厳しい寒さが少しずつ和らいできて、だんだんとおでかけが楽しめる季節になってきましたね。これからピクニックなどの予定を立て始める方も多いかもしれません。そこで気になるのが、行楽シーズンのお弁当作り!
家族みんなで気軽に食べることができて、いつもよりも少しだけ華やいだ気分になれるお弁当があれば、待ちに待ったおでかけもさらに楽しめるはず♪
今回は、管理栄養士の元雄桜子さんのもとに伺い、お弁当の大定番“おむすび”のオススメレシピをなんと8つも教えていただいちゃいました。見た目も味も大満足で行楽シーズンにぴったりな絶品おむすびをご紹介します♪
インタビューした人
管理栄養士
元雄 桜子さん
新卒で大手料理教室勤務にて料理講師、ヘルスケア事業部に従事。後に、SNS料理動画メディアにて勤務。現在はフリーランスの管理栄養士として企業のレシピ開発や撮影、イベント講師などを勤める。仕事と育児の両立に奮闘中。
- 調味料の味わいを活かした、華やかなおむすびレシピを考案
- 「ほんだし®」で作る、コク旨おむすびレシピを大紹介
- まだまだある! 味わい豊かなおむすびレシピ
- 春の行楽シーズンは華やかおむすびで決まり!
01
調味料の味わいを活かした、華やかなおむすびレシピを考案
── 今回はおむすびのレシピを8種類も考案いただいたとのことで、お話を伺えることをとても楽しみにしていました。バリエーション豊かにご検討いただいたそうですが、どのように考案を進められたのでしょうか?
元雄さん:今回は、味の素社製品を4種類使用して、調味料ごとに2つずつレシピを考案しました。使用したのは「ほんだし®」「ほんだし® いりこだし」「味の素KKコンソメ」「丸鶏がらスープ™」。それぞれ個性も味わいも豊かな調味料なので、特長を活かせるような味付けや食材とのコラボレーションを考えるところからはじめました。
──それぞれ「お魚のだし」「お肉と香味野菜のだし」「鶏のだし」と 風味の異なる調味料ですものね。具体的なレシピについてのワンポイントはこのあと詳しく教えていただければと思いますが、8種類のレシピに共通した意識やこだわりがあれば教えてください。
元雄さん:大きく分けて2つあります。まず1つは、行楽シーズンらしい華やかな見た目を意識することです。おむすびというと、具材をお米で包んだシンプルなものが多いですが、今回は作っている間も楽しんでいただけるよう、カラフルな具材を取り入れたレシピにしました。ブロッコリー、たまご、桜えび、キムチなどを取り入れた「目で見ても」楽しめるおむすびです。
もう1つのポイントは、なるべく具材を大きめに入れて混ぜること。見た目のボリューム感はもちろん、素材の食感も際立つので食べごたえが生まれるからです。おかずのついでに食べるごはんではなく、おむすび単体でも食べ応えのある食事として成り立つ。そんなおむすびを目指して考案しました。
── おいしさにこだわったうえで、「作る」「食べる」という体験そのものが楽しめるおむすびなんですね。
元雄さん:そうですね。せっかくの行楽レシピですから、家族みんなで作って食べるものにできたらという気持ちもありました。具材を混ぜてにぎるシンプルな作り方を意識したので、お子さんをはじめご家族でにぎやかに作っていただき、おでかけに持っていってもらえたらと思います。
02
「ほんだし®」で作る、コク旨おむすびレシピを大紹介
それではさっそく、元雄さんに教えていただいたレシピを大公開! 編集部がピックアップした2種類のおむすびを、調理工程つきでご紹介します♪
■「ミニ・ランチョンミートおむすび」の作り方
まずは、四角い形もかわいい「ミニ・ランチョンミートおむすび」から。
ランチョンミートは厚さ7mmで4枚に切り、フライパンで両面を焼き目がつくまでこんがり焼きます。
次に、ボウルに卵を割り入れ、砂糖、みりんを加えてよく混ぜる。サラダ油を熱したフライパンに流し入れ、丸い卵焼きを作ります。
「卵焼きをまな板にあげたら、ランチョンミートと同じ大きさに切っていきます。大きさを揃えると、完成形が美しくなりますよ」(元雄さん)
続いて、ボウルにご飯と「ほんだし®」を入れて混ぜ合わせ、4等分に。ラップにランチョンミート、ご飯、卵焼きの順にのせて握り、最後にのりを巻いたら完成。
「四角い見た目も印象的で、かわいらしいおむすびです。卵をランチョンミートと同じ大きさの四角に切るのがポイント。握るときに、少し力を入れて側面を整えると、形がきれいに仕上がりますよ。その際、クッキングシートの上で作業を行うと、卵がくっつきにくく綺麗に扱えます!」(元雄さん)
ミニ・ランチョンミートおむすび
沖縄のソウルフード風!スパムおむすびを「ほんだし®」でアレンジ。ランチョンミートの塩気、卵の甘さに、だしのうま味が効いたごはんがよく馴染み、ミニでも食べごたえのある一品です◎。
■「チュモクパプ」の作り方
「チュモクパプ」とは、韓国の定番おむすびのこと。元雄さんは、「ほんだし®」をつかって韓国風にアレンジ!
