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さらにおいしくなった「鍋キューブ 」どこが違う?最高の味を追求した開発のこだわり

さらにおいしくなった「鍋キューブ®」どこが違う?最高の味を追求した開発のこだわり

2023/09/14

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キューブを一つ入れるだけで、簡単に本格的な鍋料理ができる「鍋キューブ®」シリーズに、新しい仲間が加わりました!

2023年8月に新品種の「鶏だしコク醤油」と、さらにおいしくリニューアルした「鯛と帆立の極みだし鍋」が発売されました。

そこで今回は、マーケティング担当者の梶さんと開発担当者の三好さん・渋沢さんに、商品のこだわりやポイントを聞きました。

インタビューした人

食品研究所 商品開発センター調味料グループ(「鶏だしコク醤油」開発担当)

三好 航平さん

「鍋キューブ®」の中身開発を担当。家庭の新定番となるような温もりのある製品開発を目指して日々奮闘中。香川出身。上京してからは、都内のおいしいお店やカフェを探すことに夢中!

インタビューした人

食品研究所 商品開発センター調味料グループ(「鯛と帆立の極みだし鍋」開発担当)

渋沢 ひかりさん

「鍋キューブ®」の中身開発を担当。幼い頃から大の料理好きで、高校1年生~現在まで毎日家庭の夕ご飯作りを担当。当社製品を使ったアレンジメニューを調理し、日々をおいしく・楽しく・健康的に過ごすのが最近の楽しみ。

インタビューした人

調味料事業部 メニュー調味料グループ

梶 敬さん

「鍋キューブ®」など家庭用製品のマーケティング戦略を担当。秋冬はもちろん、春夏も鍋料理をこよなく愛す。北海道出身。キューブ型調味料の無限の可能性を追求中。
  1. コンセプトは「少ない具材でも、味がしっかり決まるだし」
  2. 「丸鶏がらスープ™」の知見を活かしながら、原材料にこだわった
  3. 料理好きだったから思いついた、生臭さを取り除くアイデア
  4. 「鍋キューブ®」で「料理の楽しさ」と「健康」を届けたい!

01
コンセプトは「少ない具材でも、味がしっかり決まるだし」

——「鍋キューブ®」の新品種「鶏だしコク醤油」を作るきっかけは何でしたか?

三好さん:昔に比べて、ご家庭で鍋にいれる具材の種類が減っているという背景があり、「少ない具材でも味が決まるだしをつくる」というコンセプトで始まりました。具材が少ない分、それらから出るだしやうま味も減ってしまいますよね。それによって複雑な味わいを出すことが難しくなってしまうんです。実際に調べてみると、2001年頃は10種類ほど使われていた「具だくさんの鍋」から、この20年で5〜6種に絞った「シンプル鍋」へ変わってきていました。

——「鯛と帆立の極みだし」のリニューアルのきっかけは何でしたか?

渋沢さん:「鯛と帆立の極みだし鍋」は、もともと2018年に発売され、ご好評をいただいていました。ただ、年に数件ほど「海産物特有の生臭さを感じる」というご指摘があり、翌年にリニューアル。その後も数は少ないですが定期的にご指摘があったため、さらに生臭さを減らすべく、2度目のリニューアルに踏み切りました。

02
「丸鶏がらスープ™」の知見を活かしながら、原材料にこだわった

——「鶏だしコク醤油」でこだわったポイントを教えてください。

三好さん:最も意識したのは「鶏も醤油もしっかり立つような味づくり」ですね。

レシピを考えるとき、どうしても醤油の風味が勝ってしまうのが悩みでした。この課題をクリアするために「丸鶏がらスープ™」の知見を生かして、鶏の風味に厚みを感じられるように調整しました。

特にこだわったのは、原材料です。「鍋キューブ®」は1キューブ10g以下。1つのキューブが小さいので、風味を出すために、たくさんの原材料は入れられません。少ない原材料でも鶏の風味を出すために、風味豊かな国産の鶏油(チーユ)を探すことに加え、外部の企業と「鶏油の風味をアップする原料」を独自に開発しました。

それらを組み合わせて、思い描いた味わいを実現できたんです。

03
料理好きだったから思いついた、生臭さを取り除くアイデア

──「鯛と帆立の極みだし」のリニューアルでは、どういった改善をしたのでしょう?

