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「おいしい」は最強!食の楽しさを、おすそ分け。味の素社員のご飯ルール#28

「おいしい」は最強!食の楽しさを、おすそ分け。味の素社員のご飯ルール#28

2024/01/11

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「時間がなくても、簡単においしい料理を作りたい!」という願いを叶えるには、さまざまな工夫が欠かせません。

「AJINOMONTO PARK」のシリーズ企画「味の素社員のご飯ルール」では、味の素社員の食卓をのぞき見。食べることが大好きな人の食生活や、料理を楽しむための準備や大切にしていることなど、それぞれの工夫を聞いています。

今回ご紹介するのは、味の素社の東京支社 東日本広報グループで働く市川さんのご飯ルールです。

インタビューした人

東京支社東日本広報グループ

市川恒子さん

1992年入社。食品研究所、外食デリカ営業部、東京支社、調味料事業部にて商品開発、レシピ開発、レシピサイトの運営に携わる。現在は東日本エリアの「食と健康の課題解決」につながるコンテンツ開発・広報業務を担当中。
  1. 大好きな「料理」を、仕事に活かす楽しさ
  2. 時短とおいしさを両立させる工夫がたくさん!
  3. 「調理器具マニア」が手放せない、便利な道具たち
  4. 「おいしい」が最強!食の楽しさを広げていきたい

01
大好きな「料理」を、仕事に活かす楽しさ

東日本エリアの「食と健康の課題解決」につながるコンテンツ開発・広報業務などを担うグループの統括をしている市川さん。もともとは技術職として入社し、研究所で「ほんだし®」のリニューアル開発に5年ほど携わったのち、レシピ開発関連業務を計19年ほど担当してきました。

そんな市川さんは、とにかく料理が大好き!社内には、市川さんと同じように料理好きはもちろん、外食好き、調味料や調理器具マニアなど、とにかく食が好きな人がたくさんいることが刺激になっているといいます。

「技術職からレシピ開発の部署に移ったのも、『作る仕事がしたい!』という気持ちが強くて、異動願いを出したんです。レシピ開発関連の仕事では、レシピ情報サイトの運営やCM・販促に使用するレシピ開発だけでなく、料理研究家など食のスペシャリストにお会いすることも多く、本当に充実していましたね。趣味と仕事が一体化したような感覚で、毎日楽しく仕事をしていました」

02
時短とおいしさを両立させる工夫がたくさん!

市川家の平日の夜ご飯は、肉や魚のおかずに、副菜2〜4品、具沢山の汁物、白飯が定番。これだけたくさんの料理を作るには時間がかかるだろうと思いきや、20〜30分ほどで作ることが多いのだとか。

「フルタイムと介護を9年両立させていた経験から作り置きや時短、日持ち、組み立てのことはずっと考えてきました。たどり着いた時短のコツは、調理器具を同時並行で使うこと。コンロや魚焼きグリル、電子レンジ、ホットクック、蒸し器などから3つほど組み合わせれば、そんなに時間をかけずに数品作ることができます。牛すねの煮込み、鶏の煮込み、豚肩ロースの煮込みといった日持ちするおかずや、ちょっとした副菜は作り置きしておくこともあります」

さらに、使う食材を事前に半加工しておくと、ぐっと料理が楽になると教えてくれました。

「たとえば、薄切りの豚肉はさっとゆでておけば、すぐにさっぱり系の冷しゃぶサラダや肉野菜炒め、みそ汁もできますし、ひき肉は炒めて脂をこしてそぼろにしておけば、すぐにカレー、麻婆豆腐、オムレツ、チャーハンに。なすは油で軽く揚げ焼きにしておけば、麻婆茄子やみそ汁の具材などに使えます。その他にも、牛すね肉を柔らかく煮た時の煮汁は、脂を取り除いて煮詰めて濾しておけば、牛肉のカレーをおいしくしてくれます。にんじんの細切りを塩もみしておけば簡単ににんじんしりしり、野菜炒め、スープにも。旬の時期に使い切れなかった柑橘やフルーツはスムージー用として1回分ずつ冷凍しています。

