「パリ2024オリンピック」は、もうすぐそこ!そこで今回は、味の素社がアスリートのコンディショニングサポートに取り入れている「勝ち飯®」に注目してみました。
「勝ち飯®」とは、「何を食べるか」だけではなく、「何のために食べるか」 をベースに考える栄養プログラムのこと。アスリートをサポートする現場では、一人ひとりの目標やありたい姿に合わせた「勝ち飯®」を提供しています。
そしてアスリートだけでなく、私たちの日々の食事にも「勝ち飯®」は活かせるんです!そこで今回は、夏に多いお悩みの一つ「夏バテ」対策にオススメの「勝ち飯®︎」献立について、レシピを開発している管理栄養士の内山さんに教えてもらいました。
インタビューした人
コンシューマーフーズ事業部 販売総括グループ、管理栄養士
内山さん
高校時代の新聞連載をきっかけに「食」に興味を持ち、大学で栄養学を学ぶ。身近な人の病気を経験し、食を通じた健康づくりの大切さを再認識した。入社後は九州支社にてレシピ開発、SNS発信に取り組む。現在は「勝ち飯®」ブランドの担当として、生活者向けのレシピ監修などにあたっている。
- 「勝ち飯®」の考え方は、日々の生活でも活かせる!
- 夏バテ対策に!選手からも好評の「勝ち飯®」献立をご紹介
- かんたん「補食」でエネルギー切れを防ごう!
- 普段の食事にも「勝ち飯®」を取り入れよう!
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「勝ち飯®」の考え方は、日々の生活でも活かせる!
「勝ち飯®」は、一見アスリートのための食事と捉えられがちですが、「何のために食べるか」という考え方は私たちの日々の食事でも活かせるものがたくさんあります。
内山さん「私たち一般生活者で目的を考えると、たとえば『旅行を控えているから体調を崩したくない』『子どもが試合で力を出し切れるように、食事でサポートしたい』とか、その時ごとに目指している姿がありますよね。身近な目標や目的を意識して栄養バランスを考えてみてはいかがでしょうか」
また、「勝ち飯®︎」の献立のポイントは、主食、主菜、副菜、汁物、牛乳・乳製品の「5つの輪」を揃えること。とはいえ、毎回これらを揃えるのは大変なので、普段の食事ではたんぱく質、野菜、汁物の3つを献立に組み込むことをオススメしています。
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夏バテ対策に!選手からも好評の「勝ち飯®」献立をご紹介
今回は、これからの時期で気になる「夏バテ対策」に注目。事前に、「味のもト〜ク」で夏バテに関するアンケートをとったところ、こんな声が挙がりました。
ここ数年、暑すぎて夏バテします。食欲も落ちます。温かい物をとろうって思いつつ、暑いので冷たい物ばかりになりがちです。(あられ さん)
夏バテします。食べ物を食べたくなくなります。対策はサムゲタン風のものを作って食べます。(hiro さん)
そこで、食欲が落ちがちな夏にぴったりの「だしとろろ♪うな丼献立」をご紹介!こちらは、「パリ2024オリンピック」の新種目・ブレイキンのShigekix(シゲキックス)選手からも好評だった献立です。
献立の内容は、「だしとろろうな丼」「キャベツときゅうりのさっぱり和え」「ミニトマトの赤じそ和え」「なすとオクラのすまし汁」の4品。それぞれの料理の栄養のポイントについて、内山さんに教えていただきました。
内山さん「うなぎは、「たんぱく質」のほか、炭水化物をエネルギーに変えるのを助けるビタミンB1を多く含みます。『土用の丑の日』に食べるように、夏にぴったりの食材なんです。加えて、抗酸化作用のあるビタミンAも豊富に含みます。
ただ、うなぎとご飯だけだと暑い時期に食べにくいので、だしのきいた“とろろ”にしそを乗せて、さっぱり感をプラスしています」
内山さん「夏はキッチンに立つだけでも暑いので、火は使わずにレンジだけでつくれるレシピをチョイスしました。また、キャベツには抗酸化作用のあるビタミンCが含まれているので、夏バテ対策にオススメなんです」
内山さん「トマトもキャベツと同様、ビタミンCが比較的多く含まれています。赤じそのふりかけと『味の素®』を振って和えるだけなので、簡単に作れますよ」
内山さん「炒めたなすがだしを吸って、味わい深い汁物です。しょうがを入れることで、さっぱりとした味わいに。また、オクラにもビタミンCが含まれています」
今回の献立、実は火を使う料理は「なすとオクラのすまし汁」のみ!家庭でも作りやすいように、工夫しているのだそうです。
内山さん「誰でも簡単に作れるような献立をいつも意識しています。以前に、柔道の阿部一二三選手に『勝ち飯®』献立を提供したとき、『これなら自分で作れそう』と言ってくださったことがあって、すごくうれしかったですね」
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かんたん「補食」でエネルギー切れを防ごう!
「勝ち飯®」の栄養プログラムは、3度の食事と「補食」で成り立っています。「補食」とは、3食以外に、目的に合わせて、必要なときに必要な栄養素を摂ること。たとえば、アスリートはもちろん、成長期の子どもや運動系の部活に励む学生などは、3食だけでは必要な栄養が足りないこともあります。
そこで、手軽に「エネルギー補給」をしたいとき、「補食」としてオススメしたいのが、ご飯に「ほんだし®」を混ぜただけの小分けおにぎり、「パワーボール®」です。
内山さん「1個が約50グラムと、一般的なおにぎりと比べても半分くらいの量にすることで、負担感なくさっと食べられます。また、『ほんだし®︎』が入ることで、ちょうどよい塩気とだしのうま味が加わるんです。ほんのりとだしの香りがして、白米だけのおにぎりよりも、緊張している時や食欲がわかない時でも食べやすいのが特徴です」
アスリートはもちろん、部活動を頑張っているお子さんや、塾に行っているお子さんの間食としてもオススメです。
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普段の食事にも「勝ち飯®」を取り入れよう!
がんばる人のためのチカラになるごはん、「勝ち飯®︎」。
この「勝ち飯®」の考え方は、普段の生活に取り入れられるポイントがたくさん!特に、暑くなる夏には、炭水化物をエネルギーに変えるのを助けるビタミンB1や、抗酸化作用のあるビタミンCなどを含む食材を使った献立がオススメです。
こうした「勝ち飯®︎」の考え方や具体的な選手のサポートについては、「勝ち飯®︎」のサイトや以下の記事で詳しくお伝えしています。ぜひチェックしてみてくださいね。
これから始めてみようと思う人は、まずは取り入れやすい汁物など、一品から始めてみるのもいいですね。ぜひご家庭でも挑戦してみてくださいね!