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タイで50年以上愛される即席麺「Yum Yum ︎」を、味の素㈱が日本で本格展開!

タイで50年以上愛される即席麺「Yum Yum®︎」を、味の素㈱が日本で本格展開開始!

2025/07/17

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タイで1972年に発売開始され、50年以上愛されている即席麺「Yum Yum®︎(ヤムヤム)」。現地では年間8億食が食べられ、タイの国民食と言える存在です。2025年3月、そんな「Yum Yum®︎」の日本展開を、味の素㈱が全国の量販店とオンラインストアで開始!
(Snow Manの向井康二さんがイメージキャラクターを務めるCMも放映中です。)

今回の「Yum Yum®」では、現地タイから輸入したスープの本格的な味わいが楽しめると同時に、麺もタイで愛される食感を日本国内で開発・製造し、再現しました。
本場の味を日本へ届ける道のりには、さまざまな苦労があったそうです。そこで、日本向け製品の開発に携わった田代さんにインタビューをし、タイと日本をまたいだ商品づくりの裏側に迫りました。

インタビューした人

食品事業本部 コンシューマーフーズ事業部スープグループ

田代雅也さん

  1. タイで親しまれている「Yum Yum®︎」を日本で本格展開開始!
  2. “本場の味わい” を届けるため、スープはタイから輸入
  3. スープが絡みつくもちもち食感のオリジナル麺
  4. ちょっとしたアレンジで、もっとおいしく!

01
タイで親しまれている「Yum Yum®︎」を
日本で本格展開開始!

「Yum Yum®」の品種は2種類!スッキリとした辛さと酸味が特徴の「トムヤムクンヌードル」と、辛さの中にクリーミーな酸味が感じられる「トムヤムクンクリーミーヌードル」。各種、1食入と3食入を発売。

――「Yum Yum®︎」はどのようにタイで食べられているのでしょうか。

田代さん:「Yum Yum®︎」は、味の素グループのワンタイフーヅ社がタイで売り出した即席麺ブランドです。現地では様々なシリーズ・味が販売されていて、おやつ感覚で楽しめるものもあれば、学生が学校帰りに食べるカップタイプ、食べ応えのある太麺タイプや汁なしの混ぜ麺なども展開されています。子どもの頃から親しまれているブランドなんです。

――今回、どのような経緯で日本向けに販売することになったのでしょうか。

田代さん:「世界のおいしさを日本に届け、手軽に食べてもらいたい」という想いから、「Yum Yum®︎」の日本向けの製品開発をスタートしました。最近では日本でエスニック料理がひとつのジャンルとして受け入れられ、人気であることも開発に踏み切った理由のひとつです。

――今回は「トムヤムクン」と「トムヤムクリーミー」の2種類が同時発売されていますね。

田代さん:本場タイらしさを感じていただける「トムヤムクン」と「トムヤムクリーミー」の2種類をラインナップとして選びました。

――2種類の味の違いについてぜひ教えてください!

田代さん:どちらにも本場タイの本格的な酸味・辛み・甘みが詰まっていますが、「トムヤムクンヌードル」はよりスッキリとしたスープに辛さと酸味が感じられ、「トムヤムクンクリーミー」は辛さの中にクリーミーな酸味やハーブの香りが感じられる製品となっています。

02
“本場の味わい” を届けるため、スープはタイから輸入

――「スープはタイで製造している」とのことでしたが、国内製造ではなく、輸入を選んだのはなぜですか。

田代さん:一番の理由は「作り方が特徴的で、日本での再現が難しいため」ですね。スープの素となるものは、粉末スープと風味付けをしてくれるオイルの2種類です。

どちらも製造工程に特長があって、日本で再現するのはかなり難しいんです。海老やパクチー、レモングラスなどのたくさんのフレッシュな生鮮原料を使用することや、煮出す工程では日本では見ないような巨釜で、海老の殻などのうま味を逃さない製法を使用することで、風味豊かな味わいを作っています。

そのためスープは、タイで製造したものを日本に輸送することにしました。

――国境を越えたやりとりでいちばん大変だったのはどんなことですか?

