管理栄養士が、夏の困りごとを解決してくれるみそ汁メニューを紹介します。
献立にみそ汁を入れるだけで、手軽においしく塩分や栄養補給!カラダを整えて、夏を元気に過ごしましょう!
とはいえ、「暑い時に火を使って調理するのは・・・」、「暑さで食がすすまない・・・」
という方にオススメしたいのが、「冷やしみそ汁」。
火を使わないので暑い日にも作りやすく、涼しげで食が進みます。
見た目にも、味わっても涼しい「冷やしみそ汁」はこの夏の強い味方。
温かいみそ汁と同様、汁物のうま味が食欲のスイッチを入れ、消化吸収をサポートしてくれます。
具材に野菜やたんぱく質を入れれば、さまざまな栄養が一度で摂れるのでとても便利。
麺類やカレーなど単品が多くなりがちな夏の食卓に、「冷やしみそ汁」を一品足せば栄養のバランスが整いやすくなります。
管理栄養士
柴田 真希氏
夏は食欲がわかずにいつもより食事の量をしっかりととりにくくなりますが、汗などで水分やミネラルが失われたりするのでいつも以上にきちんととりたいもの。特に朝ごはんは1日のエネルギー源なので欠かさずにとりましょう。
食欲のない時にはさっぱりといただける「冷やしみそ汁」がオススメ。水分や塩分の補給にもなります。また、みそ汁の汁までしっかりとることで、野菜のビタミンなども丸ごといただくことができます。
野菜は加熱すればカサが減るのでサラダに比べてたくさんとれるのも嬉しいところ。トマトやかぼちゃ、きゅうり、ナスなど夏の旬野菜をたくさん入れて作りましょう。
夏は食事を作るのもおっくうになるもの。暑い夏にキッチンに立つのは大変ですが、冷蔵庫にある野菜などの具材を鍋に入れて煮て、みそを加えるだけでできるみそ汁は手軽です。さらに、冷やしみそ汁は火を使わずに作れるのも嬉しいところ。
また、そうめんやそばなどの麺類やカレー・丼など単品ごはんが多くなりがちな夏の食卓はビタミンやミネラルが不足しがちに。手軽に作れるみそ汁が追加されるだけで栄養バランスが整いやすくなります。
就寝時も汗をかき、水分は必要になります。朝や昼ごはんはもちろん、夕ごはんにもみそ汁を取り入れれば、食事から、水分、塩分、ビタミン、ミネラルを無理なく補給できます。熱中症や夏バテ対策にオススメです。
監修
管理栄養士
柴田 真希氏
エミッシュ代表取締役
1981年、東京生まれ。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。
27年間悩み続けた便秘を3日で治した「雑穀」や「米食の素晴らしさ」を広めるべく、雑穀のブランド「美穀小町」を立ち上げる。
現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーのコンサルティングや飲食店のメニュー開発、プロデュースなどを手がける。著書、セミナー講師実績など多数あり。
汁物のうま味が胃腸の働きをサポートし、食欲のスイッチを入れ、消化と吸収を助けます。
みそ汁なら、たくさんの野菜やたんぱく質を一度に摂りやすく、家にある食材でカンタンに一品作れるので、忙しい方にもオススメです。
バランスの良い栄養補給で体調を整えることが、何よりの熱中症対策。
冷房にあたり過ぎたカラダにも、温かいみそ汁はオススメです。
管理栄養士
柴田 真希氏