慌ただしい朝の時間。ついあと回しにしてしまい、いつの間にか削られてしまうもの…それが朝食です。朝昼晩の三食のうち、圧倒的に欠食率が高いのは朝食なのだとか。
そんな状況を改善しようとはじまったプロジェクトが、大阪支社発の「朝食ラブ(あさくらぶ)」です。今回、担当メンバーの三人に、「朝食ラブ」の取り組みや朝食の大切さ、そしてそれぞれの朝食事情をお聞きしました。「朝食を食べる時間があったらもっと寝ていた〜い!」という方も、ぜひ覗いてみてください。
インタビューした人
大阪営業企画グループ
重石 直哉さん
2001年4月入社。大阪支社、東北支社、四国支店を経て、現在は大阪支社のスタッフとして鍋、中華、スープの商品担当。家庭では3人の怪獣(息子)と日々プロレスに明け暮れております。
インタビューした人
東中国営業所
岡 宏樹さん
2015年入社。現在は、岡山エリアのスーパーマーケット・卸店を担当。おいしいものを食べることに異常な執着があり、食べ飲み歩きの趣味があるほか、音楽鑑賞(オールジャンル)や楽器演奏などが好き。
インタビューした人
大阪支社家庭用第1グループ
前中 美咲さん
2019年入社。現在、主に大阪、兵庫エリアのスーパーマーケット店を担当。近所のラーメン屋巡りと中華料理屋に行くのが楽しみ!最近は自炊の機会が増え、たんぱく質中心のアレンジメニューを日々試行錯誤中。
- 「朝食ラブ」ってなんのこと?朝食を食べなきゃいけない理由は?
- 「朝食ラブ」でわたしたちが伝えたいこと
- こんな朝ごはんなら続けられる!担当者おすすめ朝食レシピ♪
01「朝食ラブ」ってなんのこと?朝食を食べなきゃいけない理由は?
「朝食ラブ」とはいったいどんなプロジェクトなのでしょうか?朝食をとるとどんないいことがあるのかとあわせて、お三方にお聞きしました。
■朝食を通してみなさんの健康をサポートしたい!
——「朝食ラブ」はどんなプロジェクトですか?立ち上げられたきっかけは?
重石さん:みなさんに朝食をもっと手軽に食べてもらおう、というプロジェクトです。大阪支社で調べたところ、一日のうちでもっとも欠食率が高いのは朝食。数字として12%前後と、昼食や夕食を圧倒していました。
しかも、大阪など近畿エリアは全国と比べてもとくに欠食率が高くて…。みなさんの朝食事情の改善に少しでも貢献したいという想いから、「朝食ラブ」は立ち上がりました。
また、「大阪はパン食率が高い」というデータもあります。「クノール® カップスープ」はじめ、パンとの相性がいい商品もたくさんラインナップしている味の素社だからこそ、お役に立てることがあるのでは?と思ったんです。
岡さん:去年の春から本格始動して、3月と9月にはスーパーなどの店頭で「朝食ラブ」フェアを開催しています。レシピを記載したリーフレットを配布したり、QRコードを読み込むとレシピが表示されるチラシをお配りしたりと、朝食をとるきっかけ作りをしています。
——三食のなかでもとくに朝食の欠食率が高いのはどうしてでしょう?
重石さん:やはり「朝は時間がない」「作るのが面倒くさい」が大多数を占めています。これは大阪だけでなく、全国的にいえることですね。
——私も思い当たります…。朝食を食べるとどんな効果があるのか知りたいです!
重石さん:朝食をしっかりとると、脳のエネルギー源であるブドウ糖が供給され、午前中のパフォーマンスが向上します。毎日朝食をとる子どもと、とらない子どもを対象に調査したところ、学力テストの結果に影響があったというデータもあるんですよ。
前中さん:東北大学教授で脳科学者の川島 隆太さんにくわしいお話を伺っていますので、ぜひホームページを覗いてみてください。
岡さん:とくに春は環境の変化にさらされやすい時期。「朝食ラブ」を通して、みなさんの新生活を応援したいですね。
02「朝食ラブ」でわたしたちが伝えたいこと
「ちゃんと朝食を食べなきゃいけない」と知ってはいるけれど、なかなか…。そう思っている方が多いのでは?実は、わたしたち味の素社員も同じなんです。
そこで、担当者お三方それぞれの朝食事情について伺いながら、「朝食ラブ」でみなさんに伝えたいことについてお聞きしました。
■「スープやみそ汁を一杯」まずは、朝食をとる習慣を
——ちなみに、みなさんの朝食事情は?「朝食ラブ」のメンバーなら、やはり毎日しっかり朝食を…?
