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長引く夏を「まだなつ」季と呼び、楽しんでみる!「五季そうさまプロジェクト」にかける想い

長引く夏を「まだなつ」季と呼び、楽しんでみる!「五季そうさまプロジェクト」にかける想い

2025/09/18

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9月、10月になってもまだまだ暑い日が続く近年。「夏が長すぎる!」という声があちこちから聞こえてきます。

きっとこれからも続くそんな気候の変化を受け、味の素社では長い夏をもっと楽しめるようにと、2025年に「五季そうさまプロジェクト」を立ち上げました。

9〜10月上旬のまだ暑さが残る時期を新たな季節として「まだなつ」と命名し、1年を四季でなく「五季」と捉えてみる。「まだなつ」を快適に過ごし、さらにその季節ならではの楽しみが見つかるようにと提案を始めています。

今回は、そんな「五季そうさまプロジェクト」発起人の山﨑さんにインタビュー。プロジェクト誕生秘話をはじめ、「まだなつ」ならではのレシピも教えていただきました!

インタビューした人

山﨑 誠也さん

夏が大好きでしたが、近年は暑さが厳しくなり、少し苦手に感じるように。現在は、商品の魅力などをお客様に伝えるブランドPRのほか、「五季そうさまプロジェクト」、インフルエンサーさんとの共創を主に担当しています!

  1. 「五季そうさまプロジェクト」で夏に新たなイメージを
  2. 夏と秋のいいとこどり!「まだなつ」レシピをご紹介
  3. 他企業とのコラボもお楽しみに!

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「五季そうさまプロジェクト」で夏に新たなイメージを

「夏が長くてつらい…」とネガティブに考える人も多いなか、そのイメージをポジティブなものに変えたいという思いが、「五季そうさまプロジェクト」発案のきっかけでした。

「五季そうさまプロジェクト」のロゴは五季を表す五角形の中を、季節のうつろいを表現するグラデーションで彩りました。食のテーマであることをお伝えしたく「五季そうさま」というネーミングにもこだわっています。

山﨑さん「本来夏は、海や山のレジャーも充実していたり、食においても夏野菜などおいしいものがたくさんあったりと、楽しくてワクワクする季節だと思うんです。でも、生活者のみなさんにお話を聞くと、暑すぎるがゆえに夏のネガティブな印象がいろいろと出てきて…。食を通じて、そんなイメージを変えたいと思いました」

実際、山﨑さんが生活者の方々に生声での調査をしたところ、「キッチンが暑くて料理がつらい」「そうめんや冷たいものばかりで、メニューがマンネリ化してしまう」「旬を楽しみたいけど、夏か秋か微妙な季節は楽しみ方がわからない」など、食に関するさまざまな困りごとが出てきました。

山﨑さん「みなさん、夏は特に料理が苦痛になっているということを実感しました。でも、料理って本来はすごく創造的で楽しめる要素も多いはず。楽しく向き合ってもらうにはどうすればいいんだろう、と考えたのがスタートです」

「AJINOMOTO PARK」コミュニティ「味のもト〜ク」※メンバーに聞きました!
(319名回答/2025年7月実施)

  • ・「以前よりも夏が長くなっていると感じる」98%(長くなっている/とても長くなっていると回答)
  • ・「今年の夏は例年以上に「暑い」と感じる」98%(暑い/すごく暑いと回答)
  • ・「暑い日にも食べやすい秋食材を活かしたメニューレパートリーを増やしたい」92%(増やしたい/できる限り増やしたいと回答)

(※)味の素社公式ファンコミュニティ。社員やおいしいもの好きの仲間と交流できます。

そこで出てきた案が、長引く夏を「まだなつ」として新しい季節と捉えること。日本人は昔から季節の旬やうつろいを楽しんできたからこそ、微妙な季節の変化を楽しんでもらおうと考えました。

山﨑さん「『まだなつ』の楽しみ方をお伝えするため、この時期ならではのおいしく楽しいレシピも開発しています。意識したのは、夏の料理の悩みを解消し、『まだなつ』を楽しんでいただくこと。暑い日でも食べやすいメニューにしたり、なるべく火を使わず簡単に作れるようにしたりと、料理を楽しめるように工夫しています。秋食材を夏らしく調理するなど、夏と秋の“いいとこどり”ができるようにこだわりました」

8月にはレシピ本『何もしたくない日のまだなつレシピ』(大和書房)も発売。「まだなつ」ならではの季節を感じられるようにレシピ名にも遊び心が。「たくさんアイデアを出し合って決めたので、ぜひそのあたりも楽しんでいただけたら嬉しいです」(山﨑さん)

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夏と秋のいいとこどり!「まだなつ」レシピをご紹介

今回、「まだなつ」レシピを考案したのは、“超料理マニアな料理人”こと東山広樹さん。東山さんは、飲食業のレシピ開発などを手掛けるほか、東京・神保町で『餃子の肉太郎』の店主を務めています。

「まだなつ」レシピを考案した東山広樹さん

山﨑さん「東山さんは料理に関する知識量が凄まじくて、スキルも想いも素晴らしい方。料理をロジカルに考えていて、それでいてレシピは簡単で作りやすい。なにより、東山さんの作る料理は抜群においしいんです!せっかく『まだなつ』レシピを開発するのだから、おいしいものを提案したいと思い、私自身ファンである東山さんにお声がけしました」

