ジリジリと焼けるように暑い日が続く夏。「涼しいおうちでのんびり過ごしたい!」という方も、料理で旅行気分を味わってみませんか?
地域に根付いた食文化に基づき、その土地ならではの食材や調理法で作られ、伝承されている郷土料理。
そんな現地ならではの郷土料理について、「おうちで日本グルメ紀行」と題し、全国に支店や関係会社がある味の素グループの社員に、現地のオススメ郷土料理を教えてもらいました!
今回は、山口県の郷土料理「瓦そば」を紹介します!
ちなみに前回は沖縄料理について紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
インタビューした人
広域営業部戦略アカウントグループ
森川 なのはさん
山口県下関市出身、地元が大好きな5年目社員。(好きな食べ物はもちろん瓦そば)5歳~大学4年生までは硬式テニスに取組み、日々の食事・栄養バランスの大切さを実感。入社後は家庭用営業(現ドラッグストア担当)として、“アミノ酸を通じた健康課題解決”を目標に活動中。
- 食べたみんながハマってしまう?! 瓦そばの魅力
- 瓦そばには「家庭の味」がある。森川家流の食べ方は?
- ほかにもある!山口県のオススメ郷土料理
- 魅力いっぱいの山口県へ遊びに行ってみて!
01
食べたみんながハマってしまう?! 瓦そばの魅力
瓦そばは山口県下関市発祥の料理。焼いた茶そばの上に炒めた牛肉や錦糸卵などの具材を乗せ、温かいつゆにつけて食べる麺料理です。
熱した瓦の上に乗せて提供される、インパクトある見た目が特徴的ですが、山口県出身の森川さんによると「お店で食べるよりも、家で食べることが多い」のだそう。
「実家ではもちろん、高校時代は寮生活だったので、部活のみんなとホットプレートを囲んで瓦そばを食べてました。大事な試合の後や、誰かの誕生日には瓦そばが定番でしたね。高校卒業後に上京してからは、大学の同期や先輩、会社の同僚を招いて『瓦そばパーティー』をすることも。みんな体験するとハマってくれるんです!」
瓦そばは、食べるだけでなく、工夫を加えて作る工程も楽しみの一つ。なかでも麺の焼き加減には人それぞれ好みがあるそうで、森川さんは「焦げる手前のパリパリくらいが好き」なんだとか。
みんなでワイワイ作って食べる。そんな「瓦そば」のエンターテイメント性に、心惹かれるのかもしれませんね。
02
瓦そばには「家庭の味」がある。森川家流の食べ方は?
瓦そばは、肉の味付けや盛り付けの仕方など、家庭ごとの好みによって異なるのだそう。そこで、森川家流の作り方を教えてもらいました!
「まず、牛肉とたまねぎを塩コショウで炒めます。錦糸卵は事前にフライパンで作って、白ネギは刻んで、大根おろしも用意しておきます。盛り付けは、茶そばの上に錦糸卵、お肉・玉ねぎ、白ネギと重ねて、大根おろしは別皿に盛りますね。最後に、祖母の家で採れるレモンを切って乗せたら完成です!」
また、茶そばをつける“つゆ”は、できあがる直前に温めるのがオススメ。山口県のスーパーでは瓦そばのためのそばとつゆがセットになった商品が並んでいるのも定番です。
ただ、付属しているつゆだけでは足りないことが多いので、しょうゆ、みりん、砂糖、「ほんだし®︎」などを使って、「追いつゆ」を作ることも多いそう。
瓦そばのレシピはこちらでもご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
03
ほかにもある!山口県のオススメ郷土料理
山口県の郷土料理は、瓦そば以外にもたくさん!なかでも森川さんオススメの3つをご紹介します。
くじらの竜田揚げ
山口県は昔から捕鯨が盛んな地域だったこともあり、今でもくじらを食べる文化が根付いています。森川さんは、小学校の給食でくじらの竜田揚げが出たり、実家近くの市場で売っているのを買って食べたりしていたそうです。
チキンチキンごぼう
鶏の唐揚げと、素揚げしたごぼうを甘辛いタレで炒めた料理。山口市で学校給食をもとに生まれたレシピで、今や郷土料理といえるくらいに広まったのだとか。甘辛い味付けでご飯が進む一品です。
けんちょう
大根、にんじん、豆腐を使ったシンプルな煮物料理。森川さんは学校給食や実家でも食べていたそうで、「大人になって、よりおいしさが分かる味」なんだとか。
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魅力いっぱいの山口県へ遊びに行ってみて!
ご当地グルメはもちろん、山口県には素敵な観光地がたくさんあります。
「下関市だったら、市街地近くなら唐戸市場、少し足を伸ばして角島大橋や元乃隅神社もオススメです。ほかにも、瀬戸内海・日本海が一望できる『火の山公園』や、神秘的な池が有名な『一の俣桜公園』など、自然が楽しめる場所もたくさんありますよ」
また、美祢(みね)市にある日本最大級のカルスト台地として有名な「秋吉台」も、ぜひ訪れてみてほしい場所だとか。
自宅で「瓦そば」など山口県のご当地グルメを楽しんだら、ぜひ次は本場に食べに行ってみてくださいね!
あなたはどの郷土料理がきになりましたか?ぜひ、記事下の「みなさまのお声をお聞かせください!」コーナーにて教えてください!