どなたかのおうちを訪問してキッチンを覗かせてもらったとき、「こんなキッチンだったらお料理が楽しくできそうなのに…!」と思ったことはありませんか?
このコーナーでは、そんな素敵なキッチンにお邪魔し、日々のごはん作りを楽しく快適にするためのヒントをご紹介します。
2回目にご紹介するのは、note placeのキッチンです。8月20日のリニューアル記念イベントをご覧になって、「素敵なキッチン!」と気になった方も多いのでは?料理も使う人も引き立てくれる、まっさらなノートのように白い空間の魅力に迫ります!
インタビューした人
note株式会社 PR / ユーザーコミュニケーション
金子 智美さん
PR会社を経てLINE株式会社でLINEサービス立ち上げメンバーとしてSNS企画運用やコミュニティマネジメントに携わる。2020年4月にnote株式会社に入社。現在は、SNS運営やイベント企画を含むユーザーコミュニケーションを担当する。
- 「だれもが創作をはじめ、つづけられるようにする」キッチン
- たべる楽しさを、もっと。「がんばりすぎない自炊のススメ」
- だれもが使いこなせて、見た目も美しいキッチンツール3選
01「だれもが創作をはじめ、つづけられるようにする」キッチン
文章や写真、音声などを投稿するクリエイターと、コンテンツを楽しむファンをつなげるメディアプラットフォーム「note」が、6月にイベントスペース「note place」を開設しました。
本棚が壁いっぱいに造作された廊下をぬけると…。
そこにあらわれたのは、まっ白なキッチン!「白」といっても、淡いベージュからやわらかなグレーまで、ニュアンスカラーが何層にも重ねられているから単調さはなく、空間に奥行きが感じられます。
「いろんな価値観の人に違和感なく入ってきてもらうために、ウェブサービスのnoteでは白を基調にしたプレーンなデザインを大事にしています。イベントスペースのnote placeも、同じコンセプトで作られているんですよ」(note 金子智美さん。以下、金子さん)
「noteのミッションは『だれもが創作をはじめ、つづけられるようにする』。これはnoteを利用してくださる方だけでなく、社員にもいえることです。note placeのフロアプランから内装、家具や照明のセレクトまで、建築家やインテリアコーディネーターに任せきりにせず、社内のプロジェクトメンバーが一緒に考えて作り上げました」
目利きの社内デザイナーがプランニングに加わったというだけであって、みせるところがしっかり設計されているだけでなく、隠すところまでしっかり計算されているのはさすがです。
たとえば、どうしても生活感が出てしまう冷蔵庫は収納スペースの中に設置して、扉を閉めればみえない仕様に。ゴミ箱はシンク下に埋め込んで、出しっぱなしにしなくてすむように。面材にプリントされたラベルのおかげで、どこになにを分別すればよいのか一目瞭然です。便利なウォーターサーバーは収納内部に組み込んで、扉を閉めたまま使えるようになっていました。
02たべる楽しさを、もっと。「がんばりすぎない自炊のススメ」
そんなnote placeのキッチンで、先日、「AJINOMOTO PARK」のリニューアルを記念して、調理&トークイベントが開催されました。ゲストは、キッチンツールをご紹介くださった自炊料理家の山口祐加さんと、料理家の今井真実さん。
おふたりには、手間をかけずにサクっと作れる副菜「豆腐のビシソワーズ」「マッシュルームのグリル」と、主菜「麻婆麺」の作り方をライブで教えていただきました。トークコーナーでは、楽しく自炊をつづけるための「手の抜きどころ」や、あると便利な調味料、食材の使い回し方法などもお聞きしましたよ。
03だれもが使いこなせて、見た目も美しいキッチンツール3選
キッチンに置くテーブルや椅子、ソファなどはすぐに決まったものの、キッチンツールのセレクトは難航したという金子さん。
「デザイン性が高いだけでなく、誰もが使いこなせるキッチンツールとなると、なにを選んでよいのやら…。それで、noteのクリエイターで自炊料理家の山口祐加さんに相談して、おすすめのツールをご紹介いただくことにしたんです」(金子さん)
そんなとっておきのキッチンツールのなかから、3アイテムをピックアップしてご紹介します。
アイデア次第で多用途に使いまわせる調理道具
「KINTOの『KAKOMI IH土鍋 1.2L』は、直火、IHだけでなく、オーブンや電子レンジでも使えるマルチ電源対応の土鍋です。一般的な土鍋と違って吸水率が低い陶器なので、スパイス料理を作っても着色やニオイの心配が少ないんですよ。カレーを作った翌日に湯豆腐を作るといった使い方が気兼ねなくできるのも、大勢のクリエイターが使うnote placeのキッチンに向いていると思います」
「和平フレイズの『深型フライパン24cm』は深さがあるから、焼く、炒めるだけでなく、揚げる、煮る、ゆでるにも使い回せるんですよ」
「燕振興工業のカトラリー『SUNAO』は、grafがデザインしたもの。手に持ったときのおさまりがいいのは、ハンドルのカーブと細さのおかげです。カトラリーを調理道具として使う料理家も多いので、極力シンプルなものを選びました」
このキッチンでは今後、noteのクリエイターさんによる料理の動画撮影やライブ配信なども行われる予定なのだとか。料理のジャンルもセンスも、伝えたいことも違う多様なクリエイターさんが集まる場所だから、だれもが気持ちよく使える環境であることが大切。キッチンに立つ人の創作を包み込む「白」、個々の好きなカラーに染められる「白」には、そんな想いが詰まっているようでした。
今回のイベントの模様は、イベントレポートでもご紹介する予定です。楽しみにお待ちくださいね。