はじめまして、新潟でコピーライターをしているうのりなです。味の素社から、「10月4日(土)に新潟県で1日限定の食堂を開くので、ぜひ遊びに来てください」とお声がけいただき、取材をかねて参加してきました。
その名も、「めしまで遠いめし処 『歩歩歩(ぽぽぽ)食堂』」! 今回の会場は、新潟県・湯沢高原パノラマパークです。標高1000メートルの山の上を2.5キロ歩いた先に、地元食材やご当地メニューを味の素流にアレンジした「絶品定食」が待っているのだとか。

世代を超えて受け継がれてきたその味をもう一度見つめ直し、食を通じて地域と人をつなぎ直したい。「今日のご飯、どうしよう」と悩む人たちに、食べる楽しさを思い出してほしい。そして何よりも、美味しいご飯を、とにかく美味しく食べてもらいたい!

体験した人
うのりな
新潟県在住のコピーライターで、5歳と3歳の子を育てる二児の母。料理は得意ではないけれど、食べることは大好き。好きな白ごはんのおかずは、皮目をパリッと焼いたチキンソテー。言語化カンパニー・ザツダン所属。
- いざ、入店! 渡されたのは食券と、ゼッケン?!
- 歩いて、歩いて、今日のご馳走をゲットせよ
- ついにゴール! 念願の絶品定食とご対面
- お土産ももらって、心もお腹も大満足!
01
いざ、入店! 渡されたのは食券と、ゼッケン?!
と、その前に。イベントまでもう少しだなとウキウキしていた数日前。自宅にこんな封筒が届きました。

開けてみると、店長からのメッセージとイベント概要が。なるほど、歩いた分だけお腹も心も満たされると。それならば、たーんと歩いてみせようじゃありませんか! でも、肝心のお食事は「絶品の新潟の幸」としか書かれていません。いったい、何が味わえるのでしょう…?

そして迎えたイベント当日。受付で手渡されたのは、食券、そしてゼッケン?! ゼッケンをつけての食堂への入店は、もちろん初体験です。

食券を見ると、「ご用意する絶品定食は2種類! 内容は当日のお楽しみ!」と書かれていました。少しずつ新情報が明かされていって、謎解きやRPGゲームみたいで早くも楽しい。絶品定食…早く食べたい!

今回の歩歩歩食堂は、ロープウェイで大峰山(おおみねやま)の山頂を目指すところからスタート。少しずつ小さくなっていく街並みを眺めていると、「この先に食堂があるなんて!」という期待がじわじわ高まってきます。

ロープウェイを降りて広場に出ると、目の前に「歩歩歩食堂」と書かれた大きなのれんが出現! どうやらここが食堂の入り口のようです。ところが、周りには、テーブルや厨房は全く見当たりません。

入り口でお品書きを手渡されたのですが、なんと肝心のメニューが空欄です。なになに、「道中の『おもてなしスポット』でスタンプを押すと定食が完成」。全貌はゴールまでお預けってことね…。ちょっと待って、おもてなしスポットとは何? そちらもメニューと同じくらい気になります。

店員さんがたくさんいるなと思っていたら、なんと味の素社のスタッフさん。今日の意気込みを楽しく話しているうちに、出発式が始まりました。進行を務めるのは、新潟を拠点にモデルやリポーターとして活躍する中村春奈さんです。軽い準備運動で体をほぐして、いよいよ入店。行ってきま〜す!

最初の坂道が思ったよりも急で、早速息が切れる私。「頑張って〜!」と声をかけてくれる店員さんや、途中に現れる「めしまであと○歩!」の看板が心の支えです。

02
歩いて、歩いて、今日のご馳走をゲットせよ
「今日のご飯なんでしょうね?」と周りの方とおしゃべりしているうちに、最初のおもてなしスポットに到着しました。笑顔の店員さんから「お疲れさまです! スタンプをどうぞ〜!」と手渡されて、ポンッ!

