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料理が苦手なのも個性!自分らしく「食」と関わる味の素社員のご飯ルール#33

料理が苦手なのも個性!自分らしく「食」と関わる味の素社員のご飯ルール#33

2024/07/25

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「AJINOMOTO PARK」のシリーズ企画「味の素社員のご飯ルール」では、味の素社員の食卓をのぞき見。食べることが大好きな人の食生活や、料理を楽しむための準備や大切にしていることなど、それぞれの工夫を聞いています。

今回ご紹介するのは、味の素社のコミュニケーションデザイン部クリエイティブグループで働く矢島さんのご飯ルールです。

インタビューした人

コミュニケーションデザイン部 クリエイティブグループ

矢島 瞳さん

家庭用商品ブランドのクリエイティブ担当。美術大学卒業後、新卒採用で入社し、現在6年目。担当商品は「鍋キューブ®」「パスタキューブ™」「Yum Yum®」等。主にパッケージデザインや、広告コミュニケーションの開発・制作管理を担う。

  1. 子ども時代から、食への関心が高かった
  2. 「料理が苦手」も個性かも?そんな自分を面白がってみる
  3. 混ぜるだけ!煮るだけ!豆腐でつくる簡単レシピ
  4. ダイエットをきっかけに、素材が持つ可能性に気づく

01
子ども時代から、食への関心が高かった

矢島さんは幼い頃から食べることが大好きでした。単においしいかどうかだけでなく、「ファミレスに行っても、値段と味のバランスを考えてしまう」ような、大人びた小学生だったそうです。

美術大学ではデザインを専攻。立体と平面の両方を学び、特にグラフィックデザインに興味を持ちました。そこへ、昔から興味があった「食への高い関心」が加わり、就職先にも食品メーカーを考え始めます。

「学生のころから、ウェブサイトで気になる商品をチェックしたり、スーパーの食品コーナーをぶらぶら歩くのが好きだったりと、気づいたら食品のパッケージを見る機会がすごく多くて。大学でパッケージデザインを学ぶと、商品の魅力がデザイン次第で変わってしまうことにも興味を惹かれました。好きな食というジャンルでこの面白さに携われたらいいな、と思ったんです」

そんな中、「家族のほっこりとしたご飯の時間」をイメージしたときに、まず思い浮かんだのが、味の素社だったそうです。

02
「料理が苦手」も個性かも?そんな自分を面白がってみる

お買い物中のお客様が商品に目を留める時間は、ほんの数秒。矢島さんにとってパッケージデザインは「店頭で気づいてもらうためのポスター」という役割も持つそう。

アイデアに悩んだときはスーパーへ。商品棚の前で子どもと相談しながら手に取る親御さんの姿をそっと見ながら、ヒントをもらうこともあるといいます。

「ここ数年は特に、お客様目線に立つことを意識しています。 たとえば、商品が魅力的に見えるには、必ずしも料理写真はいらないかも……など、デザイナーと検討し生まれたのが『Cook Do® 極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐用』です。CM放映が始まる前から“パケ買い”してくださった方もいると聞いて、しっかり届いている実感がわきました」

「麻婆豆腐の素」のパッケージでは定番の料理写真ではなく、「極」の一文字をメインに、要素を少なく。黒と金で目立たせ、グレードの高さも醸し出しました

とはいえ、実は矢島さん自身は、料理をすることが得意ではないそうで……。

「大学生のころから要領はよくない方だとうっすら気づいていました。料理って、何かをやっている間に別のことを同時進行で進めないといけないのに、それが苦手なんですね。だから、気づけば焦げていたり……なんてことがよく起きます。クリエイティブグループの一員として、お客様の気持ちを少しでも知るために料理教室へ通ったこともあるのですが、全然うまくはならなくて。根本的にズボラだから、レシピを見ても自己流に省略してしまったりして、なかなか上手にできません(笑)」

料理ができないことがコンプレックスだった時期もあるそうですが、最近は料理のできなさも「個性」とポジティブに捉えているのだとか。

「できない自分も面白くなって、個性だと思えてきちゃったんです。それから吹っ切れて、自らアピールしてみると周囲もそれを面白がってくれて。今は、料理が苦手であることを隠さなくてもいいんじゃないかなと思っています」

03
混ぜるだけ!煮るだけ!豆腐でつくる簡単レシピ

矢島さんのモットーは「自分の機嫌は自分で取る」。料理は苦手でも、外食や出来合いばかりだと罪悪感がわいてしまう自分のために「できる料理」も実践しています。

矢島さんの強い味方は「お豆腐」。混ぜるだけ、煮るだけで、簡単においしく作れるレパートリーをいくつか持っています。

「いろいろ試すのが好きで、中でも面白かったのが豆腐でした。たとえば、絹豆腐とはちみつと抹茶パウダーをミキサーで混ぜて凍らせると、抹茶味のアイス風になっておいしいんですよね。3つか4つの食材を混ぜるだけで、いろいろなものに変化するので、豆腐にはたくさん可能性があると思っています」

特によく作るのが、絹豆腐ともずく、オクラをゆず胡椒で和えたもの。お母様に教わり、「これなら簡単でおいしい!」と定期的につくっているのだそうです。

絹豆腐ともずくをゆず胡椒で和えたもの

そしてもうひとつ、ここぞというときに作るのが「肉豆腐」だとか。

「しょうゆとみりんで煮るだけで、火を使うのが苦手な私でもギリギリできる!何度も作っていますが、家族以外に出すときには、一応事前に練習します」と矢島さん。おいしく作るコツは「できる限り、よい牛肉を買うこと」ときっぱり。定番のレシピを教わりました。

肉豆腐

材料&調理手順

  1. よい牛肉を買う(細かい味付けはできないので、よい素材を使うことが何より大事)。
  2. 牛肉・豆腐・他の具材(えのきだけや玉ねぎなど)を、水・しょうゆ・みりん・酒・和風だしの素で煮込むだけ。仕上げにスナップエンドウなどを飾ります。

04
ダイエットをきっかけに、素材が持つ可能性に気づく

食べることが大好きな矢島さんは、行ってみたいお店の情報収集も欠かしません。「一人で食べるご飯も好きですが、食事を一緒にしたときにしか出ない会話があって、リラックスした雰囲気から本音が出たりもする。『なぜこんなに美味しいんだろう?』なんて新しい発見があったり、それを語り合ったり。 食事をすると、絶対に何かの体験を得てから帰れる、というのも好きなところです」

栄養補給だけではなく、コミュニケーションや発見の場にもなっている食事の時間。だからこそ、おいしいと思っていないけど食べるような「惰性食べ」をしないように心がけています。

「せっかく口に入れるなら、できるだけおいしいものがいい。味もカロリーもそこそこで中途半端なのは避けたいですね。ヘルシーさを求めるなら、とことんヘルシーで栄養が摂取できればいい、と割り切ってしまいます」

趣味でよさこいやダンスのチームに入っていることもあって、ダイエットにも取り組むように。そのうちに余計な食材や調味料を使わなくなり、素材本来のよさを知る機会にもなったと言います。

「この食材にはこんな使い道があったんだ!とか、おいしいお塩だけで食べるとこんなに味わいが増すんだ、とか。食べ物のさらなるおいしさに出会うことができました」

人と比べることなく、自分のできなさを認める矢島さん。「たとえ簡単なものでも、疲れているのにちゃんと作った自分えらい!と褒めてあげるんです」と話す姿が印象的でした。

  • 執筆/Re!na 編集/長谷川 賢人
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