冷蔵庫に使いかけの野菜があったのに、また買ってしまった…なんて経験、あるのではないでしょうか。
その解決策は、冷蔵庫の収納にあるかもしれません!
味の素社の長野営業所では、冷蔵庫にある食材を金曜日においしく使い切って、フードロスを削減する取り組み「クリーンフライデー」を提案しています。今回はそのうちから、
「整理収納アドバイザー1級」を持ち、著書『暮らしが整う「片付けない」片付け』などをもつ西澤佳代子さん監修の、「冷蔵庫収納テクニック」をご紹介します!
(おいしく食材を使い切る方法も後日お届けします!)
- ルール1:「余白」を作り、スペースを確保しよう!
- ルール2:食材の“指定席”を作り、迷子をなくす
- ルール3:収納の工夫で、食材を“見える化”する
- 冷蔵庫の収納テクニックを活かして、賢く節約につなげよう!
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ルール1:「余白」を作り、スペースを確保しよう!
さっそく冷蔵庫の収納に取り掛かろうと思った方、ちょっと待ってください!
その前にやるべきことがあります。まずは、冷蔵庫のいらないものを減らして「余白」を作ること。
食材や調味料などの詰め込みすぎは、使い忘れの原因になりがちです。冷蔵庫内の余白スペースを常に確保することで、食材が見つけやすくなることはもちろん、突然のいただきものや余り食材も、余裕を持って収納できます。
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ルール2:食材の“指定席”を作り、迷子をなくす
食材の迷子を減らすためには、2つのルールが効果的だといいます。
■同じタイミングで使う食材や調味料をグループ化する!
冷蔵庫の食材や調味料では、セットで同じタイミングで使いがちなものもありますよね。
たとえば、朝ごはんなら納豆と、みそ汁に豆腐といったような組み合わせ。
同じタイミングで使う頻度の高いものほど、グループ化しておくとスムーズです!
よく使うものは「納豆」「豆腐」など名前を書いたラベルをボックスに貼っておくと、見分けがつきやすく、使い勝手も良くなりますよ。■目線の高さにあわせて置く
よく使う調味料や食材、賞味期限が短くて早めに使い切りたいものほど、冷蔵庫を開いたら目線の高さに来るように置いておきましょう。扉を開けるたびに目につくので、忘れにくくなります。
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ルール3:収納の工夫で、食材を“見える化”する
冷蔵庫内の整理とあわせて、収納方法もひと工夫しましょう。
■収納の基本テクニック「立てる」を実践!
野菜室や深さのある引き出しがついた冷蔵庫によくあるのが、下のほうに食材が埋もれてしまうこと…!
上にものがどんどん積み上がって取り出しづらくなるだけでなく、食材そのものをしまっていることすら忘れてしまうかもしれません。
そこで、「立てる」という収納テクニックの基本を実践しましょう!
冷蔵庫引き出し内に収納ボックスを配置し、食材や調味料などを立てて収納することで、上からのぞけば冷凍庫や野菜室の様子が一目でわかるようにするのがポイントです。
しかも、上にあるものを動かして下にある食材を取り出す必要もなくなるので、取り出す手間も省略!使い忘れ防止にもなります。
■「区切る」で、食材の探し漏れをなくす!
野菜室のように、広く深さのある空間をそのまま使うと、食材はあちこちに混ざったり、ものが積み上がって使いづらくなったりしてしまいます。
野菜室の区切りには紙袋を使うと便利です。じゃがいもや玉ねぎなど、土がつきやすいものや、皮がはがれやすいものも紙袋に納めて、適度に交換していくと、冷蔵庫の中が汚れずにすむのでオススメです!
また、ここでも出番となるのが収納ボックスです。それぞれの食材を収納ボックスにしまって冷蔵庫内を区切ることで、食材を取り出しやすく、位置もわかりやすくなりますよ。
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冷蔵庫の収納テクニックを活かして、賢く節約につなげよう!
今回は食材の無駄を減らす冷蔵庫収納テクニックのご紹介でした!
整理整頓された冷蔵庫をのぞいて、余った食材があれば、金曜日にまとめておいしく使い切ってみてはいかがでしょうか?
今回の記事のもとになった下記のイラストを参考に、冷蔵庫収納術を一つからでもぜひ試してみてくださいね。