まだ食べていないのに、なぜかパワーがみなぎってくる…。残りの空欄は、きっと汁物とおかずなのでしょう。先ほどまでの疲れはどこへやら、次のおもてなしスポットを目指して元気に再スタートです。

疲れが出てきた頃に、二つ目のおもてなしスポットに到着。ここでは、「ごろごろ野菜の新潟豚汁」のスタンプをゲットしました。さらに、あたたかいコンソメスープのふるまいも!

少し冷たい風の中、手にした紙コップから立ちのぼる湯気と、鼻をくすぐる香りに思わず笑顔がこぼれます。隣にいた参加者さんの「コンソメスープって、こんなに美味しかったっけ?」というつぶやきに、私も深くうなずいてしまいました。
「めしまであと500歩!」の看板が見えてきたころ、向かう先の方から何やら軽快な音楽が聞こえてきます。道を曲がった瞬間、目に飛び込んできたのは…?
03
ついにゴール! 念願の絶品定食とご対面
そこにあったのは、まごうことなきごはん処!店員さんがベルを鳴らしながら、「お疲れさまでしたー!」と笑顔で出迎えてくれました。

程よい疲れと空腹が、まさに最高のスパイス! 想像以上の達成感に包まれたゴールとなりました。ここでは、大きなしゃもじを手に記念撮影。100人目、200人目などキリの良い来店者には、味の素のコーポレートキャラクター「アジパンダ®」グッズのプレゼントもありました。

この日の会場には、歩歩歩食堂・新潟店のおかずレシピを考案した料理芸人・クック井上さんをはじめ、新潟で活躍するお笑い芸人・中静祐介さんとDJ・TETSUYAさんが盛り上げ隊長として駆けつけ、食卓を笑いと音楽で彩ってくれました。

さぁ、お待ちかねのお食事タイム! 歩いて、歩いて、歩き続けて、参加者全員が楽しみにしていた本日の絶品定食の正体は…。
「本格スパイスのやみつきカレー唐揚げ」と「新潟県産の豚の味噌ポン酢焼き」! ほっかほかの南魚沼産コシヒカリごはんとごろごろ野菜の新潟豚汁を添えて、新潟の味覚をたっぷり味わえる絶品定食の完成です。


ここで、空腹の私たちに究極の選択が突きつけられます。二つのメニューからどちらかを選ばなければならず、真剣に悩む参加者の皆さん。家族連れや友人同士で訪れた人たちは、別メニューを頼んでシェアしながら「こっちも美味しい!」「どっちも正解!」と盛り上がっていました。

唐揚げは、新潟名物・半身揚げにインスパイアされたスパイシーな味わい。食欲をそそるカレーの香りがふわっと広がります。一方の味噌ポン酢焼きは、新潟県産の豚の脂の甘みとやわらかさにびっくり。どちらも濃いめの味付けで白ご飯がどんどん進みます。

具沢山の豚汁はそのままでも十分美味しいのですが、付け合わせのご当地調味料・かんずりを少し加えるとピリリと辛味が立ち、味に奥行きがプラス。疲れた体に沁みる、まさに新潟ならではの「絶品定食」でした。
絶品おかず2品のレシピを考案したのは、料理芸人のクック井上さん。実は、どちらの料理にも味の素の「Cook Do® 回鍋肉の素」が使われています。

