おいしいものを食べるのはすごく幸せなことなのに、その支度となると話は別。献立にはじまり、食材の準備、調理から後片付けまで、「今夜は何を作ろうか…」と考えるだけで疲れてしまうことも。
楽しいはずの食事が、悩みの種になってしまうのは、ちょっともったいない気がしますよね。でも実際のところ、みなさんはどうやって日々の営みをこなしているのでしょうか?
そこで、「AJINOMOTO PARK」編集長が自ら、社員の食卓をのぞき見。食べることが大好きな味の素社員の食生活や、ごはんに関する工夫などをシリーズで取り上げます。
今回ご紹介するのは、味の素社の秘書部で、秘書を務める阿部さんのご飯ルールです。
インタビューした人
秘書部
阿部 茉央さん
2022年より社長秘書を担当。社内外の窓口として、社長のスケジュールを調整し、社長がストレスや抜け漏れなく執務に当たり、パフォーマンスを最大化できるようサポートしています。最近一人暮らしを始め、自炊を楽しく頑張っています。
- 社長を陰ながら支える秘書のお仕事
- ご飯をおいしく炊くことが、自炊のモチベーションに
- 自炊を続けるコツは「楽しい」と「省エネ」にあり
- 実家から受け継がれるご飯ルール
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社長を陰ながら支える秘書のお仕事
2022年から社長秘書を担当している阿部さん。社長が執務に集中できるよう、スケジュール調整・サポートするのが主な仕事です。
スケジュール調整と聞くと簡単に聞こえるかもしれませんが、あらかじめ考えておかなければいけないのは、誰といつどこで会うかだけではありません。事前に必要な資料や手土産、移動手段は何か、駅や建物の動線はどうなっているか……当日のスケジュールを聞かれたときにいつでも正確に答えられるように準備しておく必要があります。
「誰と、いつ、どこで会ったか確認できるよう、面談や会食、手土産などの履歴をExcelに入力して管理しています。社長だけでなく、味の素社のほかの経営陣の動きも把握しておく必要があるので、Outlookのスケジューラーやオンライン上の共有ファイルを活用して、秘書間で情報共有できるようにしていますね」
社長がストレスなく執務に当たり、社内外関係者とより充実したコミュニケーションができるよう徹底的にサポートする。阿部さんのきめ細やかな配慮が、味の素社を陰ながら支えています。
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ご飯をおいしく炊くことが、自炊のモチベーションに
2022年から社長秘書として働き始めた阿部さんが、同じ年に始めたのは一人暮らし。一人暮らしを始めたら、料理を頑張ろうと最初から決意していたのだとか。
「物件探しの段階で、コンロは絶対に2口がいいなと思っていました。一人暮らしを始めて半年経つか経たないかくらいなんですが、自炊はモチベーション高く続けられています」
そんな阿部さんが最初に直面した壁は、ご飯を炊くことでした。炊飯器を置く場所がなかったため、当初は炊飯専用の容器にお米を入れて電子レンジで温めて炊く方法を採用。しかし、電子レンジを使った方法で炊くご飯は固く、お米好きな阿部さんにとってはつらい日々が続きます。そこで、次に阿部さん宅に導入されたのは、「鋳物ホーロー鍋」でした。
「一人暮らしを始めるタイミングで、大学時代の先輩が、炊飯用の「鋳物ホーロー鍋」をプレゼントしてくれたんです。初めて使うときはおいしく炊けるか不安だったのですが、説明通りに炊いたら本当においしくて。手間もそれほどかからずに炊けるので、週末や時間のある平日にまとめて炊いたご飯を冷凍して保存しておくようにしています。お米がおいしく食べられるようになったことも、料理のモチベーションにつながっているのかもしれません。煮込み料理など、他のメニューにもこの鍋を活用しています」
03
自炊を続けるコツは「楽しい」と「省エネ」にあり
ご飯をおいしく炊くことが料理のモチベーションにつながっていると話してくれた阿部さん。お話を聞いていくと、料理を楽しく続けるポイントは「食器」にもありました。
「気に入ったお皿や箸置きを買い集めたり、マグカップもその日の気分や食べるものの色で使い分けたり。料理が楽しくなるようなアイテムを積極的に取り入れています」
また、忙しい毎日の中で自炊を続けるには、肩の力を抜くことも大切。阿部さんは、野菜やお肉を買ってきたらすぐに切っておく、「ほんだし®」や「丸鶏がらスープ™」「鍋キューブ®」を使ってスープを数日分作っておくといった工夫をしているそう。そのほか、疲れた日は洗い物を増やさないよう、ワンプレートに全部乗せしたり、牛乳パックをまな板代わりに使ったりすることもあるのだとか。
こだわり料理に挑戦してみる日もあれば、負担を最小限に抑えた料理をする日もある。どんなコンディションであっても自炊を続けられるようにしているのは、休日の食事とのバランスを取るため、という意味合いもあるようです。
「週末は友達と出かけることが多いので、そのたびに必ず外食をしています。週末に好きなものを好きなだけ食べたいので、平日は金銭的にも、カロリー的にも控えめにしてバランスを保っています」
お買い得な食材を買っておき、うまく調理して節約することも阿部さんの自炊の基本。メニューが思いつかないときは、LINEの公式「AJINOMOTO」アカウントを活用するのだとか。
「安い食材をまず買っておくので、『これ、何に使おう』と後から考えることも少なくないんです。そういうときは、公式『AJINOMOTO』のLINEに食材名を入れて検索すると、『AJINOMOTO PARK』のレシピをいくつかバババっと出してくれるので重宝しています。あとは、InstagramやTikTokでレシピ動画を見て、気になったものをストックしておくようにしていますね。作れる料理が少しずつ増えていくことを楽しんでいます」
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実家から受け継がれるご飯ルール
1年前はまだ実家で暮らしていた阿部さん。いわば「一人暮らしビギナー」の阿部さんの生活には、実家でのご飯ルールが息づいています。
朝食としてパンやヨーグルトだけでなく、身体があたたまるカップスープを食べる習慣も、幼いころからのもの。食に関してブランドにこだわらず買うことも珍しくはないという阿部さんも、カップスープだけは味の素社のものを選ぶようにしているのだとか。
「実家にいた頃から『クノール® カップスープ』をよく飲んでいました。いろいろな種類があるので、飽きることなく楽しんでいます」
また、冷蔵庫に常備しておく食材も、阿部家のご飯ルールを引き継いでいます。
「実家では『きのこと納豆と果物は大事だ』という意識が昔からあって、冷蔵庫に必ずストックしておくようにしています。とくに納豆は使い勝手が良くて、主菜を作る余力がなくてもご飯と納豆さえあれば何とかなるというか。果物は100円のバナナでも、なんでもいいんですが、実家で果物を食べる習慣があったので、果物もやっぱり欠かせないんですよね」
実家で暮らしていたときの習慣を継続しながら、自分なりの暮らしの形を見つけ、一人暮らしを楽しんでいる阿部さん。自炊を楽しく続けるためのコツは、これから一人暮らしを始める人の参考になりそうですね♪