渋沢さん:まずはご指摘のあった「生臭さ」の原因を解き明かさなくてはなりません。

使っている4つの海鮮系の原材料を調べていくと、鯛の原材料が原因だとわかったんです。そこから、鯛の生臭みを抑えながら、鯛のうま味を引き出すチャレンジが始まりました。結論としては「焼いた鯛のような香り」がする原材料を入れて、生臭みをゼロにすることができました!

日本料理には、生臭みを抑えるために一度焼いてからだしを引く技法があります。私自身、料理が好きで、普段からそういった技法を取り入れていることから、このアイデアを思い付きました。

ただ、「焼いた鯛のエキス」を粉末にした原料はなかなか見つかりませんでした。社内の購買部門にも協力してもらいながら日本中を探し回り、「これだ!」というものと出会えた時は、喜びもひとしおでした。

04
「鍋キューブ®」で「料理の楽しさ」と「健康」を届けたい!

——新品種に限らず、「鍋キューブ®」の開発で特に大切にしていることは何ですか?

梶さん:一番は「だし感」です。「チーズ味」や「トマト味」の鍋もおいしいけれど、私たちとしては日本人に馴染みのあるだしの味を大切にしていきたいです。

ベースとなるだしの味がしっかりしていると、鍋以外の料理にも応用が利くんです。アンケートをとってみても、お客様の約半数は、炊き込みご飯や炒め物といった料理に活用されていることがわかっています。

——オススメのアレンジレシピがあれば、ぜひお教えてください!

梶さん:「鶏だしコク醤油」で仕立てる「和風ポトフ」はオススメですね。ポトフにはコンソメを使うことが多いと思うのですが、「鶏だしコク醤油」に替えると、白ご飯にとても合うんです!

渋沢さん:「鯛と帆立の極みだし」は炊き込みご飯にぜひ!鶏肉、にんじん、えのき、油揚げといったご家庭にある具材と炊くだけで、複数の魚介のだしが利いたひと味違うおいしさになります。

——今後、「鍋キューブ®」が目指していることは何ですか?

三好さん:「さらなる溶けやすさ」にチャレンジしたいです。液体タイプに比べるとまだ時間がかかるので、今後は「入れたらすぐに鍋が完成する」くらいを目指していきたいと思っています。

渋沢さん:健康とおいしさの両立ですね。「鍋キューブ®」には、社をあげて開発した「減塩の技術」が詰まっており、市販されている一般的な鍋つゆの素と比較してもほとんどの品種で、食塩相当量は低く抑えられていますが、今後はさらに工夫して食塩相当量をより抑え、みなさんの健康づくりにさらに役立ちたいです。

梶さん:もっとみなさんに使ってもらえるようにしたいですね。たとえば、去年からSNSを中心に、「追いキューブ」「混ぜキューブ」「締めキューブ」という言葉が見られるようになりました。

「追いキューブ」は鍋などにキューブを追加で入れること。「締めキューブ」は鍋の締めにキューブを入れることで、「鶏だし・うま塩」の鍋の締めに、「うま辛キムチ」を入れるといった使い方を指します。そして、異なる種類を混ぜて使うのが「混ぜキューブ」です。

こういった新しい言葉や使い方も、私たちではなく「鍋キューブ®」を愛用していただいている生活者のみなさんが生み出しています。これからも、みなさんが自由に、おいしく、健康に、料理を楽しむための商品を届けていきたいですね。

  • 執筆/鷲尾 諒太郎 撮影/加藤 甫 編集/長谷川 賢人
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