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あこがれキッチン#8心地いい暮らしを彩るキッチンお片付け術

あこがれキッチン#8心地いい暮らしを彩るキッチンお片付け術

2021/12/16

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どなたかのおうちを訪問してキッチンを覗かせてもらったとき、「こんなキッチンだったらお料理が楽しくできそうなのに…!」と思ったことはありませんか?

このコーナーでは、そんな素敵なキッチンにお邪魔し、日々のごはん作りを楽しく快適にするためのヒントをご紹介します。8回目にご紹介するのは、ライフオーガナイザー・さいとうきいさんのキッチンです。

インタビューした人

ライフオーガナイザー

さいとう きいさん

都心を中心に「スモールスペース」でも快適に過ごせる暮らしを応援するライフオーガナイザー。ニューヨークやホーチミン(ベトナム)、横浜、東京など、世界各地の60平米以下の小さな部屋で暮らした経験をもとに、「スモールスペースを最大限に活用して、狭くても快適な暮らし」を提案。
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ブログ

  1. 家族みんなの快適が叶うおうちに☆
  2. きいさん流!心地よいキッチンを実現する整理術
  3. できないことは無理にしない。心地よいあこがれを目指す

01
家族みんなの快適が叶うおうちに☆

きいさんは、小さなころから片付けが好きだったといいます。そんなきいさんの自宅キッチンは、きれいに整理整頓されてスッキリしていながら、おしゃれなキッチングッズやグリーンが顔を覗かせる、まさに“あこがれキッチン”です。

きっと、きいさんが使いやすいようにカスタマイズされているんだなと思ったら、実はそうではないんだとか!お料理好きなパートナーさんがどうやったら使いやすくなるか、お手伝いをしてくれるお子さんがどうしたら片付けがしやすいかをご家族と話し合いながら模索されているんだそう。

キッチンに限らず、きいさん流の片付けのこだわりは、「家族とよく話し合うこと」なんだとか☆

「まずは、片付けをはじめる前に『家族みんなが気持ちよく過ごせる空間を作りたい!』という気持ちを共有することが大事だと思います。そうすると、家族全員にとって過ごしやすい空間ってなんだろう?とイメージすることができますし、そこから『どうやったら心地いい空間を作れるか』を考えるようになるんです」

きいさんいわく、自宅の中でも特にキッチンは片付けのスタートにおすすめの場所なのだそう。

「キッチンは、家の中でも1日に何回も立ち寄る場所です。料理担当でない人でも、飲み物を取りに行ったり手を洗いに行ったり。料理をする人だと、1日のうちで何時間もキッチンにいることもあるじゃないですか。

そんなキッチンの居心地がいいって、精神衛生上とてもいいことだと思うんです。もし外で嫌なことがあっても、自宅の中で心地いいと思える空間がひとつでもあるとホッとできますよね。片付けは、自分の暮らしを自分でコントロールするひとつの手段だと思っています」

02
きいさん流!心地よいキッチンを実現する整理術

では、どうしたら“家族みんなが気持ちよく過ごせる空間”を作れるのでしょうか。きいさん流の整理術をうかがってみました。ポイントは全部で3つ!簡単に取り入れられるものばかりですので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

1. 自分と家族の理想の暮らしをイメージする

きいさんは、理想の暮らしに近いお部屋やインテリアの写真を見つけたら、スクラップブックに記録しているそうです。

「家族でいいと思うものをどんどんスクラップしていくんです。それをしばらく続けてみると、“自分たち家族の理想の暮らし”の方向性が可視化されてきます。

理想の暮らしがイメージできたら、あとはそのイメージにあったインテリアやグッズを少しずつそろえていくんです。テイストが合わないものは、見えない場所に収納するといいですよ。

最近だと、SNSで暮らしの様子を発信している人もいるので、そういった情報を利用することでより手軽にスクラップできるようになりましたね」

キッチンは、理想の暮らしの一部。「自分の理想の暮らしには、どんなキッチンだとイメージにあうかな?」そう考えながらする片付けは、なんだかワクワクしますよね。

2. 4つの仕分けであこがれのキッチンに近づく

きいさんいわく、まずはじめに調理器具や食器をある法則したがって“4つ”に分類すると、その後の片付けがスムーズにいくんだとか!

