「AJINOMOTO PARK」ではファンのみなさんと交流するため、定期的にオンラインイベントを開催しています。
今回のイベントテーマは『「だしテク」でレパートリー無限大∞〜料理研究家Mizukiさんと学ぶ、だしの世界〜』。
いつもの料理がマンネリ化しているとお悩みの方必見です。実は、「だし」を変えるだけでいつもの料理が大変身しちゃうんです!そこで、味の素社でもおなじみの風味調味料「ほんだし®」「丸鶏がらスープ™」「味の素KKコンソメ」の魅力に迫るとともに、商品を使った「だしテク」もご紹介します♪
ゲストは人気料理研究家のMizukiさん。今回はMizukiさん考案のレシピも実演してもらいます。イベントでは、簡単に作れておいしいレシピをたくさん紹介しますので、ぜひ料理のレパートリーを広げてみてください!
ゲスト
料理研究家
Mizukiさん
ゲスト
調味料事業部 風味調味料グループ
井上 直恵さん
「ほんだし®」を使ったみそ汁を子供と一緒に調理するのを日課としている。家族みんなみそ汁が大好きで、「ほんだし®」は毎日の食卓には欠かせないもの。好きなみそ汁の具材は、じゃがいも、玉ねぎ。
ゲスト
調味料事業部 風味調味料グループ
井上 厚さん
食べることが大好きな「丸鶏がらスープ™」開発担当者。料理の楽しさと「おいしい!」を製品を通じてより多くの方にお届けするために日々奔走中。 趣味は筋トレ、キャンプ、スノーボード。
ゲスト
調味料事業部 風味調味料グループ
原田 康平さん
「味の素KK コンソメ」の製品担当者。コンソメを使ったレシピなど様々な料理に挑戦中。最近では、担当商品のことを考えすぎて、街中で赤と黄色を見ると「味の素KK コンソメ」が頭をよぎります!
進行
調味料事業部
小山 仁見さん
「AJINOMOTO PARK」でレシピ大百科やPARK MAGAZINEなどを担当。子どもの頃から食べることと料理することが好きで、いつまでもおいしいごはんを食べ続けたいと思い管理栄養士の資格を取得。バランスの良い食事をコスパ良く作ることが得意です◎
- だしの「うま味」って何?
- 「ほんだし®」のおいしさの秘密
- 「丸鶏がらスープ™」のおいしさの秘密
- 「味の素KK コンソメ」のおいしさの秘密
- 和洋中の枠を超えるレシピを紹介!
- Mizukiさんがオススメレシピを作ってみた!
- Mizukiさんのお悩み相談室
01
だしの「うま味」って何?
「だし」のおいしさの秘訣である「うま味」。イベント冒頭では、「うま味」について、料理研究家のMizukiさんと「AJINOMOTO PARK」のレシピ担当、小山さんが解説します。
小山さん:うま味といえば、昆布などに含まれる「グルタミン酸」、かつお節などに含まれる「イノシン酸」、干ししいたけなどに含まれる「グアニル酸」が有名です。
小山さん:「うま味」は単体でも料理をおいしくしてくれるのですが、複数の「うま味」を組み合わせると、より強く「うま味」を感じられるようになるんです。これを「うま味の相乗効果」と呼んでいます。
「だしおにぎり」を作ってみよう!
小山さん:それでは、実際にだしのおいしさを味わってみましょう。ご飯に「ほんだし®」を混ぜ込んで「だしおにぎり」を作ります!
MIzukiさん:温かいご飯に「ほんだし®」を混ぜるだけなんですね!
小山さん:そうです、混ぜるだけでできるんです。ちなみに、「ほんだし®」に塩が入っているので、塩は加えなくても大丈夫なんですよ。
小山さん:一口で食べられるので、お弁当にもぴったりです。Mizukiさん、お味はどうですか?
Mizukiさん:具が入っていないのに満足度が高くて、おいしいです!
02
「ほんだし®」のおいしさの秘密
ここからは、各製品担当者をお呼びして、おいしさの秘密やオススメの使い方について教えてもらいます。まずは、「ほんだし®」担当者の井上直恵さんに登場いただきました。
井上(直恵)さん:「ほんだし®」は「日本の、ほんもののだし」という意味。ほんもののかつお節を使うことは、当時から変わらないこだわりです。
「ほんだし®」はそれぞれ、香り、コク、味わいに優れた3種類のかつお節をブレンドして作っています。使うカツオは、一匹ずつプロの目利きで選んでいるんですよ。
井上(直恵)さん:選ばれたカツオは職人さんがかつお節にします。カツオの身はかつお節にして、頭や内臓は発酵させて他の調味料にしたり、有機肥料にしたり。自然に感謝して、余すところなくいただいています。
小山さん:直恵さんのオススメの使い方はありますか?
