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風邪

「風邪は万病の元」といわれるように、風邪ぐらいと軽く見ていると様々な病気につながる可能性があります。ウイルスなどの外敵からからだを守る抵抗力を高めて、 「風邪をひきにくい」カラダをつくりましょう。
【基本編】 知っておきたい風邪対策

冬になると風邪やインフルエンザが増える理由とは?

冬になると風邪やインフルエンザが増える理由とは?

風邪もインフルエンザも、ウイルスの感染によって起こります。特に冬場に風邪やインフルエンザが増える原因はウイルス側とヒト側、両方にあります。

日本の冬は低温と乾燥が同時に起こりますが、風邪のウイルスもインフルエンザのウイルスも低温と乾燥に強いため、感染力が高くなります。ウイルスはホコリなどにくっついて移動しますが、乾燥するとホコリが舞い上がりやすくなるので、ウイルスに感染する機会も増えます。
また、低温で乾燥した環境では、のどや鼻の粘膜が乾燥しやすくなり、抵抗力が下がります。加えて寒冷刺激によって鼻水が出やすくなりますが、鼻水は粘着力が強く、ホコリなどについたウイルスが付着しやすくなります。その結果、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのです。

加温・加湿、手洗い、うがい、マスクの4つが効果的

低温と乾燥を避けるために、室内では暖房や加湿器を適度に使いましょう。加湿器がないときは、お湯を張った湯船の蒸気で室内が乾燥しすぎないように工夫します。
「風邪をひいたら湯船に入ってはダメ」といわれることがありますが、入浴は血行を良くして抵抗力を高めてくれます。ただしお湯が熱すぎると湯冷めしやすいので、風邪気味のときはややぬるめのお湯(38~40℃)でじっくり温まり、お風呂から出たら保温して湯冷めしないように気をつけましょう。

手についたウイルスが体内に入らないように、外出先から戻ったら手洗いを入念に。親指や小指の腹、指の間、爪のまわりなども忘れずにウイルスを洗い流します。
うがいはのどについたウイルスを洗い流す効果がありますが、付着して15分ほどでウイルスは体内に侵入しますから、早め早めを心がけましょう。
マスクはウイルスの侵入を防ぐと同時に、のどと鼻の粘膜を加温・加湿して抵抗力を高めてくれます。マスクは顔の形にフィットするものを使い、ウイルスが侵入しにくい不織布タイプを使い捨てるようにしてください。

軽い有酸素運動で血行を改善。ストレスも一緒に解消!

適度な運動は健康作りの基本ですが、激しい筋力トレーニングのように負荷が強すぎる運動は一時的な抵抗力の低下を招きます。からだを動かすなら、息が軽く弾む程度の軽い運動をリズミカルに続ける有酸素運動(ウォーキング、軽いジョギング、自転車、水泳など)が最適。血行が良くなり、抵抗力も高まります。ストレスや睡眠不足は抵抗力を下げる一因となりますが、有酸素運動はストレスを発散し、心地良い疲労感で安眠へと導く効果も期待できます。

寒い季節に外で運動する際は、防寒対策をしっかりと行いましょう。屋内プールで行う水泳は季節に関係なく楽しめるうえに、膝などへの負担が少ない優しい有酸素運動。泳げない方はプールを歩く水中ウォーキングを試してみてください。

重たいダンベルやマシンを使った筋力トレーニングは、運動後に一時的に抵抗力を下げる恐れがあります。筋肉量を落とさないために筋力トレーニングを取り入れる場合には、自分の体重を用いた軽い運動を中心にすると良いでしょう。

教えてくれた先生
宮川 浩一 先生
みやがわクリニック院長
医学博士
宮川 浩一 先生
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