【片付くキッチンアイテムの4分類】

・大好きでよくつかうもの
・大好きだけどほぼつかわないもの
・あまり気に入っていないけどよくつかうもの
・あまり気に入ってなくてつかわないもの

目標は、「大好きでよくつかうもの」ばかりのキッチン。

「『大好きでよくつかうもの』はすぐ手の届く棚や見せる収納で目でも楽しめるようにすると、理想のキッチンに近づいていきます。

次に、『あまり気に入ってなくてつかわないもの』は処分したり、フリマアプリに出品したりなど、手放す方法を考えてみるといいかもしれません」

ただ、片付けがむずかしいのはここから。

「大好きだけどほぼつかわないもの」と「あまり気に入っていないけどよくつかうもの」はどのように片付けたらよいか悩んでしまいます。

そんなときの片付けのコツもきいさんから教わりました!

「見た目はおしゃれなんだけど、重くてつかいづらいお皿やグラスとか…。そういうものは、キッチンから出してしまってもいいんですよ。」ときいさん。見た目が気に入っているなら、リビングや寝室にインテリアとして飾るという手もあるんだとか。

そして、一番悩むのが「あまり気に入っていないけどよくつかうもの」。

「“モノを手放すのが苦手”という方は多いのですが、無理して持ち物を減らす必要はありません」ときいさん。

すごくつかい勝手はいいけれど、見た目が好きじゃない調理器具などは、普段は目に入らないけど取り出しやすい場所に収納して、壊れたタイミングで「大好きでよくつかうもの」と買い替えられるとすっきり整理できるのだそう。

3. キッチンにあるものは種類ごとに整理する

キッチンにあるものを一気に仕分けるのではなく、種類ごとや場所ごとにに少しずつ進めるのも片付けに挫折しないポイントなのだそうです。

「『この1週間はお皿を整理しよう。それがうまくいったら次はグラスを整理しよう』というように少しずつ進めていくと、確認作業もしやすいし、達成感も得られやすいですよ」

また、もしも余裕があれば、収納したアイテムが一目でわかるように、統一したラベリングをするのもおすすめとのこと!

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できないことは無理にしない。心地よいあこがれを目指す

片付けは得意なきいさんですが、食品の管理は苦手なのだそう。

「賞味期限が切れる前に急いで食べていたこともよくあります。『私は食材をつかい切ることが苦手』と分かっているからこそ、今はまとめ買いはせず、つかい切れる量だけを購入するようにしているんです」

つかい切るのがむずかしそうなスパイスを購入したいときは、ほかの調味料で代用できないか考えたり、必要なものを必要なときに少量ずつ買ったりしているといいます。

それでも食材が余ったときは、自動調理鍋を活用しているのだとか!

「自動調理鍋って野菜を煮込むのに本当に便利で!我が家では野菜が余ったら、細かく刻んでミネストローネを作っています。自動調理鍋をつかいはじめてからは、ほとんど食品ロスをしなくなりましたね」

ちなみに、この“電気圧力鍋”はきいさん的には「あまり気に入っていないけどよくつかうもの」に分類されるのだそうです。

つかわないときはキッチン脇のキャビネットに収納して、つかうときだけ取り出す。ここにも、きいさんの“理想の暮らし”に対するこだわりが見られました。

まずは理想の暮らしをイメージして、その暮らしに溶け込む“あこがれキッチン”を作っていく。無理にものを減らすのではなく、分類しながら整えることで、心地いい暮らしに近づくことを教わりました☆

今年の大掃除では、きいさんの片付け術をぜひ参考にしてみてくださいね。

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