東山さんに考案していただいたレシピは、なんと約50品!メニュー考案時には、「新鮮さのあるメニューでありながら、馴染みがあるもの」という絶妙なバランスを取るように心がけたのだそう。

山﨑さん「新しい料理を作るときってワクワクしますけど、あまりにも馴染みがない料理だと、そもそも作ろうと思えないことってありますよね。『まだなつ』レシピは、みなさんの日常の食卓ににとり入れやすいように、そのバランスを意識しました」

レシピを検討するプロジェクトメンバーたち(左は「ほんだし」担当の三科さん)

今回は、『何もしたくない日のまだなつレシピ』でも紹介しているレシピの中から、イチオシの3品をご紹介します。

\山﨑さんのイチオシ「抜群においしいんです!」/

夏越え秋鮭ガパオ

材料
ごはん
250g
1個
サラダ油
大さじ2
秋鮭
1切れ
ししとう
8本
玉ねぎ
1/4個
にんにく
2かけ
青じそ
5枚
〈合わせだれ〉
A:「Cook Do®」オイスターソース
15g
A:「ほんだし®」
小さじ2
A:水
大さじ1
A:砂糖
小さじ1/2

<作り方>

  1. 秋鮭の骨を包丁や、骨抜きなどでなるべく取る。
  2. Aのすべての材料を耐熱容器に入れ、電子レンジ(500w)で 30秒加熱する。
  3. ししとうは1cm幅くらいの⼩⼝切り、⽟ねぎは1cm⾓、にんにくはあらみじん切り、青じそは細切りにする。
  4. フライパンにサラダ油を⼊れて強⽕で加熱し、卵を割り⼊れて⽬⽟焼きを作る。
  5. ⽬⽟焼きを取り出し、秋鮭の⽪⽬を下にして、弱⽕で加熱する。
  6. 鮭の⽪がカリッとなったら、⾝を焼く。
  7. 秋鮭がほぐれるようになったら強⽕にし、(3)のにんにく、⽟ねぎを加え、ヘラで秋鮭の⾝をほぐす。
  8. (2)を加え、(3)のししとう、青じそを加え、フライパンをサッとあおる。
  9. 器にごはんを盛り、(8)をかけ、⽬⽟焼きをのせる。

\キュウリの「すりおろし」がさっぱりタレに!/

まだキュウリの翡翠(ヒスイ)豆腐

材料
きゅうり
1本(約100g)
豆腐
1丁
しょうが
1かけ
「ほんだし®」
小さじ2
小さじ1
サラダ油
小さじ2

<作り方>

  1. 豆腐を皿に盛る。
  2. しょうがをすりおろし、「ほんだし®」、酢、サラダ油とよく混ぜておく。
  3. きゅうりをすりおろして、(2)と混ぜる。
    ※混ぜすぎるときゅうりの⾊が悪くなるため、混ぜすぎないようにする。
  4. (3)を汁ごと⾖腐にかける。

\秋の味覚で爽やかな素麺を/

黄ゆずの秋兆し素麺

材料
そうめん
2束
黄柚子
1/2玉
〈だし〉
A:水
150ml
A:酢
小さじ1
A:「ほんだし®」
大さじ1
A:醤油
小さじ1/2
A:氷
50g
〈豚⾁〉
豚⾁しゃぶしゃぶ⽤薄切り⾁
100g
「ほんだし®」
小さじ1/2

<作り方>

  1. お湯を沸かす。
  2. Aの材料をすべて混ぜ、冷蔵庫に⼊れておく。
  3. (1)に柚⼦を搾り、⽪の⻩⾊い部分を千切りorみじん切りにしておく。
  4. お湯が沸騰したら⽕を⽌めて豚⾁を1枚ずつ茹でて、⽕が通ったら冷⽔に⼊れて⾁の熱を冷ます。
  5. 豚⾁を全て茹で終えたら、⽔から引き上げボウルに⼊れて「ほんだし®」と和える。
  6. そうめんを茹でる。
  7. そうめんをザルにあけて、流⽔でぬめりをとり氷⽔で締める。
  8. そうめんを⽫に盛り、(2)のだしをかけ、(5)の豚⾁を乗せ、柚⼦の⽪を散らす。

03
他企業とのコラボもお楽しみに!

「五季そうさまプロジェクト」では、「新しい季節を快適に楽しもう」というコンセプトに共感する企業とのさまざまなコラボキャンペーンも進めています。

山﨑さん「私が携わっている現在の業務は、お客様の悩みやモヤモヤを解消するお仕事です。だからこそ、『五季そうさまプロジェクト』にはとてもやりがいを感じています。今年、生活者のみなさんからのコメントや反応をしっかりいただいて、来年以降も改善しパワーアップしながらプロジェクトを続けていきたいと思っています。ぜひ『まだなつ』を楽しんでいただき、ご感想をお寄せいただけたらうれしいです!」

「五季そうさまプロジェクト」はまだ始まったばかり。みなさんも、「まだなつ」レシピをフルに活用して、長い夏を楽しみましょう!

  • 執筆/溝上 夕貴 編集/長谷川 賢人
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