2024年1月9日~2月29日に『日本全国ご当地対抗!フードロス削減 「捨てたもんじゃない!™️」グルメグランプリ』が開催されます!全国47都道府県のご当地食材を活用した47のフードロス削減レシピの中から、お気に入りをみなさんに投票いただく、参加型グランプリです。
味の素社は2022年にフードロス削減プロジェクト「捨てたもんじゃない!™」を立ち上げ、「無理なく」「おいしく」「楽しく」実践できるフードロス削減レシピやアイデアを発信しています。今回は、「もっと多くの方に、より身近にフードロスを感じていただきたい」という想いから、この企画が生まれました。
企画の背景やこだわりポイント、日本におけるフードロス問題の実情などについて、担当者の淡川さんに教えてもらいました。
インタビューした人
食品事業部 調味料事業部 販売総括グループ
淡川 彩子さん
- ご当地キャラもたくさん登場!グルメグランプリの楽しみ方3つ!
- ご当地キャラを起用した意図は?
- 捨ててしまいがち・余らせがちなものをおいしく食べ切るレシピ
- フードロス削減のうれしさやたのしさを体感してほしい
- フードロス削減が生活の「当たり前」になってほしい!
01
ご当地キャラもたくさん登場!グルメグランプリの楽しみ方3つ!
—— まずは「捨てたもんじゃない!™」グルメグランプリの概要を教えてください。
淡川さん:47都道府県のご当地食材を活用したフードロス削減「捨てたもんじゃない!™」レシピのなかから、お気に入りのレシピを選んでいただくグランプリ形式のイベントです。
特設サイトから、みなさんにお好きな「捨てたもんじゃないレシピ」に投票していただいて、ナンバーワンを決定します!投票してくれた方には抽選で、投票先の地域の食材プレゼントも!さらに応援団として各地域のご当地キャラも参戦してくれます。
—— 盛りだくさんの企画ですね!投票はどのように行うのでしょう?レシピを実際に作るのですか?
淡川さん:必ずしもご自身で作っていただく必要はありません。この企画はいろいろな楽しみ方をご用意しているので、それぞれお好きな視点で「推しレシピ」を選んでもらいたいです。
まずは、ストレートに「気になるレシピ」を選んでいただく楽しみ方です。ご紹介するレシピは、全国ご当地食材をおいしく使い切るものや、捨ててしまっている部分を活用するもの。作ってみたい!という気持ちが湧くレシピや、こんな使い方があるんだ!という新しい発見にきっと出会えるはずです。そうした「気になるレシピ」や、「作ってみておいしかったレシピ」を選んでいただくのが一つ。
また、「地域」という視点でも楽しんでいただけると思います。47都道府県の魅力を食材や名物料理を通じてお伝えする企画でもあるので。ご自身の地元や応援したい地域など、“地元愛”の観点から投票していただくのも大歓迎ですよ!
さらに、ご当地キャラの視点もありますね。知名度の高いキャラクターだけではなく、地域色に富んだキャラクターにもたくさん参加してもらうので、キャラから投票先を選んでもらうのも楽しいと思います!
02
ご当地キャラを起用した意図は?
—— 自分の好きな視点から投票できるのはうれしいですね!でも、どうしてご当地キャラも巻き込む形にしたのでしょうか?レシピだけの投票企画でも成り立つのでは……?
淡川さん:今回はとにかく「たくさんの方々に参加してほしい」という想いを第一に企画しているんですよね。「楽しそう」や「おいしそう」と気軽に参加してもらって、いつの間にかフードロス削減にもつながっている。そんな形が理想です。
ただ、フードロスという観点だけだとどうしても難しそう、堅そうというイメージを持たれやすいじゃないですか。だから、ご当地キャラに協力してもらうことで、皆さんに身近なものとして感じてもらいやすくなったり、レシピだけでは関心を持ってもらいにくい人にも、フードロスのことを知ってもらえる機会を広げられればと考えたんです。
—— たしかにご当地キャラがいることで、参加しやすくなる気がしますね。
淡川さん:参加されるみなさんにも、キャラとの出会いを楽しんでもらいたいですね。私も準備を進める中で「全国各地にこんなに多くのキャラクターがいたんだ!」と驚きましたし、食材をモチーフにしたキャラクターも多いことに気がついたりと、いろいろな発見があって楽しかったです。
03
捨ててしまいがち・余らせがちなものをおいしく食べ切るレシピ
—— 「捨てたもんじゃない!™」レシピは具体的にどのようなものですか?
淡川さん:4つのポイント、そのいずれかを満たすことが条件です。
1つ目は余らせがちな食材を残さず使い切るようなレシピ。パック詰めされている食材であれば、その1パックを全部使い切ること。2つ目は一般的に捨てられやすい、皮・茎・芯などを使ったレシピ。3つ目が食材を丸ごと使うレシピ。4つ目が残り物アレンジするリメイクレシピです。
—— 47都道府県分のレシピを考えるのは時間がかかるんじゃないですか?
淡川さん:大変ではありますね(笑)。ですが、各自治体のご担当者の方々に意見をいただきながら、「うちの地域ならこの食材の方がオススメです」と教えてもらえたりして、レシピ開発を進める中で知る各地域の魅力がとっても興味深いんです。
—— 名産品としては知られていなくても、実は地元で人気の食材なども発見できるわけですね。
淡川さん:そうなんです。味の素社は全国に支社があって、各地域の方々に支えられて現在の私たちがいます。なので、各地の魅力を一緒に発信できるのはうれしいですね。
04
フードロス削減のうれしさやたのしさを体感してほしい
—— そもそも日本におけるフードロス問題の課題はどこにあるのでしょう?
淡川さん:フードロスという言葉自体は、20〜70代の幅広い世代で9割以上に知られているほど認知度は高まっています。
一方で、手間がかかる、時間やお金がかかるものというイメージを持ってしまっている人も多いようなんですよ。
—— 物価高の中では、社会の問題に目を向ける心の余裕が持ちにくくなってしまうのかもしれないですね……
淡川さん:でも実際には、フードロスの削減は家計の節約になることもありますし、実は「うれしい」「たのしい」発見もあるんです。「えのきの根っこの部分ってこんなにおいしく食べられるんだ!」と驚きがあったり。そういったポジティブなきっかけを、今回の企画でより多くの方にお届けしたいです。
05
フードロス削減が生活の「当たり前」になってほしい!
—— この企画からどんな未来が生まれてほしいと考えていますか?
淡川さん:フードロス削減が生活の一部として当たり前になっていってほしいです。究極的には、次の世代にもフードロス削減レシピが受け継がれていけばうれしいですね。
とはいえ、まずは何より今回のグルメグランプリを成功させること、みなさんに楽しんでもらえることです!みなさんそれぞれの楽しみ方でご参加お待ちしております!もし、私たちが想像していること以外にも、この企画の楽しさやおもしろさを感じていただき、新しい発見があれば、ぜひお声を寄せてくださいね。