「回鍋肉専用なんだけど、回鍋肉だけじゃもったいない! 唐揚げは揉みタレとして使って、仕上げにカレー風味をプラス。豚肉はポン酢と1対1で割り、料理酒やみりんでのばして漬けタレにしました。一袋を使い分けて、かけダレやお鍋の隠し味にも使うのもアリ。ひと工夫でどこまでも広がりますよ」と意外な活用法まで教えてくれました。
本日のレシピはこちら!
ぜひおうちでも、「新潟らしさ×味の素」の組み合わせを楽しんでみてください。
本格スパイスのやみつきカレー唐揚げ
材料(2人分)
- 鶏もも肉
- 1枚半(400g程度)
- カレー粉
- 適量(小さじ1/4 程度)
- (A)揉みタレ
- A「Cook Do ®」回鍋肉用
- 大さじ2
- A片栗粉
- 大さじ1
- A酒
- 大さじ1
- A丸鶏がらスープ™の素
- 小さじ2
- Aしょうがのすりおろし
- 5g
- A塩
- ひとつまみ
- Aこしょう
- 少々
- 鶏肉は12等分に切る。
- ビニール袋にAを入れて混ぜ、タレを作る。(1)の鶏肉を入れて、冷蔵庫でひと晩漬け込む。
- 冷蔵庫から(2)を出して15分ほどおいて常温に戻す。
- ビニール袋から鶏肉を取り出し、片栗粉(分量外)をまぶし、10分ほどおいて片栗粉をなじませる。
- 揚げ油(分量外)でカラッとなるまで揚げて、温かいうちにボウル等に入れてカレー粉をまぶす。
※カレー粉はまぶさず、食べる直前にかけてもおいしくお召し上がりいただけます。
新潟県産の豚の味噌ポン酢焼き
材料(2人分)
- 豚ロース
- 2切れ(150g×2)
- (A)漬けタレ
- A「Cook Do ®」回鍋肉用
- 大さじ2
- Aみりん
- 大さじ1
- A酒
- 大さじ1
- A砂糖
- 小さじ1
- (B)味噌ポン酢タレ
- B「Cook Do®」回鍋肉用
- 大さじ2
- Bポン酢しょうゆ
- 大さじ2
- Bうま味調味料「味の素®」
- 2ふり
- 豚肉の筋切りをし、常温に戻しておく。ビニール袋にAを入れてよく混ぜ、豚肉を入れて15分漬け込む。
- Bを混ぜ合わせてタレを作っておく。
- フライパンを中火で熱し、サラダ油(分量外)をひいて(1)の豚肉を加えてフタをして両面火が通るまで焼く。
(目安は途中で返して1分半ずつ焼いた後、火を止めてフタをしたまま30秒~1分余熱で火を通す。) - 食べやすい大きさに切り、皿に盛り、(2)のタレをお好みでかける。
04
お土産ももらって、心もお腹も大満足!
ご家族連れや友人同士、ご夫婦まで、さまざまな方が来店した歩歩歩食堂・新潟店。総勢500人を超える皆さんが、一緒に歩き、笑い合い、山の上の食卓を囲みました。

「歩いて食べるって、こんなに気持ちいいんですね」
「初めて来た場所だったけど、すごく良かったです」
「食事が想像以上に豪華で驚きました」
「おもてなしスポットのコンソメスープが染みました」
そんな感想であふれた今回のイベント。食べ終わったらすぐ退店…ではなく、最後には豪華なお土産も用意されていました。口々に「また参加したいです!」と言って帰路に着く皆さんの満たされた表情。食堂内は、どこを見ても笑顔で溢れていました。


食事は、何を食べるかも大切だけれど、どこで、どのように、誰と食べるかで、さらに美味しく味わえる。そんなことを心から実感した一日でした。
今回は記念すべき第一弾。次回は11月8日(土)、福島県での開催が予定されています。イベント後には随時イベントレポートも更新されますので、一緒に歩いた皆さんも、このレポートを読んで気になった皆さんも、「めしかっこみ隊」公式ホームページから最新情報を要チェック! 「かっこみグッズ」が当たるプレゼントキャンペーンも11月30日まで実施中です。
福島店では、どんな景色と絶品めしが待っているのでしょう。家族と、友人と、あるいはその日出会った誰かと共に…。帰りのロープウェイの中で、早速スマホのスケジュール帳を確認してしまう私なのでした。
