おいしいものを食べるのはすごく幸せなことなのに、その支度となると話は別。献立にはじまり、食材の準備、調理から後片付けまで、「今夜は何を作ろうか…」と考えるだけで疲れてしまうことも。
楽しいはずの食事が、悩みの種になってしまうのは、ちょっともったいない気がしますよね。でも実際のところ、みなさんどうやって日々の営みをこなしているのでしょうか?
そこで、「AJINOMOTO PARK」編集長が自ら、社員の食卓をのぞき見。食べることが大好きな味の素社員のご飯に関する工夫や決まりごとをシリーズで取り上げます。
今回取り上げるのは、フレッシュな入社2年目!、新居(にい)さんのご飯ルールです。
インタビューした人
調味料事業部
新居 紗知さん
2019年入社。調味料事業部で製品開発を担当。家庭用のメニュー調味料の開発に熱意を捧げている。小さなころから料理が大好き!大好物は、オクラ。
ひとり暮らし×自炊を無理なく続けるコツとは?
ひとり暮らしの自炊は、モチベーションの維持が大きな課題。自分で作ったほうが経済的で栄養バランスがよいことがわかっていても、つい手軽なお惣菜や外食に頼りがちです。
ところが、新居さんはほぼ毎日、自炊を継続中。新居さんが、手作りごはんを継続できているコツは、どんなところにあるのでしょうか?
サブスク動画をおともに、まとめて買いした食材をリビングで楽しく下ごしらえ
週に1回、5000円分ほどの食材を購入して、1週間分の下ごしらえを済ませて冷凍し、平日の調理時間を短縮しているという新居さん。
ただ、仕込みを淡々とこなすだけでは疲れてしまうので、サブスク動画をおともに下ごしらえ。好きなドラマや映画を見ながら作業することで、楽しい時間になるよう心がけているのだそう。
ちなみに、ひとり暮らしのマンションのキッチンは手狭なので、リビングのテーブルを使って調理をしているとのこと。作業がしやすい場所で下ごしらえをするのも自炊継続のコツといえそうですね。
まとめ買いは、保存がきく食材とお手軽食材を組み合わせて
管理栄養士でもある新居さん。管理栄養士さんが普段、どんな食材を買っているのか、気になりますよね。
質問してみたところ、キャベツや玉ねぎ、トマト、ほうれん草、にんじん、卵、乾麺など、購入するのは保存性が高い食材が中心。全体のおよそ4割が野菜、そのうち緑黄色野菜が4割から6割になるよう調整しているそうです。
「お肉やお魚などのタンパク質は、手のひらにのる量が1食分の目安なんです」と、お買い物時に手軽に試せる手ばかり栄養法も教えていただきました。
また、短時間でおいしいごはんが食べられる工夫として、「Cook Do®」や「丸鶏がらスープ」、まぶしておくだけで、お肉がやわらかジューシーになる「お肉やわらかの素®」などの調味料も積極的に活用。そのほか、水でさっと洗うだけで食べられるチルド麺なども食材セット入りしています。
お買いものする時点で栄養バランスを考えながら、手軽においしいごはんが食べられる準備もされているんですね。
ひとり暮らしの自炊を無理なく続ける手抜きポイント&やる気アップ法
小学校4、5年生のころから、忙しいお母さんの代わりに夕ごはんのお手伝いをしていたという新居さん。おいしい、おいしいといって食べてもらえるのがうれしくて、料理をすること自体が好きになったのだとか。
とはいえ、いまはひとり暮らし。仕事を終え帰宅してからの夕ごはん作りを面倒に感じてしまうこともあるそう。
だから、疲れているときや時間がないときは手軽さを重視。たとえば、チルド麺を「Cook Do®」回鍋肉用でさっと味付けするだけで完成といった、“麺の日”も週1ペースで設定しているそう。
また、週末は自分へのご褒美としてデリバリーで好きなごはんを注文したり、大好物のオクラや納豆などなどのネバネバ食材(!)を用意したりして、大好きなアーティストの動画を楽しむことも。
自炊を完全休業する日を設けるなど、上手に息抜きしながら、料理へのやる気を維持しているというわけですね。
新居さんにとって、自炊を持続させるコツは、「楽しみとセットにすること」にありそうです。
動画をみながらの下ごしらえや、週末のデリバリーごはんやネバネバ食材ざんまいのご褒美デー…。調理時間をお楽しみタイムに変えたり、適度に息抜きしたりと、すぐに真似できそうな新居さんの工夫。さっそく我が家でも取り入れたいと思います!