井上(直恵)さん:最近は、寒くなってきたので鍋料理に「ほんだし®」を使ってますね。特に「坦々鍋」はオススメです。坦々鍋に「ほんだし®」を使うと言うと「?」と思うかもしれませんが、コチュジャンと「ほんだし®」ってすごく相性が良いんですよ!
03
「丸鶏がらスープ™」のおいしさの秘密
続いて、「丸鶏がらスープ™」担当の井上厚さんに登場いただきました。
小山さん:ちょうどこの秋、製品をもっとおいしくリニューアルしたところですよね。
井上(厚)さん:はい、丸鶏をじっくり煮出した香りや風味、肉感がアップしました。
「丸鶏がらスープ™」は国産とフランス産の鶏肉をブレンドして作っています。フランス産の鶏肉を使うと、しっかりした肉感が出るんです。
Mizukiさん:国産とフランス産をブレンドしているなんて、初めて知りました。
井上(厚)さん:鶏のだしをしっかり味わってもらうために、原料にはこだわって作っています。
小山さん:もうすぐ30周年を迎える「丸鶏がらスープ™」ですが、厚さんオススメの使い方はありますか?
井上(厚)さん:餃子やから揚げの下味や、チャンプルーなどの炒め物、あとはビールのお供にナムルをよく作ってます。鶏むね肉やささみ、もやし、キムチ、「丸鶏がらスープ™」、仕上げにごま油……という簡単なレシピですが、最高のおつまみになるんです!
03
「味の素KK コンソメ」のおいしさの秘密
最後は、「味の素KK コンソメ」担当の原田さんが登場。
小山さん:コンソメはフランス語で「完成された」という意味があるんですよね。
原田さん:そうなんです。「ブイヨン」と混同しやすいですが、ブイヨンはお肉と香味野菜と香草類を煮出しただし汁。コンソメは、ブイヨンをさらに調理して完成したスープです。
原田さん:コンソメ作りは習得に時間がかかるので、プロのシェフでも10年くらい修行が必要だそう。そんな奥深いコンソメをお家で食べられるようにしたのが「味の素KK コンソメ」です。
Mizukiさん:我が家でもよく使っています。
原田さん:味の素社では、ビーフとチキンのエキス、野菜のエキスなどを煮込んで「うま味」を追求しています。「味の素KK コンソメ」は、そのまま飲んでもおいしいコクとうま味がポイントですね。
小山さん:シンプルな料理もおいしくなる「味の素KK コンソメ」、原田さんオススメの使い方を教えてください。
原田さん:から揚げの下味に使うと、お肉にコクとうま味が染み込んでおいしいです。あと、顆粒タイプをフライドポテトにパパっとふりかけるのも好きですね。じゃがいもとの相性が抜群で、コンソメ味のポテトチップスみたいでおいしいですよ!
04
和洋中の枠を超えるレシピを紹介!
次は「だしテク」のご紹介。3種類のだしは和洋中にこだわらずに使えて、簡単にレシピのレパートリーを広げることができるのだとか。
小山さん:アレンジを考えるコツは、「だしの材料」を意識すること。「ほんだし®」はカツオ、「味の素KK コンソメ」はお肉と香味野菜、「丸鶏がらスープ™」はチキンからできています。それを意識するとアレンジを考えやすいですよ。
■「ほんだし®」のだしテク
小山さん:和食のイメージが強い「ほんだし®」ですが、パエリア、パスタ、マリネといった洋風のお料理にも使えます。
小山さん:「ほんだし®」は魚のだしなので、ブイヤベースやシーフードカレーなど、洋食の魚料理とも相性抜群。お肉のうま味成分と「ほんだし®」のうま味成分は一緒なので、お肉料理との相性も抜群です。
■「味の素KK コンソメ」のだしテク
小山さん:洋風のイメージが強い「味の素KK コンソメ」ですが、お肉と香味野菜のだしなので、基本的にはどんなお料理にも合います。
小山さん:特ににんじん、玉ねぎ、セロリなどの香味野菜が入っているレシピを選ぶと、「味の素KK コンソメ」に含まれる野菜を煮込んだエキスがその味わいを引き立てるので、よりおいしくなりますよ。
■「丸鶏がらスープ™」のだしテク
小山さん:「丸鶏がらスープ™」はくせが少なく万能なので、どんな料理にもなじんでくれます。中華以外にも、鍋やサラダ、炊き込みご飯などに合いますね。
小山さん:シンプルな味付けで物足りなさを感じたとき、丸鶏をじっくり煮出した香りや風味が特長の「丸鶏がらスープ™」を隠し味的に少し入れるとグッとおいしくなるんです。
■参加者のみなさんからの声もご紹介♪
小山さん:そうやって考えると、料理のバリエーションが無限大に広がりますよね。
Mizukiさん:面白いですね。焼きおにぎりを作るときに「ほんだし®」とチーズを一緒にいれたことがあるのですが、きっと合うと思います。
05
Mizukiさんがオススメレシピを作ってみた!
