「ほんだし®」️では専門家と一緒に、野菜の苦手要素を攻略する方法を考えました。


農業研究機構 食品研究部門の日下部裕子さんによると、生まれつき子どもは、「苦味」や「酸味」は食べないようにする味として認識しているとのこと。 ※1
大人になるにつれて、たとえ苦味を感じたとしても、害がない苦味であることを体がわかってくることで、野菜嫌いを克服できることが多いそう。
※1 Steiner, J. E.(1973)The gustofacial response: observation on normal and anencephalic newborn infants. Symp Oral Sens Percept, 4 , 254-278. 「新生児の口に甘いものを垂らすと微笑み、苦いものを垂らすとしかめっ面をし、酸味を垂らすと口をすぼめる。」


子どもの野菜嫌いの主な理由は、野菜が持つ「苦味」や「酸味」など。
これらを軽減する調理を行うことで、野菜をおいしく食ベてもらえるはず。
そこで「ほんだし®」では日下部裕子さんと医師で料理家の河埜玲子さん監修の「野菜攻略マップ」
を作成しました。冷蔵庫に貼って活用してください。


様々な攻略方法がある中で、河埜玲子さんのおすすめは汁物アプローチ。
野菜は一般的に加熱すると甘みが増すため食べやすくなるといわれています。中でも「煮る」調理法は、油を使って揚げたりするより苦味が抜けてより一層たべやすくなる上、非常に手軽。また、野菜独特のニオイを軽減したり、しっとりと柔らかい食感になるというメリットも。
さらにみそ汁などの汁物は、加熱した時に栄養分を逃さず、うま味として汁に閉じ込めることができます。
特にみそ汁は、だしとみその風味やうま味のチカラで、一層食べやすくなり、子どもの野菜嫌い克服に効果的なメニューなのです。


「ピーマン」「セロリ」「なす」などを使ったレシピをご紹介します。
監修
河埜玲子氏
医師・料理家・
キッズ食育マスター
トレーナー。
7歳の娘を持つ医師。
「家庭のキッチンで出来る病気予防」をテーマに、忙しいママでも実現可能な簡単・美味しい健康レシピを提案。食の観点から予防医学を家庭に広げていきたいと思っている。また、子どものうちに正しい食の知識を身につけることが、将来の健康に非常に重要だということから、子どもの食育を広げる活動も行っている。
監修
日下部裕子氏
農業研究機構/食品研究部門/食品健康機能研究領域感覚機能解析ユニット
味を受け取る仕組みについて20年以上関わる。基礎研究として、甘味受容体を構成する分子を世界に先駆けて同定し、
その機能解析を行う。