ふたりの子どもたちは実のなる植物が大好きで、まだ熟れていないミニトマトや小サイズのリンゴを取られないかヒヤヒヤしています(笑)」

自然の中で「食育」を楽しみながら成長できるのは古民家暮らしならでは。最後に、都会でも古民家暮らしを真似できるコツを伺いました。

「素材感のある物を置いてみたり、お花やドライフラワーを飾ってみたりすると自然が感じられると思います。あとは古い家具や小物を買うとか。作っている人の顔が見えるような手作りの品物を、生活に取り入れるといいと思います」

素材が感じられる小物をキッチンや食卓に置いてみるだけで、家の雰囲気が少し変わるかも?うださん、素敵なヒントをありがとうございました。

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