新年を彩る、おせち。でも、用意が大変……というイメージもあるはず。全てを手作りするのは難しくても、新年への祈りを込めて、できるものからラクに作ってみませんか?
今回は、「味のもト〜ク」運営メンバーであり料理初心者の「まめお」が、料理家のスガさんから、味の素社製品を使った簡単に作れるアレンジおせち2品を教わりました!
スガさんは、体にやさしいおせち料理のレシピ集『一生役立つ スガ家のおせちとハレの日の作りおき』をはじめ、数々の作り置きレシピに関する本を出版されています。
今回はおせち料理に使う食材はそのままに、「えび」を中華風に、「黒豆」を洋風にアレンジ♪
果たして料理初心者の「まめお」(内山さん)は、おいしく作れるのでしょうか?
記事の後半では、おせち作りをラクにするコツや、余ったおせち料理のアレンジ方法についてもスガさんにお聞きしています。ぜひおせち料理を作る際に、参考にしてみてください!
インタビューした人
スガさん
インタビューした人
まめお(内山さん)
- じっくり焼くだけ!手軽に作れる「えびの香味焼き」
- 黒豆の煮豆が大変身!「黒豆のカラフルマリネ」
- おせち作りを始めるなら、作り慣れた料理からスタート!
01
じっくり焼くだけ!手軽に作れる「えびの香味焼き」
まめお:よろしくお願いします!今日は何を作りますか?
スガさん:「えびの香味焼き」と「黒豆のカラフルマリネ」です。
スガさん:まずは「Cook Do® 香味ペースト®」を使った「えびの香味焼き」から始めましょう。
【材料】(4人分)
- 有頭えび
- 8尾
- 「Cook Do® 香味ペースト®」
- 6cm(約4g)
- 「AJINOMOTO®焙煎ごま香味油」
- 大さじ1(15ml)
- パクチー
- お好みの量(苦手な方はなくてもOK)
スガさん:まず、えびの殻を、頭の付け根から尻尾の手前まで、背中側の中心をキッチンバサミでカットします。味が染み込みやすくなるだけでなく、殻も剥きやすくもなりますよ。
スガさん:カットしたら、えびを袋に入れます。そこに「Cook Do® 香味ペースト®」を加えてやさしく揉み込みましょう。
まめお:えびの角と脚に気をつけつつ……まんべんなく混ざりました。
スガさん:そうしたら、冷たいままのフライパンに「AJINOMOTO®焙煎ごま香味油」大さじ1を入れ、キッチンペーパーなどで全体になじませましょう。そこへ、下味をつけたえびを「つ」の字型に整えて並べます。
まめお:なぜ、「つ」の字型に?
スガさん:おせちのえびは、腰が曲がるまで長生きする「長寿」を意味しているからですね。
できたら、中火にかけます。4〜5分焼いてパチパチという音がしてきたら返しましょう。
スガさん:3〜4分ほど焼くと、えびから水分が出ます。泡が大きくなったらよい頃合いなので、火を止めましょう。あとは、冷めるまでそのまま置いておきます。
まめお:香ばしい匂いがしてきました!
スガさん:「Cook Do® 香味ペースト®」だけで味が決まるので、簡単でしょう。より見た目を華やかにするのであれば、火を止めたあとに、お好みでパクチーやねぎなどを刻んで加えても結構です。今回使った赤えびであれば殻ごと食べられますし、他の種類のえびでもおいしいですよ。
02
黒豆の煮豆が大変身!「黒豆のカラフルマリネ」
スガさん:おせちの定番の黒豆には「まめに働き、健康に暮らせるように」という意味が込められているので、食べることも多いですよね。
ただ、余ってしまいがちでもあるので、今日は「黒豆のカラフルマリネ」にアレンジしてみます。
まめお:黒豆を洋風にすると、どんな味に仕上がるのか気になります……!
