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釣ってさばいておいしく食べる!魚から広がる食の楽しみ 味の素社員のご飯ルール♯36

釣ってさばいておいしく食べる!魚から広がる食の楽しみ味の素社員のご飯ルール♯36

2025/06/26

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「AJINOMOTO PARK」のシリーズ企画「味の素社員のご飯ルール」では、味の素社員の食卓をのぞき見。食べることが大好きな人の食生活や、料理を楽しむための準備や大切にしていることなど、それぞれの工夫を聞いています。

今回ご紹介するのは、 “釣り”をライフワークとして楽しんでいる味の素社 東京支社家庭用第2グループで働く前岡さんのご飯ルールです。

インタビューした人

東京支社 家庭用第2グループ

前岡 信吾さん

首都圏スーパーマーケットに向けた家庭用製品の営業を担当。営業先ではバイヤーさんと釣りトークで都度盛り上がる。料理も得意で、オリジナルの魚レシピに次々と挑戦中。これから釣り上げたい魚種は、甘鯛・ぶり・まぐろ!
  1. 配属先の九州で釣り&魚料理に開眼!
  2. 海の幸に感謝しながら、残さずきれいにいただくのが前岡さん流
  3. 釣りの成果&失敗エピソードを語らうのも醍醐味
  4. 社内有志による「釣り部(仮)」、じわじわ拡大中!

01
初期配属先の九州で釣り&魚料理に開眼!

サッカー、料理、キャンプ…etc.と多趣味な前岡さんが、数年来とりわけ楽しんでいるのが、「釣り」。そのきっかけは、味の素社に入社してすぐに配属された九州で、“師匠”と慕う釣りの名人に出会ったことでした。

前岡さんが師匠と慕う本田さん。あるときは月2回は師匠らと釣りに出かけていたのだそう。長崎をはじめ、佐賀、大分などへも遠征。「釣竿に魚がかかった時、手にビクビクっと魚の振動が伝わってくる瞬間が楽しいんですよね〜」と前岡さん。

「当時、福岡を拠点に九州各地の営業先をまわっていて、師匠とは長崎で出会いました。地元スーパーマーケットの営業に長年携わっている方で、現場のことを教えていただいたり、営業先に同行させてもらったりしていました。かなりの釣り好きで、日頃から『長崎は魚種が豊富で釣りが楽しい』とよく聞いていました。

とある休日、イカ釣りに誘ってもらい参加したら、それがもう楽しくて! その方は釣った魚をさばいて料理するのも上手。『この魚はこうやって食べるとうまい』など、釣りのノウハウはもちろん、釣った魚を自分でさばいて食べる醍醐味も教えてもらいました」

今では、ある程度どんな魚でもさばくことができるという前岡さん。師匠に直接教わったほかに、自分でYouTubeを見ながら練習し、腕を上げていきました。

「大学時代に一人暮らしを始めたのを機に自炊をするようになり、料理は割と好きな方でした。それでも魚をさばいたことはなく、最初は骨に身が残ってしまって全然上手くさばけませんでしたね。普通の包丁で必死にさばいていたのを見かねて、師匠が出刃包丁をプレゼントしてくれました(笑)」

02
海の幸に感謝しながら、残さずきれいにいただくのが前岡さん流

実は前岡さん、お父さまが釣り好きだったこともあり、子どもの頃からたびたび釣りに出かけていたそう。

「小学校低学年の頃から、父親に連れられて関東近郊の海で釣りをしていました。その頃はサッカーに夢中だったので、釣りにハマることはなく、ただ身近だったという感じです。あじやきすなど小物が中心の釣りで、父も釣った魚を家でさばいてましたね。

今思うと、実家では食卓に魚料理が上る機会が多かったような気がします。母が作る魚料理はなんでもおいしくて、子どもの頃から魚が大好きでした。ただ、二人ともとくに魚の食べ方にうるさくて、『まだ骨に身が残ってる』『残さず食べなさい』とよく言われていました。そのおかげで、いのちに感謝しながらいただく、という気持ちが自然と身についたのかもしれません」

