OPEN MENU

MENU

「鶏白湯」が家庭で気軽に食べられる! 開発者が納得するまで突き詰めた「味の素KK 鶏白湯スープ」が新発売

「鶏白湯」を家庭で気軽に!開発者が納得するまで追求した味の素KK 鶏白湯スープが発売!

2025/02/27

SHARE

近年、人気が定着しつつある「鶏白湯(とりぱいたん)」。「白湯」とは中国料理のひとつで、鶏肉などの素材を長時間煮込み、白濁して仕上げるス―プのことです。ラーメン店をはじめ、外食店ではよく見かけるようになりましたが、「家で作ったことがある」という方は少ないのではないでしょうか。

そんな「鶏白湯」を自宅で手軽に再現できるスープの素が、味の素社より発売になりました!

「鶏」で「スープ」といえば、姉妹ブランドにあたる「丸鶏がらスープ™」がありますが、どのように使い分けたり、取り入れたりするといいのでしょうか。「お店のように本格的な味をおうちで食べられる」と聞き、開発担当者の井上さんに詳しくお話を伺いました!

インタビューした人

コンシューマーフーズ事業部 シーズニンググループ

井上 厚さん

食べることが大好きな「丸鶏がらスープ™」「味の素KK 鶏白湯スープ」プロダクトマネージャー。料理の楽しさと「おいしい!」を製品を通じて多くの方にお届けするために日々奔走中。趣味は筋トレ、キャンプ、スノーボード。

  1. 「味の素KK 鶏白湯スープ」はどうやって使う?
  2. お店の味を家庭でも…!たどり着いた「3種類の原料」
  3. “鶏白湯”を「食卓の新たな定番メニュー」に

01
「味の素KK 鶏白湯スープ」はどうやって使う?

「湯」(タン)とは中国語でいうスープのこと。今回発売となる「鶏白湯スープ」と、既存製品の「丸鶏がらスープ™」やその他の中華だしとは、どういった違いがあるのでしょうか。

井上さん「『丸鶏がらスープ™』は、中華だしとしては『上湯(シャンタン)』『毛湯(マオタン)』といった『清湯(チンタン)』に分類され、透明度が高く、さまざまな料理への汎用性が高いのが特徴です。対して、『味の素KK 鶏白湯スープ』は名前の通り『白湯』に分類されます。白濁していてとろみがあり、お湯に溶かすだけでおいしいスープになるように味を調えています。これ一つで味が決まる!という意味では、イメージは『Cook Do® 香味ペースト®』に近い商品といえるかもしれません」

「味の素KK 鶏白湯スープ」の使い方としては、「まずはシンプルにスープで味わってみてほしい」と井上さん。

井上さん「製品化にあたり、実際に自宅でも色々な料理を試作しているのですが、鶏のうま味を一番堪能できるのはやっぱりスープですね。あとはシンプルですが、ご飯を入れて、おかゆのようにして食べるのもお気に入りです。疲れているときでも、ぱくぱく食べられますよ」

ある日の井上さんのごはん。「新生児の世話をしていたらお昼を食べる時間を逃し、子がようやく寝てくれたおやつの時間に、へとへとになりながら冷凍庫にあったごはんをチン。お湯で溶いた鶏白湯スープに入れました。本当は小ねぎが欲しかったですが、なかったのでゴマだけで我慢。一息つけた瞬間でした」

スープのおいしさを堪能したら、お米や鶏肉、ねぎなどを入れて参鶏湯(サムゲタン)風にしたり、野菜炒めの味付けに使うのもオススメだそう。

井上さん「スープやおかゆのほか製品を作る過程で色々なレシピを試してきました。その中でも、特にオススメなのが野菜炒めです。原材料にゼラチンなどを使っているのもあって、野菜が水っぽくならず、餡がかかったように仕上がるんです。中華料理店のような、ツヤがあり、シャキっとした野菜炒めが簡単に作れるので、ぜひ試していただきたいです!」

井上さんたち開発チームでも「味の素KK 鶏白湯スープ」を使ったレシピをいくつも試作。商品発売後も、「おいしい食べ方」の追求は続きます

02
お店の味を家庭でも…!たどり着いた「3種類の原料」

鶏白湯は鶏がらなどを時間をかけて煮込むため、“お店で食べるもの”というイメージが強い料理。開発には、どのような試行錯誤があったのでしょうか。

井上さん「家でもお店で食べるような鶏白湯を気軽に食べられるようにしたい、というのが最初の思いでした。実は、開発メンバーが目標としていた鶏白湯の味があって。とあるお店にみんなで行った時に、鶏白湯ラーメンを食べたんです。そのときに『これだ!!』と。コク深さがありつつも優しい味わいで、鶏がらの風味が後に残るような…そんな味わいを作るために、いろんなお店に行っては、ノートに味の感じ方をメモしていました」

「口に入れた瞬間はどうか、後味はどうか…など、真剣に食べていたので周りから見ると怪しかったかもしれません(笑)」と井上さん。開発中に『この味でいいのか?』と迷ったときも、答え合わせのようにお店の鶏白湯を食べに行っていたそうです。

井上さんのノート、ある日のメモより。香りや風味、味といった項目ごとに気づいたことをせっせと書き留めた。「理想の味わい」をグラフ化し、口に入れてから消えるまでをグラフの増減に合わせるように表現。食べた人に感じてほしい鶏の風味や香りの変化を思い描いた。

優しい味わいでありながら、鶏白湯特有の舌を包み込むような質感もほしい…。そして、スープ以外のメニューにも使いやすいようにしたい…。理想を追求するなか、特にこだわったのが、原料でした。

井上さん「鶏がら、もみじ(鶏の足先の部分)などを原料とした“3種類のチキン原料”を絶妙にブレンドし、じっくり炊き込んだようなコク深い風味を再現しました。特にもみじを使っているのがポイントで、マニアックな話になるのですが、メインの味わいである肉の風味と、後味として残る鶏がらの風味を違和感なく繋げる役割を担っています。もみじが入ることで、口に入れてから飲み込むまでの全体の味のバランスがよくなるんです。いくつかの素材を試した結果、もみじにたどり着きました。さらに、当社独自技術を活用することで、理想の鶏白湯に近づけています」

03
“鶏白湯”を「食卓の新たな定番メニュー」に

「『鶏白湯は外食』というイメージを変え、食卓に新たな定番メニューを増やしたいという思いを込めた」と井上さん。液体タイプの「鶏白湯の素」はすでに他社の商品があったものの、『味の素KK 鶏白湯スープ』のような粉末タイプの商品はほかに見かけません。

井上さん「粉末をお湯にサッと振りかけるだけなので、とても使いやすいですし、参鶏湯、ラーメン、水炊きなど、鶏白湯ならではのメニューも手軽に作ることができます。『丸鶏がらスープ™』ともうまく使い分けながら、鶏白湯を身近な存在として感じていただけたら嬉しいです!」

「味の素KK 鶏白湯スープ」を使ったレシピはこちらから閲覧できます。ぜひ試してみてくださいね。

  • 執筆/溝上 夕貴 編集/長谷川 賢人
  • キーワードで探す

    あわせてチェック