スーパーで季節ごとに変わっていく旬の野菜。季節感を味わえるだけでなく、栄養価も高いのです!こちらのコーナーでは、季節ごとに楽しみたい旬野菜の魅力を紹介します♪
ふっくらとしてほんのり赤みがかったみょうがは、独特な風味とさわやかな香りが特長で、夏には欠かせない食材ですよね。冷ややっこやそうめんなどのトッピングとして、料理をさっぱりとしてくれるだけでなく、実はいろんな料理に活用できるんですよ!
今回は、薬味としてはもちろん、みょうが本来の味わいを楽しむための食べ方や切り方、保存のコツをお届けします☆
じわっと汗をかく季節にぴったりなみょうがのおいしさをぜひ味わい尽くしてくださいね!
- みょうがってどんな野菜?
- みょうがの選び方&保存方法
- みょうがのよさを引き出す切り方別!おすすめレシピ
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みょうがってどんな野菜?
みょうがは『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』に登場するほど、日本では歴史が古い野菜です。夏の食材としてなじみのあるみょうがですが、野菜として栽培しているのは日本だけ、ともいわれています。
みょうがのさわやかな香りには、食欲を増進させる働きがあるため、暑さで食欲が落ちているときには取り入れてみてくださいね。
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みょうがの選び方&保存方法
おいしいみょうがの選び方
見分けるポイントは、色つやが良く、丸々として身が締まっているかどうか。
蕾が開いてしまったものは、風味がなくなっているので、開いておらず傷がないものを選びましょう。
新鮮さを保つ!冷蔵・冷凍保存のコツ
乾燥を嫌うので、ぬらしたキッチンペーパーや新聞紙に包んで、さらにポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。酢漬けにすると保存がきき、鮮やかなピンク色にもなるのでおすすめです。
みょうがを冷凍保存する場合は、ひとつずつラップに包みバットにのせて冷凍するか、丸のまま保存袋に入れて冷凍してください。輪切りなど用途別に切って冷凍する場合は、生のまま保存袋に入れ、平らにならして冷凍してください。調理するときは凍ったまま行うのがおすすめです。
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みょうがのよさを引き出す切り方別!おすすめレシピ
縦に薄切り・せん切り、横に輪切りなど、さまざまな切り方がありますが、料理によって使いわけましょう!
香りが強すぎる場合には、水にさらしてあく抜きをしてみてください。香りが抜けすぎないようにさっと短時間で行うのがおすすめ◎水にさらすことで、シャキシャキとした食感も楽しめますよ♪
繊維に沿って縦に切る「薄切り」&「せん切り」
細長く仕上がり、存在感があるため、箸でつかみやすい・食感を楽しむことができますよ。大きめの具材や、細長い具材と合わせやすいのが特徴です。
薄切りの切り方
材料を、端から1mm程度の幅で薄く切っていきます。繊維に沿って切るのが一般的ですが、生で食べるときは食べやすくなるように繊維を断つように切ります。
せん切りの切り方
まず、材料を長さをそろえて薄切りにします。薄切りにした材料を少しずつずらすように重ね、端から3mm以下の幅で細長く均等に切ります。
繊維を断ち切る「輪切り」
輪切りは細かく仕上がるので、具材と絡みやすい&混ぜやすいのが特徴です。繊維を断ち切るため、みょうがの香りをより楽しむこともできますよ。
輪切りの切り方
切り口の丸い大根などの材料を、同じ厚さにそろえながら端から切っていきますが、厚みは料理によって変えます。
みじん切りや半分!さまざまな切り方
上記の2つ以外にも、みじん切りや縦半分に切るなど、料理に応じて切り方を変えてみてくださいね。
みょうがの特徴や切り方の違いなどを学びながら、旬を味わってみてくださいね。
(参考文献)
高橋秀雄 著、『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店(2008年)
島本美由紀 著、『野菜まるごと冷凍テクニック』パイインターナショナル(2021年)
三浦理代 監修、『からだによく効く食べもの大辞典』池田書店(2010)
JAグループ 「とれたて大百科」みょうが
農林水産省 簡単な「冷凍ワザ」で、野菜を新鮮に!おいしく!
(参照日:2022-5-31)