まず始めに、キムチ、たくあんを食感が残る程度に粗く刻みます。
次に、ボウルにあけたご飯に「ほんだし®」を加えて混ぜ合わせます。
ご飯に「ほんだし®」を均等に混ぜたら、具材をすべてご飯の上にのせていきます。色鮮やかな具材が並ぶ様子は、まさに「目で見ても楽しめる」料理ですね。
「具材の種類が多いので、まんべんなくしっかり混ぜてからにぎるのがポイント。ピリ辛風味が良いアクセントになります!」(元雄さん)
具材がよく混ざったら、8等分にして丸く握れば完成! 形が崩れないように強めの力でギュッと握るのがポイントです。
「キムチ、たくあん、とびっこなど、シャキシャキ&プチプチとした楽しい食感に、うま味が口いっぱいに広がるおむすびです」(元雄さん)
チュモクパプ(韓国風おむすび)
ピリ辛風味がなんともクセになる、彩りあふれる韓国風おむすび。「ほんだし®」が素材それぞれの風味を引き立ててくれるので、まるでおつまみ感覚で食べれちゃいます。食材の食感も楽しみながら召し上がれ♪
03
まだまだある! 味わい豊かなおむすびレシピ
その他、6つのレシピについても、特徴やつくるときのポイントなどを元雄さんにお伺いしました!
■「ほんだし® いりこだし」を使ったおむすび
「玄米や大根葉、『ほんだし® いりこだし』を使用した和風のおむすび。本格派のいりこだしを混ぜ合わせることで、いりこならではの甘く豊かな香りと、しっかりとしたコクが楽しめる味わいを意識しました。素材の味を楽しみたい方にオススメの一品です♪」(元雄さん)
いりこ玄米の梅醤油おむすび
香り豊かな「ほんだし® いりこだし」が素材の味を際立たせるシンプルなおむすび。梅、ごま、玄米の組み合わせは鉄板ですが、いりこだしの風味が加わることでしっかりとしたコクが感じられ、どんなおかずにも合う一品です。
青葉とじゃこのいりこだしおむすび
大根葉やじゃこなど和食には欠かせない食材に「ほんだし® いりこだし」の上品な風味が加わり、ワンランク上のおむすびに変身。さっぱりとした味わいが特徴です。大根葉をかぶの葉などで代用するのもオススメ◎
■「味の素KKコンソメ」をつかったおむすび
「『味の素KKコンソメ』と合わせたのは、具材の食感や風味がしっかりある具材たち。大きめにカットしてごはんと混ぜるのがポイントです。ピラフのような感覚で食べられる、新感覚のおむすびたちをぜひ一度味わってみてくださいね」(元雄さん)
パセリとソーセージの洋風おむすび
ゴロッと入ったソーセージがインパクト大な洋風のおむすび。パセリを加えることで、ジューシーながらもすっきりとした仕上がりになりました。馴染みある味わいなのに、どこか新鮮な組み合わせを楽しんでみてください!
ブロッコリーと卵のコンソメおむすび
まるでお弁当がそのままおむすびになったかのようなコラボレーションが実現。ゴロっとした食感のブロッコリーにたまごがやさしく絡まり、食べごたえがある一品。お子さんにもオススメのおむすびです。
■「丸鶏がらスープ™」をつかったおむすび
「『丸鶏がらスープ™』で作るのは、食感や香りを楽しむおむすび。ザーサイ、桜えび、三つ葉、カニカマと意外な食材が登場しますが、『丸鶏がらスープ™』のやさしい味わいによって味や香りに調和が生まれます」(元雄さん)
ザーサイと桜えびの中華おむすび
ザーサイの食感と、桜えびの風味がアクセントになる、食べて楽しいおむすび。ザーサイのごま油の風味と「丸鶏がらスープ™」のコクとうま味が食欲をそそる組み合わせ。小ぶりで丸い形に握るので、小腹が減ってちょっとつまみたい…というときにも、パクっと手軽に食べられます。
04
春の行楽シーズンは華やかおむすびで決まり!
来たる行楽シーズンにぴったりのおむすびレシピをご紹介いただきました。ごはんと具材を混ぜる素朴なレシピのなかでも、これだけの工夫やアイデアがあるだなんてびっくりですね。作っても、食べても、見ても、どんなときでも楽しめるので、ワクワクが止まりません!
おでかけの日には、特にオススメ♪ご家庭にあわせた楽しみ方で、春らしさ満点の華やかおむすびを味わってみてくださいね。