ご自身で釣りをするようになってからは、料理をするときにもすべてを余すことなく使い切ることを意識していると言います。

「大人になって自分も本格的に釣りをするようになったことで、自分の手で苦労して釣った魚を少しも無駄にしたくない、ちゃんと大事に食べてあげたいという気持ちがより強くなりました。例えば、あじの身はさばいて『刺身』や『なめろう』にし、残った骨は『から揚げ』にして余すことなくいただきます。自分でさばくことによって、こんなところもおいしくいただけるんだと気づくようになりました」

釣った魚は、刺身、焼き物、煮物、にぎり寿司、アラや骨でだしをとって汁物、皮が食べられるものは唐揚げにして皮せんべいにするなど、余すことなく生かすのが前岡さん流!

03
釣りの成果&失敗エピソードを語らうのも醍醐味

ここまで前岡さんを夢中にさせる釣りの魅力とはなんでしょうか。そう尋ねると、前岡さんは「釣りにはドラマがあって、それを一緒に行った仲間と喜びあったり、自慢し合ったりするのが盛り上がるんですよね〜」という答えが。なかでも思い出深いエピソードを話してくれました。

74センチのたいを釣り上げた前岡さん

「早朝、釣り仲間4、5人で、片道4時間半かけて行った長崎・五島灘の船釣り。かなり気合いを入れて始めたものの、何時間経っても僕は一匹も釣れなくて(笑)。いよいよ日が暮れてきて船も終航しようとした時、僕の最後の一投がかかって、74センチの大きな鯛が釣れたんです! もちろん、その日の宴では僕がヒーローでした(笑)。

そんなふうに、大どんでん返しがあったり、狙っていないレアな魚種が釣れたりと、釣りは思いがけない展開がたびたび起こるんです。終わった後、そうした釣れるまでの成功や失敗のあれこれを、ご飯を食べながら振り返る時間が本当に楽しいんですよね」

加えて、釣った魚を調理して家族や後輩に振る舞うと、「おいしい!」と喜んでもらえることも、モチベーションになっていると言います。

「週末は妻と一緒に料理をすることが多いんですが、魚料理は大体僕が担当しています。ネット上のレシピや、外食で味わっておいしかった料理を参考にいろんなアレンジ料理を作っています。なかでもパスタは妻にも好評です。また、大量に釣れた時は職場の後輩たちにも振る舞うこともあり、おいしそうにモリモリ食べてくれるので、釣った甲斐を感じられてうれしいですね」

自身で釣ったイカで作った、イカ墨パスタ

04
社内有志による「釣り部(仮)」、じわじわ拡大中!

今は2カ月に1度くらいのペースで、三浦半島や房総半島などに足を運び、釣りを楽しんでいる前岡さん。聞けば、前岡さん以外にも味の素社内には釣り好きが数人いるそうで、「釣り部(仮)」を立ち上げるか検討中なのだとか。

先日、AJINOMOTO PARK編集部はそんな皆さんが釣り後に開いた食事会の様子を覗かせてもらいました! この日は、それぞれが釣った魚をコース料理として提供してくれるレストランでの開催。一品ずつ運ばれるたびに、魚トークで盛り上がりました。

この日は有志の社員で東京湾の五目釣りへ。釣りが初めてのメンバーもいて、全員で約50匹、あじやコチ、ヒラメ、など様々な魚が釣れたのだとか!

釣り好きの皆さんの熱量を体感して、次は実際の漁場にも行ってみたくなった我々編集部。前岡さん曰く、「今は船で道具一式をレンタルできるところもあるので、初心者でも気軽に楽しめますよ」とのこと。

「僕自身、釣りを始めたことでいろんな楽しさや興味関心が広がっていったように、一度やってみるときっとなにかしら新しい食の発見があるはず。まずは“釣りたい気持ち”さえあれば十分! 社内で『釣り部(仮)』に興味がある人は、声をかけてください!」

 
  • 執筆/木下美和 編集/長谷川 賢人
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