【材料】(4人分)
- 黒豆の煮豆(市販)
- 60g
- アボカド
- 1個
- 赤パプリカ
- 1/2個
- クリームチーズ
- 45g
- A「AJINOMOTO® オリーブオイルエクストラバージン」
- 大さじ3(45ml)
- Aレモン汁
- 大さじ2(30ml)
- A「瀬戸のほんじお®」
- 小さじ1/2
- Aこしょう
- 小さじ1/4
- Aうま味調味料「味の素®」70g瓶
- 6ふり
スガさん:まずは、Aの調味料を全てボウルに入れ、混ぜましょう。
スガさん:アボカドは、包丁を使って縦にぐるりと一周切り込みを入れ、軽くねじりながら2つに分けます。包丁のあごを種に刺し、ひねって取り出しましょう。
まめお:きれいに割れました!
スガさん:上手ですよ。アボカドのカットした面を上に向け、1.5cm幅でさいの目になるように切り込みを入れます。あとで、ひっくり返して果肉を取るため、皮までは切らないようにしましょう。
スガさん:切り込みを入れたら皮を返すようにして果肉を外し、Aを混ぜたボウルに入れましょう。
まめお:アボカド、これなら簡単に外せますね。皮も切り落とすものだと思っていました。
スガさん:この切り方を覚えておけば、サラダもおしゃれに作れますよ。
次に、パプリカは種を取って包丁で1.5cm角に、クリームチーズはキッチンバサミを使って1.5cm角に切りましょう。もちろん包丁でクリームチーズを切ってもいいのですが、くっつきやすいので、キッチンバサミのほうがラクなんですよ。
スガさん:黒豆の煮豆は煮汁も加えるようにして、同じくボウルに入れてください。
スガさん:あとは、和えたら完成です。
まめお:え!これで終わりなんですね!あっという間に完成してしまいました。
スガさん:それでは、一緒に食べましょう!
まめお:いただきます!「えびの香味焼き」は、殻はパリッと、身はしっとり柔らかくておいしいです。もっと中華らしい味付けになるかと思ったら、和風な趣もあって、確かにお正月にも合いそうです。
まめお:「黒豆のカラフルマリネ」は、黒豆の煮豆を使っていると言われなければ、全く気づかないほどおしゃれな一品に仕上がっています。
スガさん:「黒豆の煮豆」ではなく、「黒豆」と「砂糖」と分解して考えるとアレンジしやすくなるんです。マリネにかかせない砂糖の代わりに、黒豆の甘い煮汁を活用。黒豆は意外とどんな食材にも合いますし、アボカド・クリームチーズとも相性が良いんです。
まめお:これなら初心者の僕でも自宅でまた作れそうです!
03
おせち作りを始めるなら、作り慣れた料理からスタート!
ここからは、スガさんに料理初心者でも始めやすいおせち作りのコツやおいしく食べきる方法について伺いました!
──料理初心者が無理せずおせちを作るには、どうしたら良いでしょうか?
スガさん:いきなり全てを作ろうとするのではなく、まずは自分が作れそうな料理を作ってみるのが良いですね。たたきごぼう、紅白なます、ぶりの照り焼きなどは普段から作れる料理なので、日々の献立の中に取り入れるなどして練習しておきましょう。
おせちレシピは、こちらでご紹介しています。
他にも、煮しめを全て飾り切りで作れば、見た目が華やかになるのでオススメです。
──お金をかけずに、おせちの見栄えを良くするコツはあるのでしょうか?
スガさん:重箱や大皿に「裏白(うらじろ)」を敷いてみてください。長寿の意味を持つ裏白は、ハレの日を演出するのにぴったりですよ。
他にも、煮しめを盛り付ける際に、開いたスナップえんどうや飾り切りした絹さやをあしらうと、見栄えが良くなります。
──おせち料理をおいしく食べきるための、味の素社製品の活用術を教えてください。
スガさん:余りがちな酢の物や焼き物をバインミー風にするとおいしくいただけますよ。ロールパンやフランスパンに、紅白なますや、ぶりの照り焼きなどを挟み、スイートチリソースをつけるだけ。
スイートチリソースは「パルスイート®」と酢を各大さじ1、「CookDo®」熟成豆板醤小さじ1を混ぜ合わせればできます。パンではなく生春巻きの皮で包んでも良いですね。
──飽きてしまいがちなおせちも、こんなにバリエーションが出せるんですね。今年のお正月は、とことんおせちを楽しみます!