いよいよ、Mizukiさんが「丸鶏がらスープ™」を使ったオリジナルレシピをご紹介。「豚肉と小松菜のふわ玉炒め」を作ります。
【作り方】
- 豚肉は5cm幅に切り、片栗粉をまぶす。小松菜は4cm長さに切る。
- フライパンにごま油を熱し、溶き卵を流し入れて炒め、ふわっと半熟状になったら、皿にとる。
- 同じフライパンを熱し、(1)の豚肉を入れて炒める。肉の色が変わったら、(1)の小松菜を加えてさらに炒め、全体に火が通ったら、混ぜ合わせた★を加えてさらに炒める。
- (2)を戻し入れ、サッと炒め合わせたら、器に盛り、粗びき黒こしょうをふる。
Mizukiさん:卵を炒めるときは、「ちょっと早いかな」というタイミングで取り出すのがポイント。
Mizukiさん:同じフライパンを使って、次に豚肉を炒めます。お肉から脂が出るので油を足す必要はありません。豚肉は焼き色をつけましょう。最後に卵を戻し入れたら、火を通しすぎないように。
Mizukiさん:お肉は豚バラじゃなくて豚コマやひき肉でもいいし、きのこやピーマンを加えてもおいしいです。味付けが同じであれば、食材はなんでも大丈夫ですよ。
小山さん:豚バラには下味をつけなくていいんですね。
Mizukiさん:下味なしで、片栗粉だけまぶしています。どうしても、調味料を加えると水分が出て、おいしい部分が流れ出てしまうので、片栗粉をまぶすことで調味料にとろみがつくようにしています。そうすると、お肉にしっかり味が絡むようになるので、おいしいところを逃さず全部食べられます。
小山さん:「豚肉と小松菜のふわ玉炒め」が完成しました! さっそく試食しましょう。「丸鶏がらスープ™」を使用しているので、担当者の厚さんもぜひどうぞ!
井上(厚)さん:「丸鶏がらスープ™」と卵がお互いを引き立て合っています。ビールにも白ご飯にも合いそうですね!
小山さん:卵がふわとろでおいしい! ご飯が進みそうです。
Mizukiさん:かた焼きそばの上にのせたり、ご飯にのせてたまご丼にしたりしてもおいしいですよ。今回は「丸鶏がらスープ™」を使いましたが、このレシピは「ほんだし®」や「味の素KK コンソメ」でもおいしく作れます。
Mizukiさん:同じ食材、量で味付けだけ変えたレシピです。「ほんだし®」なら卵とじ、「味の素KK コンソメ」ならオムレツ風に。形を変えると全然別の料理に見えますよね♪
06
Mizukiさんのお悩み相談室
最後は、みなさんから募集したお悩みにMizukiさんがお答えします。
Mizukiさん:毎日一汁三菜は難しいですよね。私も丼物や麺類一品で済ませる日があります。でも、それでいいと思うんですよ。1日で完璧な栄養バランスを目指さず、「昨日はパスタだったから今日は野菜多めにしよう」など、1週間単位でバランスを整えましょう。
Mizukiさん:分量をすべて覚えるのは無理なので、分量で覚えず比率を覚えます。たとえば照り焼きだったら、「しょうゆ:酒:みりん:砂糖」が「2:2:2:1」の比率。比率さえ覚えていれば、食材の量が変わっても対応できますよ。
Mizukiさん:味噌汁にいろんな野菜を入れれば、野菜がたくさん食べられますよ。私はブロッコリーやカリフラワー、トマトも味噌汁に入れます。冷蔵庫にある野菜をなんでも入れてみてくださいね。
Mizukiさんと一緒に「だしテク」を学んだ今回のイベント。
参加者の皆さんからは「料理を作るハードルが下がった」「Mizukiさんの考え方が参考になった」など、嬉しい感想が!
毎日の献立に欠かせないだし。「ほんだし®」「丸鶏がらスープ™」「味の素KK コンソメ」を活用して、さまざまなレシピに挑戦していただけると嬉しいです♪