「時間がなくても、簡単においしい料理を作りたい!」という願いを叶えるには、さまざまな工夫が欠かせません。
「AJINOMONTO PARK」のシリーズ企画「味の素社員のご飯ルール」では、食べることが大好きな味の素社員の食卓をのぞき見。効率よく作るためのコツ、料理を楽しむための準備など、それぞれの工夫を聞いています。
今回は調味料事業部で働く長谷さんのご飯ルールです。調味料を実験的につかって、おいしさと楽しさを探求していました!
インタビューした人
調味料事業部 風味調味料グループ
長谷 駿佑さん
- 日々の料理から、仕事でも時短レシピを提案!
- 「ほんだし®」シリーズで、簡単に料理のレパートリーが広がる!
- 効率アップの秘訣には、「献立の型」と「段取り」にあり!
- 調味料は自分の感覚を信じて組みあわせる
01
日々の料理から、仕事でも時短レシピを提案!
6年間の量販店向けの営業を経て、この7月から「ほんだし®」のマーケティング担当になった長谷さん。主に新製品開発や、環境に配慮した「ほんだし®」のパッケージづくりをされています。
大学時代は、うどんを自ら打ったり、好きなインスタント食品の味を再現したりと、手間や時間がかかるものに挑戦。就職してからはどうしたらおいしく出来上がるか考えながら「時短料理」を楽しむように。そんな経験もあって、量販店のお客様向けに簡単で驚きのあるレシピ提案を心掛けてきたそう。
たとえば、「ほんだし®」で作っただしにトマトを漬け込む「トマトがとにかくおいしく食べられるレシピ」や、加熱をせず調理器具も極力使わない「冷蔵庫を開けて1分で仕上がる瞬間レシピ」を紹介していたのだとか。
02
「ほんだし®」シリーズで、簡単に料理のレパートリーが広がる!
「ほんだし®」の開発担当になってから、みそ汁以外でも「ほんだし®」シリーズをつかうようになったという長谷さん。
「『ほんだし®』シリーズをつかうと、より簡単に和風の料理を作れるようになりました。炒めものにちょっと加えるだけでも味が決まるんですよね。『ほんだし®こんぶだし』とレモン汁をつかって、焼き肉のタレや炒めものを作ったり、『ほんだし®』を野菜にかけてフライパンで蒸したりする料理をよくします」
「ほんだし®」シリーズには、かつおだし以外にも、いりこだしやこんぶだし、かつおとこんぶのあわせだし、焼きあごだしなど様々な種類があります。マンネリになりがちなみそ汁づくりも、だしの種類が変われば同じ具材でもガラッと違った味わいになるそうです。
「だしの奥深さを知ってから、みそ汁づくりは日替わりで『ほんだし®』をつかいわけるようになりました。だしと具材のおいしい組み合わせをみつけるのが毎日の楽しみです」
03
効率アップの秘訣には、「献立の型」と「段取り」にあり!
主菜、副菜、汁物とごはん。これが長谷家の基本の献立です。そして、料理をするうえで、ふたつのルーティンがあるといいます。ひとつ目は、「すべての料理を20分以内で作る」こと。
ある日の段取りを聞いてみました。
「最初に、鍋でみそ汁の水を沸かします。沸騰したら野菜を入れ、少し煮込んですぐ火を止める。予熱で具材に火を通しつつ、副菜の野菜を電子レンジであたためます。その間、主菜の野菜や肉を切って、手早く炒めていきます。炒め終わりのタイミングで、みそ汁の鍋に再び火をつけ、沸騰直前に『ほんだし®』とみそを加えます。最後に、電子レンジで作った温野菜にドレッシングをかければ、3品が完成です」
20分以内に作り終えるコツは、主菜は炒め物で、副菜には手をかけないことだそう。そして、レシピをなぞることにはこだわりすぎず、「自分の型を持てると早いです」と長谷さん。
ふたつ目のルーティンは「それぞれの料理に野菜を2品以上入れる」こと。つかう野菜はかぶらないように工夫するんだとか。
「火の通りやすさでつかい分けるのがポイントです。大根やにんじんなどの根菜は汁物に。小松菜やピーマンなどは副菜にします。主菜には、汁物と副菜でつかわなかった野菜や、足りていないと思う緑黄色野菜を。食材ごとに火の通りやすさをわかっていると、より効率的につくれるんですよ」
04
調味料は自分の感覚を信じて組みあわせる
日々の食事づくりの中でも「料理を楽しむ心を忘れない」ようにするのが長谷さん流。そのためには「自分の好奇心をくすぐるのがコツ」で、一役買ってくれるのが調味料です。
「レシピは見ずに、調味料を調合していくんです。どんな味になるんだろうと、想像しながら調味料を合わせていくのは、さながら実験のようでワクワクします。それで料理がおいしくなったときは、やっぱりうれしいです」
お気に入りの調味料の組み合わせは、「ポン酢+マヨネーズ」と「みそ+砂糖+酒」だそう。「ポン酢+マヨネーズ」は、炒め物にも、野菜の蒸し焼きにももってこい!「みそ+砂糖+酒」は、なすとの相性が抜群。カレー粉やニンニクを合わせれば、パンチが出て白いごはんが進みます。
他にも、好奇心をくすぐるために新しい食材にも積極的にチャレンジ。先日はラム肉の塊を購入し、青椒肉絲風に調理したそうです。
「料理がうまくいったときは嬉しいですが、ただ、失敗しちゃうときもあって……。そんなときは『全然、おいしくないね!』といって笑い飛ばして話のネタにするのが我が家流の楽しみ方です」
食べる人とのコミュニケーションも、料理を楽しむルールのひとつといえそうです。長谷さんのように、いつもと違った調味料や材料にチャレンジしてみると、新たな発見があり、料理をもっと楽しめるかもしれません。