こうした作業は、料理の手が空いたときや夕飯の準備と同時並行でぱぱっとやることが多いですね」

時短を叶えつつも、やっぱり一番大切なのはおいしさ。そのために、味の素社商品もうまく取り入れているといいます。

「大好きな『丸鶏がらスープ™』は、和洋中どのジャンルに使っても、おいしさがアップするので一番使っていますね。『鍋キューブ®』は、帰宅が20時くらいの時の日の簡単ごはんに最適で、鍋用カット野菜や白菜、お肉を帰りがけに買えば、あっという間に出来上がります。中でも最近のお気に入りは<鶏だしコク醤油>で家族に大好評。また、<簡単おでんあごだし醤油>で大根だけを煮るのも「食卓にあと1品」として超定番です。

ほかにも、しょうがをよく使うのは我が家の特徴です。いつも大袋を買うほど、使用頻度が高いです。すりごまや青じそもアクセントをつけるのに常備しています。そしておいしさを保持するのに片栗粉でよくとろみをつけます」

03
「調理器具マニア」が手放せない、便利な道具たち

市川さんは、実は調理器具マニアでもあります。家にはホットクックをはじめ、アノーバの低温調理器、Vitamix(バイタミックス)のブレンダーといった高機能な調理器具から、真空ヒートシーラー、ストウブの鍋、グリラー、圧力鍋、フライパンで使える蒸し皿とふた、ボウル、バット類、包丁は約15本などなど…とにかく「いろいろある」のだそう。たくさんあるからこそ使いやすい収納にもこだわっているとか。

なかでも市川さんのお気に入りは、ストウブとホットクックとグリラーです。

グリラーは魚焼きグリル、トースター、オーブン、電子レンジ、直火など様々な熱源で使える陶器製の蓋つき調理器具です!

「ストウブはまだ日本で有名になる前、だいたい30年近く前にフランスで買ってきたものを今も使っています。余熱調理ができるので、お肉に味がしっかり残って、柔らかいのに煮崩れない、いい感じに仕上がるんです。ホットクックは、炒め玉ねぎづくり、具沢山汁物づくり、枝豆、そしてとうもろこしやイモなどの蒸し料理によく使っています。2日に1回は2Lの番茶も沸かしています。自分がその場にいなくてもいいので、失敗しないお手伝いの人がいるような感覚ですね(笑)」

手頃な価格の調理器具では、ピーラーがなくてはならないものだといいます。包丁使いは主婦として得意なほうとのことですが、万一の破損に備えて予備で持っているほどだそうです。

「普通のピーラーはもちろん、100円ショップの用途別ピーラーが使いやすくてオススメです。『白髪ネギピーラー』はねぎ以外になすの皮に規則正しい切り込みを入れるのにも使えますし、『きんぴらピーラー』はにんじんしりしり、ごぼう、大根の細切りを作るときに大活躍しています」

04
「おいしい」が最強!食の楽しさを広げていきたい

市川さんには、食事を作るときに意識していることがあります。それは、自分がおいしいと思えるもの、納得したものを家族に出すこと。

「一食一食を楽しんでもらうために、食事の満足感を上げる工夫をしています。たとえば、味付けはオイスターソースがしっかり効いたもの、あっさり系にして素材の味が楽しめるものなど、味、風味、調理法が重ならないように意識。『味が物足りないな』と思うときは、うま味調味料や、かつお節、チーズ、しらす干し、油揚げ、ラー油などでうま味やコク、辛さをプラスします。

食を楽しんでもらいたいという想いは、家族だけにとどまりません。毎年数回、2~4キロのいくらのしょうゆ漬けや、5~10キロのりんごジャムを作るなど大量調理をして、それを友達や周りの人に分けているのだそう。

「小さい頃から『いろんなものを作ってみたい!』という願望があって、食べるよりも作る方が好きなんです。できた料理は周りの人にあげて、食のおすそ分けをしています」

また、食卓の雰囲気作りも大切にしています。

「大きくなった子どもたちとの会話を大事にしたいので、時間が遅くても家族揃って食べるようにしています。料理も、味だけでなく見た目にも気を配っていますね。お気に入りの食器に、テリ・ツヤのある料理を綺麗に盛り付ければ、食卓が華やかになり、満足げなごちそうさまが返ってきます。でも、結局は『おいしい』が最強ですね!」

市川家の食事には、料理好きだからこその細かな工夫がたくさんありました。毎日のおいしさや楽しさは、作る人のこうした工夫の積み重ねでできているのかもしれません。

  • 執筆/溝上 夕貴 編集/長谷川 賢人
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