魚売り場では、季節感を味わえる様々な旬の魚が並んでいますね。こちらのコーナーでは、ぜひ食べていただきたい旬の魚の魅力やおいしく食べられるレシピを紹介します♪
冬に食べたくなるお魚といえば「ぶり」☆脂がのっていて、お刺身にしても煮物にしてもおいしいですよね♪
定番の「ぶり大根」のほかにも「照り焼き」や「炊き込みご飯」など、気軽に味わえるレシピもたくさん!
今回は、今が旬のぶりの賢い選び方や、部位による違いとその使い分けのコツなどをご紹介◎
基本のレシピから時短で作れるぶり大根、レパートリーが広がるアレンジまで!ぶりをおいしく味わいつくすレシピをお届けします☆
- ぶりってどんな魚?
- 鮮度◎おいしいぶりの選び方
- さんまの内臓が食べられる理由とは…
- 旬のぶりをいろんなレシピで楽しもう!
01ぶりってどんな魚?
ぶりには、筋肉、骨、血液のもととなるたんぱく質や良質な脂質が含まれています。
皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンB6や、カルシウムの吸収を助け、骨の形成と成長を助けるビタミンDなどの栄養素も◎
■出世して名前が変わる?!
成長するにつれて呼称が変化する出世魚で、「ぶり」という名前になるまで少なくとも3回変わります。
関東では、ワカシ(10〜20cm未満)→イナダ(20〜30cm未満)→ワラサ(40〜60cm未満)→ブリ
関西では、ツバス(10〜20cm未満)→ハマチ(20〜30cm未満)→メジロ(40〜60cm未満)→ブリ
地域ごとに呼び名が変わるのも面白い特徴ですね!
02鮮度◎おいしいぶりの選び方
切り身は表面につやがあり、色が暗く黒ずんでいないもの、血合いが鮮やかな紅色なものが新鮮な証拠☆
身に霜降りのような白い“サシ”が入っているものは、脂がのっているのでおすすめです!
時間が経つと切ったところがくたっと垂れてくるので、切り口が鋭角のものを選びましょう。
■賢く使い分け☆ぶりの腹と背の違い
スーパーでは切り身で売られていることが多いぶり。部位の違いを知って、賢くおいしく使い分けができたら良いですよね◎
ぶりの腹側と背側の違いを知って、お料理作りにぜひお役立てください☆
見極めのポイントは皮の部分!
【背側】皮は深い緑色で、うま味があり、プリっとした食感が特長。身がしまっているので、煮物がおすすめ!
【腹側】皮は白色に近い色で、背よりも脂が多いのが特徴。しっとり焼きあがるため、照り焼きや塩焼きなどがおすすめ!
04旬のぶりをいろんなレシピで楽しもう!
■脂のうま味を活かしたお手軽レシピ☆
定番の照り焼きから脂のコクを活かしたアレンジレシピまで!まずはお手軽レシピをご紹介☆おすすめは脂が多めの腹側♪
ぶりの生姜焼き
豚肉だけじゃない!ぶりで作るしょうが焼きも絶品です☆焼いてフワッとした食感のぶりに、しょうがの風味と「ほんだし®」のうま味があわさって、ごはんのおかわり必須♪レパートリーにぜひ入れていただきたい一品です!
■定番のぶり大根も作り方は様々!
ぶりといえば、寒い時期に食べたくなる「ぶり大根」!プリっと身がしまってうま味がつまった背側のぶりでぜひ試してみてください☆
■ほかにも楽しみ方いろいろ☆レパートリー広がる絶品レシピ
照り焼きやぶり大根以外にも、ぶりを楽しむレシピをご紹介☆炊飯器にセットするだけの炊き込みごはんや、ぶりのうま味をしっかりと味わえるだし汁と一緒に楽しむ鍋も、ぜひお試しいただきたいおすすめレシピです♪
新鮮なぶりの選び方や、部位による違いとその使い分けのコツを学んで、旬のぶりを賢くおいしく味わってみてください☆
(参考文献)
高橋秀雄(2013年)『からだにおいしい 魚の便利帳』 高橋書店
東京都しょ島農林水産総合センター「ブリ」
魚の種類と調理方法の関係