気軽に外出、外食できない日が続き、一日三食、自炊している方も増えているのではないでしょうか。それが毎日のこととなると、本当につかれてしまうこともありますよね。がんばりすぎていては続きません。
「AJINOMOTO PARK」のリニューアルを記念して開催された、調理&トークイベントのテーマは「がんばりすぎない自炊のススメ」。
noteで人気の料理クリエイター、山口祐加さん、今井真実さんのおふたりに、がんばらなくてもおいしく作れる主菜・副菜、楽しく自炊をつづけるためのコツなどを伺いました。
インタビューした人
自炊料理家、食のライター
山口 祐加さん
インタビューした人
料理家
今井 真実さん
- 手の抜きどころ満載?!でもおいしく作れる料理のコツ
- 手間ひまかけなくてもおいしい副菜2品、主菜1品のレシピ
- 人気料理家さんに聞いた「#がんばりすぎない自炊のススメ」
- 料理すること、食べることって楽しい!
01手の抜きどころ満載?!でもおいしく作れる料理のコツ
調理&トークイベントは、「あこがれキッチン#2」でご紹介したnote placeのまっ白なキッチンから、ライブ中継でスタート。
はじめに登場いただいたのは、今井真実さん。さっそく、1品目の副菜「豆腐のビシソワーズ」の作り方を教わりました。
「じゃがいもの代わりに豆腐を使って、顆粒タイプの「味の素KKコンソメ」で味を整えるだけだから簡単ですよ。パックの豆腐はフィルムをちょっとはがして下向きに置いておけば水切りできます。ハンドミキサーやブレンダーがなければ、ビニール袋に豆腐を入れて手でつぶしてくださいね」(今井さん)
トッピングのオリーブオイルは、ボトルを傾けすぎずにゆっくり回しかけるのがポイント。カットネギを散らしたら、本当に火も、包丁も使わずに、あっという間に1品目が完成しました!
2品目の副菜は「ズッキーニとマッシュルームのグリル」。
「ズッキーニもマッシュルームも、生で食べられる食材です。火の通りに敏感にならなくていいので、忙しいときに便利ですよ。耐熱皿でグリルすれば、そのまま食卓に出せるから時短になります」(今井さん)
カットしたマッシュルームを耐熱皿に並べるときは軸を上にしておくのが、おいしさの秘訣。しみ出したエキスがカサの裏側にジュワッと溜まって、おどろくほどジューシーになるのだとか。
つづいて、主菜「粗挽きひき肉でつくる麻婆冷やし麺」の作り方を教えてくださったのは、山口祐加さんです。
「豆板醤や甜麺醤、XO醤といった調味料を買っても、使い切れたことがないんです。だから家で中華が食べたくなったら、「Cook Do®」シリーズに頼ります(笑)」(山口さん)
味付けの手間が少ない分、今回はあえて豚のロース肉を買ってきて、大きめのみじん切りに。大きめのお肉が入ることで、ご馳走感がアップするそうです。
「もちろん、時間がないときはムリせずひき肉を使ってくださいね。しょうが、にんにくはチューブ、ねぎはカットしてあるものを使ってもいいですよ」(山口さん)
仕上げにこしょうをしっかり効かせて、完成です!
02手間ひまかけなくてもおいしい副菜2品、主菜1品のレシピ
試食会は、今井さんと山口さん、司会の志村さん(note ディレクター)、「AJINOMOTO PARK」担当の木下も一緒に。詳しいレシピをご紹介します。
豆腐のビシソワーズ
ちょっぴり洋風でおしゃれな冷たいスープは、ホームパーティにもおすすめの一品。「味の素KKコンソメ」が豆腐の大豆感をやわらげつつ、味に深みを与えてくれます。オリーブオイルのフレッシュさが、暑い季節にぴったり。
ズッキーニとマッシュルームのグリル
とろとろジューシーなズッキーニは、たった10分グリルしただけとは思えないやわらかさ。うま味がしみ出たマッシュルームはお肉級の存在感です。隠し味の「味の素KKコンソメ」が、野菜の滋味を引き出しています。
粗挽きひき肉でつくる麻婆冷やし麺
お肉のゴロゴロ感がうれしい、本格的なピリカラ麻婆麺。暑い日は冷やし麺でさっぱりと、寒い日にはあつあつご飯で麻婆丼にしても。肉ダレをつくって保存しておけば、帰ってすぐごはんができます。
03人気料理家さんに聞いた「#がんばりすぎない自炊のススメ」
イベントの最後には、Twitter「#がんばりすぎない自炊のススメ」に寄せられた、みなさんのお悩みに答えていただきました。
——レシピがマンネリ化してしまいます。レパートリーを増やすにはどうすればいいですか?
「たとえば、同じ炒めものでも、昨日と今日で野菜をかえてみる。鶏肉のかわりに豚肉で作ってみる。調味料をかえるだけでも、味は変わります。がんばってレパートリーを増やさなくても、アレンジを工夫するだけでバリエーションは広げられますよ」(山口さん)
「スーパーの鮮魚コーナーで魚をおろしてもらったり、カット済みの唐揚げ肉を買ったりと、お店に頼るのも『がんばりすぎない自炊のコツ』だと思います。「Cook Do®」などの調味料や、市販の冷凍食品に頼るのもアリ!日本の食品メーカーはすごく努力しておいしいものを作っているから、使わない手はありませんよ」(山口さん)
——あると便利な調味料を教えてください。
「副菜2品でも使った「味の素KKコンソメ」顆粒タイプが便利だと思います。すごく疲れているとき、味付けがストレスになることってありませんか?そんなとき、「味の素KKコンソメ」をほんのちょっと料理に加えるだけで味が決まるんです。野菜嫌いの子どもでもたくさん食べてくれますよ」(今井さん)
「レモン果汁を料理の仕上げにかければ、それだけで味がかわって楽しいですよね。意外とチーズとの相性も最高なんです。いろんな調味料を組み合わせて、自分がおいしいと感じる味を探してみるのも、自炊の醍醐味だと思います」(山口さん)
「私は、いろんな種類の「Cook Do®」をストックしておいて、冷蔵庫のなかに残った食材との組み合わせを楽しんでいます。意外なおいしさを発見したりするとうれしくて、小さくガッツポーズしてしまいますね」(味の素社・木下)
04料理すること、食べることって楽しい!
栄養バランスを考えながら、家族が喜んで食べてくれる食事を毎日作るのってたいへんです。責任感や義務感を感じてつらくなってしまったり、料理に時間や手間をかけられなくて落ち込んだり…。
けれども、一番大事にしてほしいのは自分の気持ち。ほどよく手を抜きつつ楽しみながら、おいしくて健康的な主菜、副菜の作り方を教えてくださった山口さん、今井さんのお話を聞いていると、気持ちが少し前向きに。「料理すること、食べることって楽しい!」ということを思い出させてくれるイベントでした。
イベントの模様は動画でもご覧いただけます。よろしければ、あわせてチェックしてみてくださいね。