田代さん:「タイで受け入れられている味」や「本格感」がどのようなものなのか、現地で直接会話ができればスムーズに進められる部分も、オンラインで行わないといけなかったので、思うように進まないもどかしさがありましたね。

ただ、コミュニケーション以上に大変だったのが、スープ(パウダー・オイル)の輸送です。特にここが本当に大変で……!

船で輸送する際に「この状態で運んで容器が倒れないか」など、さまざまなリスクを想定するのですが、結局運んでみないとうまくいくかは分からないのです。運ばれてくるまでに2ヵ月はかかるので、失敗したらまた別のやり方を試して、また2ヵ月後に結果を見て……と、確実に運ぶ方法を見つけるのにかなりの時間を要しました。製造している現地との距離があるからこその難しさでしたね。

――海外のものを日本に持ってくるのは想像以上に大変なんですね……!

田代さん:そうですね。「輸送できればそのまま販売してOK」というわけでもありません。日本で販売するためには、専門の検査機関で原料の成分が定められた基準を満たしているかどうかを確認してもらい、証明書をもらう必要があります。「Yum Yum®︎」のスープにはたくさんのタイで作った原料が使われているので、それら一つひとつに証明を発行してもらわなければならず、全部の原料チェックが終わるまでに3ヵ月ほどかかりました。

商品化するまでにさまざまな課題があったものの、それもこれも「本場の味わい」を届けるためには必要なことでした。どんなに大変であっても「タイで作った原料を使うこと」だけは譲れない点でしたし、そのおかげでクオリティに妥協することなく、理想の「Yum Yum®︎」を完成させることができたと思います。

03
スープが絡みつくもちもち食感のオリジナル麺

――スープは現地から直送している一方で、麺は日本で製造しているんですよね。なぜスープと麺の製造場所が分かれているのでしょうか。

田代さん:「麺とスープの賞味期間に差があること」が関係しています。麺は酸化しやすいため、賞味期間がそこまで長くありません。もしもスープ同様、麺もタイで作った場合、輸送にかかった時間の分だけお客様に手に取っていただいたときの賞味期限日が近くなってしまう。

作ってから実際にお店に並ぶまでの時間を短縮するにはどうしたらいいか――。賞味期間の課題を解決する方法の1つが、「麺を国内で製造すること」でした。即席麺の製造は味の素社初の試みだったのですが、国内メーカーと共同開発し、現地タイのものに近く、本場のスープと相性ぴったりの麺をつくるべく、1年ほど調整を行いました。

――タイと日本の麺で変えたところはありますか?

田代さん:大きく分けて2つあります。まずは麺の食感ですね。タイの「Yum Yum®︎」に太麺のシリーズがあり、そちらと近いものを目指して作っているのですが、食感はより日本人好みのもちもちした麺になっています。現地の「Yum Yum®︎」らしさを大切にしながら、理想のバランスを追求しています。

もうひとつは、麺の量です。タイの食文化は日本と少し異なっていて、1日3食ではなく、1日のなかで少ない量をこまめに食べるんですね。そういった背景もあり、日本では1食として食べても満足感のある量にするべく、増量しました。

04
ちょっとしたアレンジで、もっとおいしく!

――最後に、「Yum Yum®︎」のオススメの食べ方を教えてください!

田代さん:個人的にはシーフードミックスとパクチーのトッピングがオススメです。シーフードミックスは麺と一緒に入れると魚介の味わいが出ますし、パクチーは麺を器に盛って最後にのせると新鮮な風味が楽しめます!辛みが苦手な方は、卵やチーズを入れるとまろやかになってオススメです。

▲「沸騰したお湯で麺を4分ゆでて最後に付属の粉末スープとオイルを入れるだけなので、忙しい日の夜ごはんにもちょうどいいんです」と田代さん。

「レシピ大百科」に「Yum Yum®︎」のアレンジレシピを掲載していますので、ぜひそちらもお試しください!

  • 執筆/ひらいめぐみ 撮影/須古恵 編集/花沢亜衣

  • 「Yum Yum®︎」の発売を記念し、7月31日まで「Yum Yum®」オリジナル向井康二さんどんぶりプレゼントキャンペーンを実施中!みなさまのご応募お待ちしています!

    「Yum Yum®」オリジナル 向井康二さんどんぶり プレゼントキャンペーンキャンペーンの詳細はこちら!

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