重石さん:私の場合は、家族にたたき起こされるので、毎日必ず出社前に食べています(笑)。子どものサッカーの試合がある日は、勝負飯として家族のためにフレンチトーストを作ることもありますね。
岡さん:なかなか素敵ですね!私は朝起きるのがけっこう得意なほうなので、朝食は毎日食べています。健康と体調維持のために、タンパク質を20gとることを意識しています。ご飯を玄米にかえて、納豆を食べるようにしたら気になる肌トラブルもなくなりました。
——タンパク質の量まで意識されているとは!
前中さん:私は岡さんと真逆で、朝起きるのがすごく苦手です(笑)。それもあって、かつては朝食をほとんど食べていませんでした…。
ですが、「朝食ラブ」のプロジェクトに加わってからというもの、朝食の大切さをひしひしと感じるように。今では毎日、なにかしら食べてから出社するようにしています。
——朝食事情は、三者三様といったところですね。好みも環境もまったく違うというか。
重石さん:だからこそ、「朝食ラブ」では朝食のメニューを3ステップに分けて紹介しているんですよ。
重石さん:普段あまり朝食を食べない方に「バランスのよい朝食を食べよう!」と訴えかけたところで、かえってハードルが上がってしまうだけです。なので、「朝は、スープやみそ汁を一杯飲むだけでいいんですよ」とお伝えしたかったんです。
岡さん:「ステップ1」の朝食に慣れてきて、「もうちょっと手間ひまをかけてもいいな」と思ってくださったら、「ステップ2」「ステップ3」へと進んでいただく。そういう流れを作れたらいいなと思っています。
前中さん:私もはじめはスープやフルーツなど、「ステップ1」の朝食をとっていました。ですが最近は(リモートワークが増えて)朝に余裕ができたこともあって、ホームベーカリーを購入したんです。
「休みの日は朝食を食べるより寝ていたい」と思っていたのですが、週末の朝になるとパンのいい香りが…。
岡さん:とても優雅じゃないですか!
前中さん:これも「朝食ラブ」のおかげです(笑)。
■全国に拡がる「朝食ラブ」の輪
——今後の「朝食ラブ」の取り組みについて教えてください。
重石さん:現在、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えたせいか、健康意識が高まって朝食の欠食率がやや下がってきています。朝食をとることだけでなく、野菜をとることの大切さもお伝えしていきたいですね。
岡さん:もともと「朝食ラブ」は大阪支社がはじめて、去年の10月からは九州で、最近では名古屋や新潟、関東にも広がっています。レシピコンクールなどと提携しながら、「朝食ラブ」をもっとさまざまなかたちで展開していきたいです。
重石さん:みなさんからも、「朝食ラブ」をきっかけに朝食の品数を増やした、栄養を見直した、などの声が届いていて、とてもうれしく思っています。これからも、朝食を食べるきっかけになってくれればうれしいですね!
03こんな朝ごはんなら続けられる!担当者おすすめ朝食レシピ♪
手早く作れておいしい。しかも、ちゃんとエネルギーチャージができる。そんな朝食にぴったりなおすすめレシピを、重石さんに教えていただきました!
ヘルシーフレンチトースト
「パルスイート®」なら、使用量1/3で砂糖と同じ甘さに♪気軽においしい甘さを楽しめます!「外はカリッと、中はふわふわに仕上げると朝からテンション上がります。子供たちの大好物です」と重石さん。
「朝食が大切なのはわかるけど、いきなりしっかり食べるのは難しいな…」。そんな本音を汲みとって、「まずは朝食をとるところから」と、ふわっと寄り添ってくれる「朝食ラブ」。 毎日朝食をとるのはちょっとハードルが高いと感じる人にとっても、なかなかいい取っかかりになってくれそうです。「朝食ラブ」を話のネタに、身近な人たちと朝食トークをしてみても、意外な発見があるかもしれませんよ!